〇教室
　　数日後──
　　またサイトを開こうとした。
　　だが、
　　お探しのページは見つかりませんでした。
　　と表示された。
露崎 令「な、何で・・・・・・」
　　検索履歴を見たが、そのようなサイトは見つからなかった。
藤田 早紀「ねー何見てるの？」
　　令くんと仲がいいクラスメイトの早紀が来た。
露崎 令「いや、何でもない」
藤田 早紀「まさかHなサイトとか？」
露崎 令「そんなの見る訳ないじゃん」
露崎 令「あ、あと、」
藤田 早紀「何？」
露崎 令「入れ替わりって信じる？」
藤田 早紀「え・・・・・・？」
　　急に言ってしまった。
露崎 令「いや、その、ネットでそういうのを見たから・・・・・・」
　　私は慌てて付け足した。
藤田 早紀「そんなの嘘に決まってるじゃん！」
　　そうだよね。
　　本当の事を話したい。
　　だけど話せる人がいない。
　　話したとしても早紀は広めそうだし、お母さんは信じてくれなさそうだし・・・・・・
露崎 令「あー。どうしよう」
　　私は両手で頭をかいた。
　　あのサイトはもう無くなったみたいだし、このままじゃ戻れない。

〇黒背景
「──ふふ」
「平あいはどうなるんでしょうね」