勇者にはほしい才能がある

東龍

【番外①】「お前、6ヶ月間 何してたん?」(脚本)

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〇レンガ造りの家
マモ「‥‥‥で?」
マモ「6ヶ月、何してた?」
ギン「えーと‥‥‥」
ギン「それなら、まずお前ん家 行かせろやぃ!!️」

〇西洋の市場

〇書斎
ギン「本棚に『マチヨミ』が ギッシリ‥‥‥」
  ※『マチヨミ』
   最近決めた、町内会報誌のタイトル
マモ「部屋に置ききれなくなったら さすがにお前の連載部分だけ とっといて、あとは捨てる予定」
ギン「お、おぅ‥‥‥‥」
惣菜屋の店長「わぁ! マーたんの推しだ!」
マモ「推し様が 家に降臨したぜ、パピー」
ギン((パピー‥‥‥))
惣菜屋の店長「はぁい、からあげ あげる〜♪」
ギン「あっあっありがとうござみにゃっ(噛)」
マモ「── さて」
マモ「どこで何をしていた 貴様」
マモ「さすがに、6ヶ月間も本屋だけを ブラブラしていたわけじゃないだろう?」

〇黒背景
ギン「えーとぉ‥‥‥」

〇暗い洞窟

〇魔界
ギン「‥‥‥‥‥」
ギン「ョ㇟、かエ ʓか‥‥‥」
ギン「『疲労困憊! 疲弊する! 憔悴!  青息吐息! 満身創痍!』」
ギン「危ねぇ‥‥‥ちょっとアホになってた」
ギン((『疲れた系』の単語が  こんなに出るのなら、大丈夫かな?))
ギン「‥‥‥何日 戦ってたかな?」
ギン「で、どこから帰れるのかな‥‥‥と」
ギン「ん?」
ギン「本?」
  ※土を掘ると、古い書物が何冊か出てきた
ギン「読めないけど‥‥‥」
ギン「形状から察するに、この文字は もしかして、古代ノスキータ語?」
ギン「‥‥‥‥」
ギン「貴重なものでは‥‥‥?」

〇雪山
  まぁ、うろついてたら
  なんやかんやで 山から出れて。
  あぁ、勿論 本を持って。

〇古い図書室
  街の図書館に行って。
ギン「あのぉ、すみませぇん」
モブ「はぁい?」
ギン「雪山の奥で、古代ノスキータ語で 書かれた古い本を見つけたのですが‥‥‥」
モブ「ほわぁ!?️!?️」
モブ「あの、ゆゆゆ雪山でででで、 古代ノスキータ語の本んんんんんん‥‥‥?!」
モブ「おおおおお前、魔物とか 大丈夫だったのか‥‥‥?!」
ギン「あっ、はい 普通に退治しまして‥‥‥」
モブ「退治ぃ?!」
  で、事情を話して。
モブ「おおぉ‥‥‥ いつか探索に行きたいと思っていたので、 これはありがたい‥‥‥」
モブ「あそこら辺には、古代人の遺物や歴史が 埋まっているのじゃよ‥‥‥!」
ギン「一応、私が気付いた辺りにあった本は これで全部です」
  ※ギン、図書館の本の背表紙を視姦中
モブ「‥‥‥‥キミ」
ギン「なんです?」
モブ「ちょっと、探索しに行ってもらいたい 場所があるのじゃが」
ギン「はい?」

〇薄暗い谷底
モブ「あそこの横穴に、絶対 古代の代物が あるから降りて調べてきてほしい〜‥‥‥」
ギン「あっ、はい‥‥‥」
ギン「おぉ。 確かに、壺やら古書が積んでありますよ〜」
「やったぁーー!!️」
  ── とか。

〇断崖絶壁
モブ「あの辺りのどこかに、横穴があって〜略」
ギン「ほいほ〜い」
ギン「おぉ〜 壁画に何か いろいろと描かれてますよ〜」
研究員ら「おぉ! やはり、ここら辺の土地で〜云々」
研究員ら「古代の〜略」
  ── とか。

〇古い図書室
モブ「スゴイ×2!  ギン君のおかげで、調査困難だった場所を 調べることができたよ〜!」
ギン「そりゃあ、良かったです」
ギン「じゃあ、俺はこれで帰りま‥‥‥」
モブ「‥‥‥‥‥すまん」
モブ「もう何ヶ所か、ぜひ お力をお借りしたい場所が‥‥‥」

〇アマゾン川のほとり

〇岩山の中腹

〇密林の中

〇書斎
ギン「── ってな感じで」
ギン「遺跡調査のお手伝いしてたら あっという間に数カ月 経ってたよねぇ」
マモ「お人好しすぎない‥‥‥?」
ギン「でも、こういうお仕事するのもいいよね‥‥‥」
ギン「古物・古書‥‥‥いやぁ、楽しかったぜ」
マモ「お前が楽しかったのなら、別にいいけど‥‥‥」
マモ「で、あとは本屋をダラダラと回ってたと?」
ギン「アホの時に行かなかった本屋、 行きたいじゃん!」

コメント

  • マーたん一家の独特な呼称が尊いwwwオヤツに唐揚げ最高!!
    故郷のご飯以外を6ヶ月間も我慢して、あのションボリ顔でもそもそよそのご飯食べていたのかと思うとwww😂古い文献を探索するお仕事なんて楽し過ぎるけどみんな心配してたんだからね!?と言うか先人達隠し場所エグイよ(爆)

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