Braver's Story

菊地恵子

第2話(脚本)

Braver's Story

菊地恵子

今すぐ読む

Braver's Story
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇男の子の一人部屋
ロア「ここが今日から貴方の部屋になります」
マイ「・・・ありがとうございます」
ロア「それでは、私はこれで失礼しますね」
マイ「・・・はい」
マイ「・・・何か理解が追い付かないなぁ。 何で父さんと母さんを殺した奴は僕をここに連れて来たんだろう・・・」
マイ「それに何か変な名前で呼ばれてるし・・・本当は別な名前なのに・・・」
マイ「そう、僕の名前は・・・」
???「・・・邪魔するぞ」
クロト「・・・お前が新しく入った新人か?」
マイ「え?う、うん・・・」
クロト「俺の名前はクロト。 お前と同じブレイバーのメンバーだ、よろしくな」
マイ「・・・えっと、僕の名前は・・・」
マイ「あれ?思い出せない・・・。 本当の名前、何だっけ・・・」
クロト「記憶喪失なのか? なら医務室で診てもらった方がいいが・・・」
マイ「ち、違うんだ。 僕の名前はマイっていうんだけど・・・」
クロト「・・・何か訳ありみたいだな。 まぁいい、今は聞かないでおこう」
クロト「それよりこうして縁が出来たんだ、今から軽く拠点を案内しようと思うが・・・どうする?」
マイ「え?あ、うん・・・ならお願いしようかな・・・」
クロト「よし分かった、ついて来てくれ」

〇おしゃれな食堂
クロト「ここは食堂だ。 依頼が終わった後はよくここで食事を取るんだ」
マイ「・・・ん?あそこに誰かいるよ?」
クロト「あぁ、あれはアミレーとコリンだな。 何か話してるみたいだが・・・」
コリン「・・・凄いですね! 今回も見事に依頼を遂行したんですね!」
アミレー「あぁ、あの資料を見つけられたのは大きい」
アミレー「これで〈ナイトメア〉の調査も進む筈だ」
アミレー「ただ余りいい内容の資料では無かったがな・・・」
コリン「え、そうなんですか? ・・・もしかしてAウイルスの事ですかね?」
アミレー「随分鋭いな・・・あぁ、その通りだ。 資料によると、〈ナイトメア〉はあのウイルスを・・・」
クロト「おい、二人共。 今新人を案内中なんだ、後にしてくれないか?」
コリン「え、新人さんですか?」
コリン「・・・わぁ、貴方がマイさんですね? 話には聞いてましたよ」
コリン「僕はコリンと申します。 よろしくお願いしますね!」
アミレー「私の名はアミレーだ、よろしく頼むぞ」
マイ「え、えっと・・・よろしくね」
マイ「ところで何の話をしてたの?」
コリン「あぁ、兄さんの任務の話ですよ」
マイ「兄さん?」
アミレー「あぁ、私はコリンの兄なんだ。 良かったら弟共々仲良くしてくれると嬉しい」
マイ「うん、分かったよ」

〇研究所の中
クロト「よし、ここが資料室だ。 ここでは主に魔物についての生態や特徴が書かれた資料が保管してある」
クロト「何か知りたい事があったら此処を尋ねてみるといい」
マイ「へぇ、そうなんだ・・・」
???「お、クロトじゃないか! お前も調べ物か?」
クロト「デュランか。 いや、今日は新人を案内しているだけだ」

このエピソードを読むには
会員登録/ログインが必要です!
会員登録する(無料)

すでに登録済みの方はログイン

次のエピソード:第3話

ページTOPへ