現役ゾンビ

夏目心 KOKORONATSUME

1 巷のバカップル(脚本)

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〇アパレルショップ
虹野アカリ「あ〜!久し振りの休日だしどんな服買おうかな!コーデも凄く迷うし!」
望月望「好きなだけ買って良いぜアカリ!人生ってのは楽しんだもん勝ちって言うしな!」
虹野アカリ「そうよね望!思い付いたコーデして来るからちょっと待っててね!」
木島昂輝「・・・・・・」
望月望「っておい木島!何ボサっとしてるんだよ!」
木島昂輝「・・・あの、まだ買うんですか?」
望月望「当たり前だろ!折角のデートなんだからさ!」
木島昂輝「だったら、何で部外者の俺までここにいるんですか?」
望月望「どうせやる事無いから暇に決まってるからだろ!光栄に思え!優秀で時期社長候補のこの俺の役に立てるんだ!」
望月望「これ以上の誉れが何処にあるってんだ?」
木島昂輝「(俺だってやりたい事あるのに・・・撮り貯めしてたアニメ見たかったのに・・・)」
  俺の名前は木島昂輝。しがないサラリーマンだ。今日は休日なのだが、暇だと勝手に決め付けられて先輩の望月望さんと
  虹野アカリさんのデートの荷物持ちをやらされていた。
望月望「化粧品に玩具屋、今は服屋だし、次はケーキ屋を見に行くか!」
木島昂輝「えぇ、まだ買うんですか!?俺もうこれ以上持てないって言うか・・・」
望月望「あぁん?イチイチ文句言うな!そんな風に言うなら、今日は俺らのSP待機させてるから、そいつらにでも預けて置け!」
望月望「そんな事も分からないのか!?」
木島昂輝「いや、だから・・・」
望月望「良いからやるんだよ!待ってやる位の事はしてやるからよ!」
木島昂輝「わ、分かりました・・・行って来ます・・・」
木島昂輝「・・・・・・」
木島昂輝「(あぁ、袋だけでも10個位はあるじゃん・・・てか何で俺なんだよ・・・)」
  俺はナルハヤで荷物を先輩達のSPの人に預けて、直ぐに戻るのだった。

〇川沿いの公園
  役1時間後。
望月望「木島!確り構えろよ?」
木島昂輝「分かってますって・・・」
木島昂輝「行きますよ!」
木島昂輝「はい、撮れました・・・」
望月望「良し!次は別のポーズやるからな!」
木島昂輝「え?1枚だけじゃ無いんですか!?」
虹野アカリ「何言ってるのよ!後10枚位は欲しいからさ!」
木島昂輝「え?でも何に使うんです?」
虹野アカリ「SNSに上げたり、周囲の人達にあたし達の事自慢する為に決まってるでしょ?」
虹野アカリ「後、これが終わったら動画の撮影やるから・・・」
木島昂輝「えぇ・・・何もそこまでやる?」
望月望「良いからやるんだよ木島!1分1秒とも時間が惜しい!良いから次行くぞ!」
木島昂輝「・・・だから来たく無かったんだよ・・・」
望月望「何か言ったか?」
木島昂輝「い、いえ何も!さぁ、次行きましょうか!!」
  そこからも、俺は先輩達に言われるがままに写真や動画の撮影に協力させられるのであった。

〇地下駐車場
  それからまた数時間後。
SP「お、戻って来たか・・・」
望月望「お前ら、留守番御苦労だったな!」
SP「お帰りなさいませ望様!アカリ様!今日はどうでしたか?」
虹野アカリ「もう最高よ!望と一緒ならどんな事でも楽しいわ!」

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