弐 魔樹(脚本)
〇畳敷きの大広間
夜。
神華「・・・きいたところ、確かここ空き家らしいので 自由に使っていいよと村長が言ってました!」
洋花「わぁ〜やったぁ〜!」
桃奈「・・・」
桃奈「ありがとうございます、」
神華「いえいえーそれほどでもぉー いやー感動言葉てれちゃいますなぁー」
洋花「ありがとう! じゃあ今日ここで暮らすね!」
神華「はい!わかりました! 良い夢見てくださいね!」
それから何時間が経過し、
日は沈み、桃奈ちゃんは、寝た。
〇畳敷きの大広間
洋花「・・・」
洋花「なんか起きちゃった・・・」
洋花「神華さんも今神社で祀って寝てるのか・・・」
洋花「ちょっと空気吸いたいから・・・ 外、出てみよう」
〇城下町
洋花「・・・」
洋花「曇り・・・か」
洋花「・・・」
洋花「なにあれ・・・?」
「・・・シュー」
敵グモ「シュゥウウウウウウウウウウウウ・・・」
洋花「・・・」
洋花「きゃ、きゃあああああああああああ!」
洋花「どどどどどどうしよう!?」
洋花「・・・」
洋花「や、やばい!体がしびれて・・・動かない!」
洋花「・・・」
洋花「えっ・・・?」
洋花「私の身から・・・」
洋花「なんか出た・・・」
敵グモ「グワアアアアアアアアアアアアアッ」
洋花「・・・」
洋花「えっと・・・私、」
洋花「魔法・・・使ってた、?」
村人「・・・夜なのにうっせえ音出すんじゃ、、、」
村人「て、なんだこの見事な木は?!」
洋花「・・・あぁ・・・」
洋花(あまり見られたくないから・・・ 帰ろう・・・!)
〇畳敷きの大広間
次の日。
桃奈「洋花ちゃん、おはよう!」
洋花「・・・」
洋花「あ、桃奈ちゃん! おはよ!」
神華「お二人共おはようございます! いやぁ今日は元気が出る朝でいいですね!」
洋花「私・・・あまり寝れてないような・・・なんか」
神華「おっと、それは残念ですねぇ」
桃奈「・・・、無理しないようにね、て──」
桃奈「洋花ちゃん!?なんか首に血ついてるよ!?」
洋花「え?わ、ほんとだ」
神華「僕が癒やしてあげましょう!」
洋花「あ、治った! やった!すごいですね!」
神華「いやいやーそれほどでもw この世界では当たり前ですからねー」
桃奈「私も魔法つかいたいなあ」
「ドンドンッ」
村人「なあ聞いてくれ! この村にすごい綺麗な木が咲いてるんだ・・・て」
洋花「あ・・・ 夜あったおじさん・・・」
村人「き、きみだ!!!! なんか深夜に君がいて 木の魔法出してた瞬間見たんだ!」
神華「え?」
桃奈「え? 洋花ちゃんが?」
洋花「え・・・? 出しましたっけ、 記憶にございませんが・・・」
村人「とりあえずこい! 村の中央に!」
〇城下町
神華「わあなんて綺麗なんでしょう?!」
洋花「私こんなきれいなの出したっけ、?」
桃奈「まさか、洋花ちゃん魔法使えるとはね」
洋花「え、だから出してないって!」
村人「よしこの事を村長に広めよう!」
洋花「ええええええええええええええええ!?」
〇屋敷の大広間
洋花「・・・」
神華「いやぁ村長に会うとか初めてじゃないですかぁ?」
村長「お、その木を咲かせた確か、「洋花」じゃ! すごい!」
洋花「だから咲かせてませんて!」
村長「どれどれー? 調べてみるぞー」
洋花「、わかりました・・・」
桃奈「洋花ちゃん、研究されてる・・・(笑)」
洋花「桃奈ちゃん・・・ 私どうなってるの?」
