ダークネス団の新たなる陰謀(後編)(脚本)
〇総合病院
前回、病院に現れたダークネス団との戦いに挑むことになったハピネスファイブ。
ドクター・ブラック「では始めるとしましょう」
ブラックアーミー「ああ」
ハピネスファイブは果敢に立ち向かった。
紅城憲夫「させるかよ!!」
藍沢拓馬「ああ!」
常盤隆一郎「やって見せるさ!!」
「いつでも行けるわ!」
しかし歯が立たなかった。
紅城憲夫「博士、一筋縄では行かないよ!!」
〇研究所の中
福島博士「わかった!!すぐそっちに行くぞ!!」
博士たちは現場へと急行することに。
〇総合病院
ドクター・ブラック「もう茶番は終わりましたか?畳み掛けますよ!」
このピンチを切り抜けることができるだろうか?
負けるな、ハピネスファイブ!
〇総合病院
ブラックアーミー「力が湧いてくるぜ!!」
紅城憲夫「ちっとも歯が立たないな・・・!!」
福島博士「みんな、怪我はないか!?」
紅城憲夫「博士!!」
ドクター・ブラック「また邪魔が入りましたか!!」
福島博士「お前たちは恥ずかしくないのか!!」
ドクター・ブラック「黙りなさい!!」
ブラックアーミー「われわれを裏切ったこと、後悔させてやろう!!」
福島博士「元はと言えばお前らの本性が明らかとなって反逆してるんだ!!」
博士夫人「それがきっかけで決別したのよ!!」
ドクター・ブラック「何ですと?」
〇悪い大将の部屋
それは数ヶ月前のこと。ダークネス団のアジトにて。
福島博士「ボス、あなたがそんな人格者だとは知りませんでしたよ!! もうここをやめますから!」
ダーク「好きにしろ!!」
博士夫人「決別させてもらうわ!!愛想が尽きたのよ!!」
ナイトメアブル「好きにしな!!」
ダークウィザード「逆らったことを後悔させてやりましょうか」
これが、福島博士とダークネス団との抗争のきっかけとなった。
ミス・デビル「たっぷりと後悔させてやる!」
〇総合病院
紅城憲夫「つまり、博士たちはダークネス団を裏切ったってこと!?」
シャンシャン「そうです。私たちの考えとボスたちの考えは食い違いが生じたのです」
藍沢拓馬「博士だって本当はキツかったよな?」
博士夫人「当たり前よ。私たちとは考えが違ってきてたの」
山吹絵里奈「理系の私だって科学技術を人のために役立てたいわよ!!」
常盤隆一郎「物も使いようによってはいいことにもなれば悪いことにもなるね」
桜庭舞(医学だってそうよね。原子力の力が核兵器に使われたりでもしたら怖いし・・・)
博士夫人「あなた、あれを使って!!」
福島博士「了解!!」
福島博士「君たち、これを受け取ってくれ!!」
紅城憲夫「これは・・・!!」
福島博士「私の作ったレーザーガンだ。もしものためにダークネス団を離れた後に密かに研究所で作っていた秘密兵器だ」
紅城憲夫「わかった!!」
そのレーザーガンには、「ハピネスレーザーガン」と書かれていた。
福島博士「パワーアップアイテムだ!!」
藍沢拓馬「サンキューな、博士!!」
常盤隆一郎「これで形勢を変えてやる!!」
「オッケー!」
ドクター・ブラック「もう終わりですか?」
紅城憲夫「俺らはまだ負けねえ!!」
ハピネスレッド達は早速そのレーザーガンを使うことに。
紅城憲夫「行くぜ!!」
ドクター・ブラック「しまった!!」
ドクター・ブラックは攻撃を喰らった。
藍沢拓馬「行くぜ!!」
藍沢拓馬「行くぞ!!」
「ワー!」
山吹絵里奈「私だって!!」
山吹絵里奈「覚悟!!」
ダークネス団の部下「ワー!!」
常盤隆一郎「さすがだ!僕だって!」
常盤隆一郎「行くぞ!」
ダークネス団の部下「ワーッ!」
桜庭舞「あたしだって!」
桜庭舞「覚悟して!」
ブラックアーミー「しまった!」
ドクター・ブラック「よくもやってくれましたね!」
紅城憲夫「今の言葉、そっくりそのまま返してやるぜ!」
藍沢拓馬「ああ!」
紅城憲夫「とどめを刺すとするか!」
常盤隆一郎「そうしよう!」
「そうこなくっちゃ!」
〇幻想空間
「ハピネスチェンジブック、オープン!」
「ハピネスチェンジブック、オープン!」
紅城憲夫「レッドスター!」
藍沢拓馬「ブルースター!」
山吹絵里奈「イエロースター!」
常盤隆一郎「グリーンスター!」
桜庭舞「ピンクスター!」
5人が描いた流星が、5角形を生み出した!
