現役ゾンビ

夏目心 KOKORONATSUME

8 完全崩壊(脚本)

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〇明るいリビング
  翌日。
望月望「ん?」
虹野アカリ「・・・むにゃ・・・むにゃ・・・」
望月望「これから仕事だってのにまだ寝てやがったのか?仕方無い起こすか・・・」
望月望「おい!起きろ!アカリ!!」
虹野アカリ「う、ううん・・・」
虹野アカリ「は!ここは!?あ、あれ?正人君は!?」
望月望「何寝ぼけてやがるんだ?ここは俺らの家だろ?」
虹野アカリ「あ、そうか・・・戻って来てたんだ私・・・」
望月望「ったく手間を掛けさせやがって・・・」
望月望「ん?」
虹野アカリ「ちょ、何よ?人の顔ジロジロ見て?」
望月望「お前、何か酒臭いが、昨日何してたんだ?」
虹野アカリ「え?普通に家にいたわ・・・1人でお酒飲んでたのは本当だけど・・・」
望月望「本当かぁ?さっき知らない男の名前を呼んでたが、昨日何してたんだ?」
虹野アカリ「だ、だから1人で家で飲んでただけよ!ハッキリ言うけど、昨日の夜コンビニ以外何処も行って無いからね!!」
望月望「そうか?なら何で態々オシャレまでして家で飲むんだよ?昨日俺が帰って来た時、部屋の明かりも着いて無かったし・・・」
虹野アカリ「も、もう良いでしょ!?あなたには関係無いから!!」
望月望「はいはいそうですか・・・こんな奴に時間割いた俺が馬鹿だったよ・・・それより、お前も早く準備しろ・・・」
望月望「どうなっても知らないからな・・・」
虹野アカリ「何よ!失礼しちゃうわね・・・」
虹野アカリ「ん?これは?」
  望先輩が部屋を出る際、何かを落としたのでアカリさんはそれが気になり拾って見る。
虹野アカリ「これ、あいつのよね?てか、」
虹野アカリ「ちょ、ちょっと待って・・・これって・・・!?」

〇オフィスの廊下
  数時間後。お昼休憩。
望月望「あ〜疲れた!早く昼飯食って休むとするか!」
「その話本当なの?何かの間違いじゃ?」
望月望「ん?」
「本当なんです!確かに見たって人がいるんですよ!」
望月望「ん?何の騒ぎだ?」
モブ社員「だってあの望君とアカリさんの馬鹿が付く程のラブラブカップル・・・と言うか今は夫婦だけど、」
モブ社員「何かの間違いじゃ無いの?」
モブ社員「本当なんです!あたしもその時の写真見せて貰いました!これは間違い無くアカリさんでした!」
モブ社員「昨日、2丁目のホストから出て来る所を見たって!」
望月望「(は、はぁ!?アカリ?ホスト??)」
モブ社員「これがその時の写真です!」
モブ社員「・・・・・・」
モブ社員「え!これマジもんじゃない!?合成とかでも無いし・・・あんなに仲良かったのに信じられないわ!!」
モブ社員「でしょ!これって凄くヤバい事ですよ!!」
望月望「(し、信じられない・・・朝方からアカリが酒臭いと思ったがそんな事が!?そう言えば寝言で知らない男の名前も言ってたし、)」
望月望「(あれは夢を見てたからじゃ無かったのか!?俺の見えない所でそんな勝手な!!)」
望月望「お、おい!!」
モブ社員「あ、あれ?望君!?どうしてここに!?」
望月望「おい!今の話、俺にも詳しく説明してくれ!その時一体何があったのか!」
モブ社員「わ、分かりました!あのですね!」
  同僚からその時の話を聞いて、望先輩の怒りは限界を超えた。

〇明るいリビング
  今日の仕事終わり。
望月望「アカリ!何処にいるアカリ!!」
虹野アカリ「あら望、遅かったわね・・・」
望月望「お前!これは一体どう言う事だ!?」
虹野アカリ「は?」
望月望「お前!昨日1人でホストに行ってたんだってなぁ!!自分が結婚してるって自覚あるのか!?」
望月望「もう少し立場をわきまえたらどうだ!?」
虹野アカリ「・・・良くそんな事が言えるわね・・・」
望月望「はぁ?」
虹野アカリ「どの口でそんな事が言えるのかって聞いてるのよ!!自分の事棚に上げてウダウダ抜かして!!」
虹野アカリ「あんただって浮気してたじゃない!!」
望月望「はぁ!?証拠でもあるのかよ!?」
虹野アカリ「これよ・・・」
望月望「んな!それは!?通りで見つからないと思ったら・・・」
虹野アカリ「私に隠れて風俗に行ってたのね・・・私なんかよりもっと可愛い女の子とやれて、さぞかしご満悦頂けた様で!」
虹野アカリ「私もまだ、あなたと満足にやれて無いってのに!!」

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