桃奈「調べてみればわかると思うんだけどなー」
洋花「うーん、」
村長「お!君もしかして魔法使えるじゃの!」
洋花「・・・え?」
神華「よ、洋花さん、?!」
〇屋敷の大広間
村長「洋花、樹木と雷と光操れるようじゃのぉ」
洋花「へ?」
村長「隣の確か、「桃奈」ていう子も調べてみるよ」
桃奈「え、あーわかりました」
神華「・・・」
桃奈「ど、どうでしょうか」
村長「桃奈、君は 毒、火、闇、水、が操れるようじゃの」
桃奈「え、え!?」
洋花「え、桃奈ちゃ、え?」
村長「はっはっは、 確か君たちは、」
村長「なんじゃっけ」
洋花「え、あー」
〇屋敷の大広間
村長「神社に誰かに取り憑かれられた?」
洋花「はいそうなんです、 古びた神社に行ってみたら、なんか意識失ったような・・・」
桃奈「桃奈ちゃん、あのときはびっくりしたよ」
村長「・・・その神社の名前は?」
洋花「すっかり覚えてません、 なぜか神社の名前の記憶は残ってないので」
桃奈「私もさっぱりだな、」
神華「・・・、それって、」
村長「どうした?神華?」
神華「ああ、いや何もありません、 よく考えたらただの馬鹿な推理ですよーw」
村長「そうか(笑) まあいい、」
村長「君たちはここで何をするんだい?」
洋花「あ、えっと、」
洋花「神犹さんていう神にあいたいので、 魔力あげたいんです、」
洋花「そのために妖怪を倒す冒険をします」
村長「ほぉほぉほぉ」
村長「確かこの村を抜けた先に妖怪が出る森があってな」
村長「そこいくと妖怪が出るのじゃが・・・」
村長「強いやつもいれば弱いやつがいる、 まあでも弱いやつが多くいるんじゃ、あそこは」
村長「まあ、行くんだったら気をつけるんじゃぞ」
桃奈「わかりました」
洋花「じゃあさっそく魔力あげてみよ!」
〇けもの道
洋花「わ、わあ、なにここ、怖い、」
桃奈「たしかに妖怪でそうだね」
神華「わ、僕怖いところ苦手なんでぇ──」
水龍「シュアアアアア・・・!」
洋花「わ、龍!」
桃奈「ねえ、この龍私達を襲うっぽいけど、 魔法使ったほうがいいんじゃない?!」
神華「今僕があなた達に魔法の呪文を覚えさせる魔法をかけました!」
桃奈「じゃあ出したほうがいいね、私攻撃するから、洋花ちゃん後ろをお願い!」
洋花「わかった!私後ろね!」
神華「僕も手伝わないとサボってるようで嫌なので!戦います!」
水龍「アアアアアアアアアアアアアアッ」
神華「なかなか弱い敵でした、」
洋花「いや、魔法使うのってかなり体使うものなんだね・・・」
桃奈「てかそれより、この龍水なのか怪しいし 周りの森なんか焦げてるよ・・・」
神華「あ、ほんとです!」
神華「やばい村長に痛い目されますよぉー ひぃん怖い・・・」
洋花「ほんと、貴方神様・・・?」
神華「ハイ神様ですよ! 年齢は・・・まあ若いんで(笑)」
桃奈「まあ、ね 年齢の事は言わないでおこ」
洋花「わかった・・・」
〇小さい滝
数分後
神華「戦った証に水という癒やしがあるんでぇ ここで傷を癒やしましょう!」
桃奈「魔法とか出さないの?」
洋花「確かに」
神華「いやぁ、あまり魔法出すの面倒くさいんですよぉ、なんか疲れるんで」
洋花「そっか、 まあ私ここの水で足冷やそうかな」
桃奈「私も」
神華「・・・」
神華「・・・」
神華「・・・、はぁ、」
神華「僕はいつか」
神華「、倒されるのかなぁ」