「ハピネスペンタゴンウェーブ!」
「ハピネスペンタゴンウェーブ!」
「ワー!」
ブラックアーミー「うわーっ!」
ブラックアーミーは紫藤翼という男性だった。そう、彼はダークネス団の一員だったのだ。
〇総合病院
ドクター・ブラック「これじゃあボスに怒られる・・・」
ドクター・ブラック「次はそうはいきませんよ!」
紫藤翼「あれ?僕は一体・・・?」
紅城憲夫「お前は悪い夢を見ていたんだよ」
紫藤翼「悪い夢?」
福島博士「君はダークネス団の一員だったんだよ」
紫藤翼「そうか、僕は操られてたんだ・・・・」
〇拷問部屋
回想。
紫藤翼「僕をどうする気だ!」
ドクター・ブラック「裏切ろうとしたあなたにそれなりの報いを受けてもらうのです!」
紫藤翼「やめろ!」
紫藤翼「うわーっ!」
〇総合病院
紫藤翼「というわけ」
藍沢拓馬「でももう大丈夫だ。ダークネス団と決別したかったんだろ?」
紫藤翼「はい」
山吹絵里奈「私たちはあなたを歓迎するわ」
常盤隆一郎「そうだよ。君をハピネスファイブのメンバーに迎えるさ」
桜庭舞「そうよ。だから安心して」
博士夫人「そうね。まずは研究所に戻りましょう」
シャンシャン「そうですね」
一行は研究所へと向かう。
〇研究所の中
研究所に戻った面々。
福島博士「まずは贈呈するものがある。ちょっと待ってくれ」
シャンシャン「しばらく待っていましょう」
博士夫人「そうね」
数分後。
福島博士「お待たせ。アイテムを持ってきたよ」
紫藤翼「これは?」
福島博士「変身アイテムのハピネスチェンジキーとハピネスチェンジブック、ハピネススマートウォッチとハピネスレーザーガンだ」
博士夫人「スマートウォッチは連絡通信用よ」
福島博士「ついでに君たちのもアップグレードさせてもらったよ」
紅城憲夫「すげぇな!」
博士夫人「これでいつでも大丈夫ね」
紅城憲夫「だな!」
新しい仲間が加わり、ハピネスファイブは賑やかになった。
福島博士「紫藤くんには私たちの研究所で助っ人として働いてもらうことにしよう」
紫藤翼「ありがとうございます。一生懸命助っ人します」
博士夫人「戦力になってくれてありがたいわね」
〇宇宙船の部屋
ダーク「ブラックアーミーが離反するとは信じられんぞ!」
ブラックスケルトン「確かに。このままで済むと思ったら大間違い」
アーミースケルトン「福島博士が我々を背いた事をたっぷり思い知らせてやりましょうかね」
ウィザードスケルトン「そうですとも」
このスケルトンたちは、ドクター・ブラックによって産み出された。
ダーク「そのためにも打開策を練らねば!」
クルエルマン「ごもっともですな」
アンハッピーフェアリー「名案があるわ。詳しくはあとで話すけど」
ダーク「じゃあその時に言ってくれよ、アンハッピーフェアリー」
フィアー「その時はまた出番を下さい」
ダーク「いいとも」
ダークネス団はより力を増すであろう。ハピネスファイブよ、負けるな!
福島博士の開発したレーザーガンのお陰でハピネスファイブの勝利。
しかも紫藤という仲間が加わるとは。結構なお釣りが来たようなもんですね。
さて、ダークネス団にはスケルトンを生み出すドクター・ブラック。そして良からぬ企みを思いついたアンハッピーフェアリー。
奴らが何をしてくるか。
5人+1人を追い詰める展開。楽しみにしてますよ。