中編1(脚本)
〇洋館の廊下
✴︎はミズ・ジュエリーに助けられた代わりにデーモン・ラビットの弱点を話そうとしていた...だが
✴︎「先生の弱点は貴方に判断できるかどうか...」
ミズ・ジュエリー「なにそれ?わたしじゃわからないの?」
✴︎「後、あなたが何故...先生に勝負を挑みたいのか教えてほしいです」
ミズ・ジュエリー「あら、そうなのね...私の目的から話しましょうか」
〇洋館の廊下
ジュエリーは札束に火をつけて✴︎に見せた
ミズ・ジュエリー「私、お金なんてどうでもいいの」
ミズ・ジュエリー「生まれてから何をするのも自由で100億以上の資産があるから。無くなる心配も無いし」
✴︎「あっ危ないじゃないですか!?」
ミズ・ジュエリー「平気よ〜」
ジュエリーは廊下に飾ってあった水の入った壺に札束だった紙くずを入れて消した
〇洋館の廊下
ミズ・ジュエリー「でもこれでわかったでしょ?お金に執着心がない事と...」
✴︎「警備が厳重なカジノで「火をつけても誰も駆けつけてこない」...という事はここはカジノの「死角」なんですね」
ミズ・ジュエリー「あら、意外と賢いのね」
ミズ・ジュエリー「勝負しがいがあるわ〜」
✴︎「勝負?」
ミズ・ジュエリー「えぇ!私の生きがいはギャンブル。全力で勝負するのが好きなの!!でもデーモンラビットにはいつも負けちゃうのよね〜」
ミズ・ジュエリー「だからキミの力が必要なのよ」
✴︎「なるほど...」
ミズ・ジュエリー「説明しづらかったらムービーもあるわよ」
〇闇カジノ
〇闇カジノ
✴︎「!?いつの間に」
ミズ・ジュエリー「これは数日前のカジノの映像。ムービーはどうやって撮ってるかは極秘よ☆」
ミズ・ジュエリー「さて、このムービーであなたがデーモンのどこを見ているか知りたいの」
✴︎「わかりました...では」
ー20分後
ミズ・ジュエリー「...本当にそうなの?」
✴︎「だから言ったじゃないですか!!先生が0.5秒瞬きした時は客の言う通りの数字を出す!」
✴︎「0.2mm微笑んだら客とは違う数字を出すって!!」
ムービーを改めて見ると実際にその通りだったのでジュエリーは納得がいかない様だが怒るのをやめた。
ミズ・ジュエリー「確かにあなたの言う通りね...でもこれじゃ私には攻略不可能だわ」
✴︎「じゃあどうするんですか...」
するとジュエリーは閃いた。
思いっきりニャリと笑いながら
✴︎「どうしたんですか?」
ミズ・ジュエリー「いいこと思いついたわ」
ミズ・ジュエリー「あなたがカジノでバトルすればいいのよ!!」
✴︎「お、俺が!?」
ミズ・ジュエリー「✴︎くん、ギャンブルの経験は?」
✴︎「一度も無いです。(アレ?俺、この人に名前言ったっけ...?まぁいいか)」
ミズ・ジュエリー「なら、みっちり修行コースね〜」
✴︎「え?」
ミズ・ジュエリー「ついてきなさい〜ちなみに拒否権は無いから〜」
そう言ってジュエリーはカジノの出口らしき方へ歩いて行った。
✴︎「成り行きとはいえ仕方がないから行くか」
〇地下駐車場
着いたのは出口ではなく駐車場だった。
〇車内
そして言われるがままに車に乗せられ向かった先は
〇高級一戸建て
ミズ・ジュエリー「家に着いたわよ〜」
✴︎「...合宿ってここでやるんですか?」
ミズ・ジュエリー「そうよ、入った入った!」
〇闇カジノ
家の中に入るとそこはさっきのカジノ場と瓜二つの部屋だった
ミズ・ジュエリー「驚いたでしょう」
✴︎「確かにそうですけど...」
泉城兎(いずみしろうさ)「ジャーン!メルちゃんもいまーす」
✴︎「メル⁈いつの間に」
ミズ・ジュエリー「あら、知り合いなの」
✴︎「俺の同級生です。男の娘の」
泉城兎(いずみしろうさ)「えへへ」
ミズ・ジュエリー「(...知らなかったわ)なら話は早いわ!これから1ヶ月、平日の放課後と土日、カジノの修行をするわよ」
泉城兎(いずみしろうさ)「わーい」
✴︎「わかりました。まずカジノのゲームのルールから教えてください!」
ミズ・ジュエリー「えっ⁈」
この時、ジュエリーは知らなかったのだ。✴︎がカジノのルールがわからなかった事を
中編2に続く