Braver's Story

菊地恵子

第1話(脚本)

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〇寂れた村
  名もなき村

〇血まみれの部屋
???「・・・あぁ、そんな・・・父さん、母さん・・・」
???「・・・何で・・・一体どうして・・・」
黒い鎧の男「・・・まだ生き残りがいたのか」
黒い鎧の男「まぁいい、捕らえて研究所まで連れて行けばいいだけの話だ」
黒い鎧の男「まだあのウイルスは回ってはいないだろうからな」
???「・・・なんで・・・なんで父さんと母さんを殺したの・・・」
黒い鎧の男「・・・」
???「ねぇ、どうして・・・」
黒い鎧の男「・・・答える必要も、その義務もない」
???「・・・うっ・・・」
黒い鎧の男「・・・」

〇地下の部屋
???「・・・」
???「・・・ぅう・・・」
???「・・・あれ?ここは・・・?」
???「・・・よし、これでウイルスの影響はなくなったな」
???「ええ、それでこちらに引き渡すのはいつ頃になりますか?」
???「そうだな、目覚め次第そちらに渡すとしよう。もう奴に用は無い」
???「・・・」
???「・・・ところで、奴に付けた名はなんというんだ?」
???「マイと名付けましょう。 マイ=カインドです」
???「そうか、ではマイ=カインドを託そう。 あの両親みたいにはするな」
???「はい、わかりました」
黒い鎧の男「・・・目が覚めたようだな」
???「・・・」
黒い鎧の男「さぁ、マイ=カインドよ。 お前にはこれからある女の元へ行って貰う」
マイ「・・・!違う、僕の名前は・・・」
黒い鎧の男「マイ=カインドだ。 お前はもうマイ=カインドなのだ」
マイ「違う、違うよ・・・僕は・・・」
黒い鎧の男「マイ、お前に拒否権は無い。 お前はもう人間ではないのだ」
マイ「・・・そんな事ない、僕は人間だ! 普通の人間なんだよ・・・!」
黒い鎧の男「なら自分の耳を触ってみろ」
マイ「・・・え?耳・・・?」
マイ「な、何これ・・・!? 僕の耳って・・・こんなんじゃなかったのに・・・」
黒い鎧の男「それはお前がエルフに生まれ変わったからだ」
黒い鎧の男「ウイルスを取り除く際に使った秘薬の副作用でな」
マイ「・・・そ、そんな・・・」
黒い鎧の男「・・・さぁ、行くぞ」
マイ「・・・」

〇森の中のオフィス(看板無し)
黒い鎧の男「マイ、お前はこれからここに配属される事になる」
マイ「・・・ここは?」
黒い鎧の男「ここはギルド『ブレイバー』。 今日からお前はここで討伐者として働くのだ」
マイ「討伐者?」
黒い鎧の男「そうだ、ブレイバーでは現在悪の組織〈ナイトメア〉と戦っている」
黒い鎧の男「お前はそのギルドの一員となるのだ」

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