〇火山のある島
洋花「よおし！今日は冒険しよーっと！」
桃奈「あまり、冒険してないし、魔力を強くしたほうが良いしね」
神華「ま、それがあなた達の元の世界へ帰る手段ですし」
洋花「じゃあ早速妖怪でも倒そうか」
洋花「じゃあ、ちょっと私一人で冒険するから、 神華さんと桃奈ちゃんは二人で冒険してて！」
神華「え？それ危なくないですか？ もしも怪我したら・・・」
桃奈「確かに・・・ちょっと危なくないかな・・・？」
洋花（本当は・・・一人でいかないと行けない場所 がこの山にどっかにあったんだよね・・・）
洋花「大丈夫大丈夫！ 絆創膏もってきたし！ 体力つけるものももってきたし」
神華「ば、バンソウコウ・・・？ なんですそれ」
桃奈「絆創膏については私と冒険してから話そ」
神華「わかりました！ では洋花さん！気をつけてくださいね！ それでは！」
桃奈「ま、気を付けて！なんかあったら私の所まで来てね。じゃ、またあとで」
洋花「・・・」
洋花「・・・いくか」

〇けもの道
洋花「・・・確かこの道にあったはず」
洋花「・・・あ！」
森の人魚「なあ、この先になんかよう？」
洋花「あ、えーと・・・観光ですかね、観光」
森の人魚「ならいいです。 この先強い妖怪がいるから気をつけたほうが良いですよ」
森の人魚「じゃあ」
洋花「強い妖怪・・・？ なんか不穏だなあの人」

〇白い扉の置かれた森
洋花「・・・結局誰も襲ってはこなかった」
洋花「・・・て気づいたらもうついてた、ここに」
洋花「確かここに看板があって『壱名しか入れない。』と書かれていたきがするんだけど・・・」
洋花「なんでだろ──」
女「貴方・・・ここで何をしてるんですか？ 帰ってください」
洋花「あ・・・えーと、ここについて知りたかったので」
女「・・・そうですか。すっかり敵だと思ってしまいました」
女「まあいいでしょう。ここについて教えますね」

〇白い扉の置かれた森
女「ここは昔、多くの神がここに封印させられた結界があった場所です。 現在は神華さんが結界を壊しましたが・・・」
洋花「え？神華さんが？」
女「そうです、神華さん曰く「ここに大勢の神がいたら、そのうち神犹さんや、ここがおかしくなってしまう」とのことを仰ってました」
洋花「神犹・・・聞いたことがある名前ですねぇ・・・」
女「神犹さんという神は、この世界の三大神の指にはいっていて、選ばれた人しか会うことはなく、通常に会うことは不可能です」
女「そしてその選ばれた者は大体ですね、 「九尾級」つまり最大な魔力を使ってる者しかいませんし、大体は神です」
洋花「・・・人は選ばれますか？」
女「選べることはできますけど・・・ 流石に九尾級ぐらい、人間は強くありません。 九尾級は神様が得ることです」
洋花（・・・・・）
女「・・・どうです？説明わかりましたか？」
洋花「あ、わかりました！ 説明ありがとうございます！」
女「ならよかったです。 もしも、この扉に入るのらば・・・まあ今行った通り、「九尾級」つまり、強魔力ぐらいになれば入れます」
洋花「てことはまだ・・・入れないってこと・・・？」
洋花「・・・今はこの扉の先どうなってるのですか？」
女「・・・おっとその説明がまだいってませんでした」
女「この扉の先は、「集神塔」の入口です。 九尾級の神しかいません」
洋花「つまり、ここは九尾級の人しか入ることはできない・・・ていうことですね」
女「まあ・・・そうなりますね」
洋花「・・・じゃあ、ちょっと脱線しますけど・・・、今私の魔法の級？ってどれぐらいですか？」
女「・・・わかりました。 私は質問を問うので、貴方は答えてください」
洋花「・・・わかりました」
女「貴方は、一度だけ妖怪を倒したことはありますか？」
洋花「・・・はい」
女「神に魔法かけられたことは？」
洋花「まあ、回復魔法や、覚える魔法ならあります・・・」
女「・・・早速結果がわかったようです」
洋花（え？はや！）
女「貴方は・・・」

〇白い扉の置かれた森
女「「魔女級」つまり、やや弱いけど最強ですね」
洋花「つまり、微妙な位ですか・・・ わかりました、いっぱい妖怪倒しますね・・・」
女「強くなるには、妖怪を倒すだけではありませんよ」
洋花「え？」
女「貴方、この森に一つだけ透明な祠の場所があるの、わかります？」
洋花「・・・初めて聞きました、 それはどのような場所ですか？」
女「その祠には、青や紫、水色に光る宝石がいっぱいあるのです」
女「その宝石をとって、粉にして 「魔液」というものに混ぜて、１日後たったあと、体に塗ると、強くなります」
洋花「・・・めちゃくちゃ時間かかるんですね・・・」
女「まあ、その方法でやらないとまったく効果がないですね、」
女「それにできるのは一度だけですし、大変ですね・・・・・・。・・・あ、」

〇白い扉の置かれた森
女「おっと、私、すこし用事ができましたので」
女「ここでお別れのようですね」
女「それでは」
洋花「ありがとうございました」
洋花「・・・つまりがんばらなきゃ、神犹さんに会うことはできないていうことか・・・ 大変だな」
洋花「・・・いま女の人がいってた宝石の場所、いってみようかな」

〇洞窟の深部
洋花「・・・あった、祠」
洋花「・・・ちょっとだけ薄汚いけれど、ハンカチでとってとるしかないか・・・」
洋花「よし、とれた！」
桃奈「あ、洋花ちゃんいた！」
洋花「あ、桃奈ちゃん！」
神華「いやーまさかここにいたとは！ ・・・て」
神華「その手にもってるの、なんです？」
桃奈「・・・確かに、んー、宝石？」
洋花「あ、これはね」

〇洞窟の深部
桃奈「ふーん・・・」
神華「つまり「魔液」とならなきゃ意味ないとのことですか〜」
洋花「どうやって得るのかな・・・」
神華「「魔液」の得る方法ですか、」
神華「この世に「阿詠湖」という湖があるんですよ！」
神華「ちょっとこっからかなり遠い場所にありますが、魔力級あげたい人にはオススメの場所です！」
神華「どうです？行きたいですか？」
洋花「行きたいな！」
桃奈「・・・いいね、私も行こうかな」
神華「じゃあ、僕いま空中魔法を二人にかけたので、しっかりとつかんでくださいね！」