この転校生、問題すぎて不安なんだが

純連宮華(sumire)

十話 過去.no2(脚本)

この転校生、問題すぎて不安なんだが

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〇教室
  ・・・私の名前は千月金子。
  初めての高校生活。
  ここは優しい人がいっぱいだけど・・・
  偶然同じ年のいじめっこが、この高校と同じ場所だった。
  いじめっこがちょっかいかける、その瞬間だった。
「おい、やめろ」
前崎早太「・・・せっかく新しい学校生活むかえるのに いじめは、ないんじゃないか?」
  それからそのいじめっこは「もうつまんない」と不登校になってしまった。
  でも、助けてくれた男子の瞳、
  顔、見た目がとても私の目を奪わせた。
前崎早太「・・・お前大丈夫だったか?」
千月金子「う、うん、 ありがとう」
前崎早太「・・・そういえば、お前の名前知らないな。 名前は?」
千月金子「・・・千月金子。 貴方は?」
前崎早太「俺の名前は、前崎早太。 よろしく」
  その早太くんは、ずっといつも仲よく私と話していた。
  早太くんは、私だけの女友人だった。
  でもずっと、このままがよかったのに。

〇教室
  私の名前は哉宮麻緒。
  高校生活なんて、楽しくない
  なぜかって、顔のことでいじめられてばかり。
  ・・・いじめ?もう飽き飽き。
麻緒「現実って、どう生きるのだろう・・・」
  そう考えてるうちに、放課後が過ぎた。

〇学校脇の道
  休日のある日
麻緒(今日は、ちょっと散歩でもしようかしら。 ・・・暇つぶしにどっかたんさく──)
「おーい」
麻緒「・・・?って・・・え!?」
千月金子「わ、麻緒ちゃん! お久しぶり!」
麻緒「・・・お久しぶり」
麻緒「高校生活、どう?」
千月金子「ん、いじめがなくてよかった!」
千月金子「麻緒ちゃんは?」
麻緒「私は・・・、うん、楽しい、」
千月金子「ふーん・・・そっか、そういえば今日私、散歩するんだけど、一緒に行く?」
麻緒「あ、私も!」
千月金子「なんなら、一緒に行こうよ!」
麻緒「良いね、そうしよう!」

〇渋谷駅前
千月金子「・・・」
麻緒「わ、都会! あそこのビルのところに向かおうかな!」
千月金子「・・・まって!麻緒ちゃん!」
麻緒「・・・え──」
麻緒「うわ!?」
千月金子「ま、麻緒ちゃん・・・!?」
千月金子「・・・救急車!」

〇渋谷駅前
千月金子「・・・」
  その後の日から、残念なことに、麻緒はなぜか金子の思いで記憶を喪失し、あの日が来るまで私達は会うことがなかった。

〇田舎の病院の病室
麻緒「もう...嫌だ」

〇田舎の病院の病室
  いじめ、不幸、それらの事で私は・・・
  変化してしまった
麻緒「ならば、もう・・・」
麻緒「キャラを変えればいいじゃない☆」
麻緒「こうやって、生きれば、病むことができない!」
麻緒「うーん、そうねぇ、、、、 ぶりっこでいいかな?」
麻緒「よぉし! 今日から練習して、がんばろーっと!」
麻緒の父「なあ、お前に伝えたいことがあるんだ」
麻緒「ん?なぁに♡おとぅさん?♡」
麻緒の父「それは・・・どうしたのかわからないが、 重大なお知らせだ」
麻緒の父「お前が退院した後、この家族隣の町で引っ越すことになった」
麻緒「え?!」
  その数日後、私達は隣町へひっこした

次のエピソード:十一話 過去no.3

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