第3話(脚本)
〇森の中のオフィス(看板無し)
翌朝
〇男の子の一人部屋
ロア「おはようございます。 昨夜は良く眠れましたか?」
マイ「は、はい・・・。 あ、昨日は拠点をクロトに案内して貰いました」
ロア「まぁ、もう友人が出来たのですか? それは素晴らしいですね!」
ロア「ここに馴染めるか不安でしたが、どうやら私の杞憂みたいでしたね」
マイ「そ、そんな事ないです・・・。 でもみんな良い人達ばかりで良かったです」
ロア「そうですか、それなら安心しました」
ロア「さて、今日は早速ですが依頼を受けて貰います」
ロア「今からロビーに案内しますのでついて来て下さい」
マイ「は、はい・・・」
〇おしゃれな受付
ロア「ここがロビーです。 そしてこちらが受付をしているロイドです」
ロイド「貴方がマイさんですね。 話はマスターから聞いてます、よろしくお願いします」
マイ「マスター?」
ロア「あぁ、説明が遅れました。 私はこのギルドのマスターを務めています」
マイ「え、えっ!?そうなんですか!?」
ロア「はい、なのでこれから何か困った事があれば私に相談して下さい」
ロア「さて、それでは早速ですが依頼を受注しましょう」
マイ「あ、あの・・・。 僕、まだ戦い方とか全然分からないんですけど・・・?」
ロア「それなら心配ありません。 今回は訓練依頼ですから」
マイ「訓練依頼・・・?」
ロア「はい、この依頼は新人に戦闘技術を教える為のものです」
ロア「なので今回は私が同行します。 それでは行きましょう」
マイ「は、はい!」
〇武術の訓練場
訓練場
ロア「さて、まずは武器を渡しましょう」
マイ「これは?」
ロア「それは杖という武器種です。 その武器は魔力の消費を抑えてくれるので初心者にはうってつけなんですよ」
マイ「魔力?」
ロア「体内に不思議な力を感じませんか? それを魔力と言います」
マイ「なるほど・・・。 でも僕、魔法なんて使った事ないんですけど・・・」
ロア「大丈夫ですよ、最初は誰だって初心者です」
ロア「まずはその杖を構えてみましょう。 肩の力を抜いてリラックスして、杖に意識を集中して下さい」
マイ「・・・」
マイ「わっ!光った!」
ロア「いい感じです。 ではそうですね・・・試しに〈ファイア〉を使ってみましょうか」
ロア「やり方は分かりますか?」
- このエピソードを読むには
会員登録/ログインが必要です! - 会員登録する(無料)