現役ゾンビ

夏目心 KOKORONATSUME

7 超えては行けない一線(脚本)

現役ゾンビ

夏目心 KOKORONATSUME

今すぐ読む

現役ゾンビ
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇田舎の一人部屋
  その日の夜。
木島昂輝「・・・・・・」
木島昂輝「ん?どうぞ?」
雨宮ヒカリ「お疲れ様です!昂輝さん!」
木島昂輝「あぁ、ヒカリか!今日はどうしたんだ?」
雨宮ヒカリ「昂輝さん、明日休みだから差し入れ持って来ました!」
木島昂輝「おぉ!態々済まなかったな!お代は・・・」
雨宮ヒカリ「もう!そんなの良いですよ!幾ら明日が休みとは言え、お酒よりはジュースの方が良いかなって!」
木島昂輝「まぁ、確かに有効活用はしたいよな・・・んじゃ、乾杯しようか!」
  俺達はヒカリが買って来てくれたジュースで乾杯する。
木島昂輝「かぁ!疲れた身体に染みる〜!アルコールじゃ無いけど・・・」
雨宮ヒカリ「いつもお疲れ様です・・・休みは予定とか立ててます?」
木島昂輝「う〜ん、特に決めて無いな・・・」
雨宮ヒカリ「まぁ、難しいですよね・・・」
雨宮ヒカリ「所で、何読んでるんです?」
木島昂輝「え?あぁ、見る?」
雨宮ヒカリ「はい・・・」
木島昂輝「これなんだけどね・・・」
雨宮ヒカリ「えーっと、タイトルはゾンビ夫婦・・・ですか・・・何でまた急にこんなの読もうとしたんですか?」
木島昂輝「あぁ、実はな・・・」
  俺は今日の出来事をヒカリに話した。
雨宮ヒカリ「え?望先輩から電話が?しかも暫く音沙汰無いと思ったらそんな事になってたなんて・・・」
木島昂輝「そうなんだよね・・・そんなに辛きゃ離婚すれば良いのに、何でやらないか疑問に思えてさ・・・」
木島昂輝「ちょっと疑問に思えて調べてたんだよね・・・」
雨宮ヒカリ「なるほど・・・それで何か分かりましたか?」
木島昂輝「恋愛感情は冷め切ってるけど、社会的な意味や、世間の目が気になって離婚出来ない人が多いって・・・まだそこまでだけどさ・・・」
雨宮ヒカリ「・・・昂輝さんは、望先輩を助けるおつもりで?」
木島昂輝「いや、助ける気は無い・・・今日電話して着信拒否も決心したし、実際どんなもんか調べて損は無いかなって・・・」
雨宮ヒカリ「・・・懸命な判断だと思います・・・」
木島昂輝「まぁ、そんな所・・・」
木島昂輝「もうこんな話は辞めて、何か面白い話題でも話そうか・・・」
雨宮ヒカリ「・・・!賛成です!」

〇明るいリビング
  一方。
望月望「ただいま〜・・・」
虹野アカリ「・・・・・・」
望月望「(けっ!無視か・・・とは言っても、こいつとは何か話したいとも思わないしな・・・)」

〇ダブルベッドの部屋
  望先輩は少し乱暴に鞄を置いた。
望月望「あぁ・・・家に帰っても何かすげぇ虚しい・・・何かこう、癒しになる様な物無いか?」
望月望「そう言えば、最初の頃子供何人欲しいかって話もした気もしたが・・・結局作って無いな・・・」
望月望「ん?子供?待てよ?」
望月望「えーっと確か・・・」
望月望「あ、あった!」
望月望「でもどうする?幾ら何でも結婚した身で行くのはヤバいよな・・・・・・」
望月望「・・・もう気にする事も無いか!」

〇ビジネスホテル
  数分後。望先輩は1人でとあるホテルに赴いていた。
望月望「あぁ!もしもし?はい!お店のサイトを見てお電話させて頂きました!はい!はい!」
望月望「そうですね・・・特に指名したい子はいないので、指名無しでお願いします!」
望月望「あ!分かりました!場所は2丁目の夏目ホテルを希望します!私今そこにいるので・・・はい!お待ちしています!」
望月望「ふふふ!ちょっと値は張るが、今から楽しみになって来たぜ!なぁに、1回だけだからな!」
  数分後。
明石家七海「すみませーん!今回担当させて頂く明石家七海と申します!望月望さんですかぁ?」
望月望「おぉ!待ってました!そうです!俺が望月望です!」
明石家七海「本日はお店のご利用ありがとうございます!早速ですが、ホテルへ参りましょうか!」
望月望「えぇ!早く行きましょう!」

〇ホテルの部屋
望月望「あぁ!早くやろうぜ!もう待ち切れねぇよ!」
明石家七海「まぁまぁ慌てないで!今から着替えて来るから、注意事項読んで待っててね!」
望月望「分かった分かった!ちゃんと読むから早くしてね!」
明石家七海「うん!」
望月望「さてと・・・」
  望先輩が注意事項を読んで少しした後。
明石家七海「お待たせ!」

このエピソードを読むには
会員登録/ログインが必要です!
会員登録する(無料)

すでに登録済みの方はログイン

次のエピソード:8 完全崩壊

成分キーワード

ページTOPへ