幸福戦隊ハピネスファイブ

どんぐり

納涼盆踊り大会での戦い(脚本)

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〇玄関内
憲夫の妹「いよいよだね、盆踊り大会!」
  今日は納涼盆踊り大会の日。
紅城憲夫「だな!兄貴は今日は仕込みで来れない分、思いっきり楽しむか!」
憲夫の妹「憲夫兄さんは店、継ぐんでしょ?」
紅城憲夫「それは、考えておくよ」

〇通学路
藍沢栞「盆踊り大会がいい天気でよかったわね」
藍沢拓馬「今日は親孝行してあげるからね」
藍沢敏夫「うれしいよ。こうして親孝行してくれるなんて」
藍沢華子「本当ね」
  拓馬も家族で盆踊りに出かけていた。

〇古いアパートの部屋
  絵里奈の暮らすアパート。
山吹絵里奈「準備完了!今日は盆踊り大会!そういえば、子供のころの盆踊り大会、楽しかったな・・・」

〇お祭り会場
  絵里奈が小学生だったころ。
山吹絵里奈(少女時代)「盆踊り、楽しかった!」
山吹紗季「絵里奈、屋台の方もめぐっていきましょう」
山吹絵里奈(少女時代)「行く行く!」
山吹敏治「蚊に刺されないようにしないとな」
山吹弘(少年時代)「お父さん、僕は金魚すくいに行きたい!」
山吹敏治「わかったわかった」

〇古いアパートの部屋
山吹絵里奈「今日は思いっきり楽しむわ!」
  準備を整えた絵里奈は出発した。

〇アパートのダイニング
  常盤家でも、出発の準備が行われていた。
常盤雅貴「忘れ物はないよな?」
常盤マヤ「いよいよね、盆踊り大会」
常盤隆一郎「そうだね」
常盤雅貴「じゃあ行くか」

〇住宅街
桜庭智久「家族みんなで行けるなんて嬉しいね、盆踊り大会」
桜庭舞「そうね」
舞の息子「いい天気でよかったね」
舞の娘「うん!」
舞の母親「そうね。せっかくの盆踊り大会ですもの」
舞の父親「しかも今夜はいい天気だ」
  桜庭家も盆踊り大会に出かけていく。

〇研究所の中
博士夫人「盆踊り大会、いい天気でよかったわ」
福島博士「シャンシャンの充電も完了したし、そろそろ出発だ」
シャンシャン「そうですね」

〇大樹の下
  盆踊り大会の会場は、街の大きな公園の広場だった。
盆踊り大会のスタッフ「準備はできましたね?」
盆踊り大会のスタッフ「こっちもですよ」
盆踊り大会のスタッフ「屋台の燃料の準備はできてます」
盆踊り大会のスタッフ「あらかじめガス抜きしておきましたから」
盆踊り大会のスタッフ「こっちはIHヒーター使ってますので」
盆踊り大会のスタッフ「それなら安心だ」
盆踊り大会のスタッフ「機械の調子も問題なし!」
盆踊り大会のスタッフ「屋台の在庫も問題ありませんよ」
大工「櫓もちゃんと組みあがりましたし」
大工の息子「僕も手伝ったからね」
大工「さすがは俺の息子だ」
盆踊り大会のスタッフ「警備も万全です」
大工「いい息子さんですなぁ」
大工の息子「資材いっぱい運んだんですよ」
盆踊り大会のスタッフ「バックアップも完了したぞ!」
盆踊り大会のスタッフ「ありがとう、あなた!」
盆踊り大会のスタッフ「こっちも準備できてます」
盆踊り大会のスタッフ「警備も強化しましたしね」
盆踊り大会のスタッフ「炭火の準備もできてます」
  最後の準備を整える面々。

〇大樹の下
  やがて、盆踊り大会の始まる時間になった。
紅城憲夫「いっぱい来てるな」
憲夫の妹「TVクルーも来てるわね」
紅城憲夫「財布は俺が預かるよ」
憲夫の妹「ありがとう」
TVレポーター「こちらでは、盆踊り大会が間もなく始まろうとしています!」
山吹絵里奈「今日は童心に帰って思いっきり楽しむわ!」
女子ソフトボールサークル部長「絵里奈ちゃんも来てたのね!浴衣、すっごくシックね!」
山吹絵里奈「先輩、ありがとうございます・・・」
藍沢華子「結構人気ね」
藍沢敏夫「ここならいいだろう」
藍沢拓馬「ここなら眩しくないしね」
藍沢栞「それに天気も悪くないしね」
常盤雅貴「スリやひったくりにも気を付けないとな」
常盤マヤ「もう、お父さんったら」
常盤隆一郎「職業柄だね」
常盤雅貴「そういうお前も、職業柄、方角に詳しいじゃないか」
常盤隆一郎「社会科教諭だからね」
舞の母親「結構賑やかね」
舞の父親「そうだな」
桜庭舞「そうね」
桜庭智久「財布、預かっとくよ」
桜庭舞「ありがとう」
舞の娘「そろそろね」
舞の息子「ああ」

〇空
  そのころ上空では。
ブラックアーミー「では、リベンジを果たすとしよう」
「アイアイサー!」
  ダークネス団が襲撃してきた!

〇大樹の下
「ヤーッ!」
  会場はパニックに陥った!!
シャンシャン「博士・・・」
博士夫人「一大事ね!」
福島博士「すぐに知らせる!」
「お母さん!?」
博士夫人「二人も避難して!」
  メンバーは、すぐに戦闘態勢に入った。
紅城憲夫「エマ、黙ってて悪かった!」
憲夫の妹「どうなってるの!?」
TVレポーター「こちら現場です!パニック状態となっております!」
藍沢拓馬「悪いけど、話はあとにして!」
藍沢敏夫「どうしたんだ?」
藍沢華子「どうしたのかしら?」
女子ソフトボールサークル部長「どうしたの?」
山吹絵里奈「話はあとにしてください!」
常盤雅貴(やむを得ん。職業柄だ!)
常盤雅貴「すぐに安全な場所へ逃げてください!」
常盤隆一郎(父さんのためにも!)
常盤マヤ「どこ行くのよ?」
常盤隆一郎「話はあと!」
桜庭智久「どうしたの?」
桜庭舞「ごめん!」
ブラックアーミー「これは傑作だ!」
紅城憲夫「おいこら! よくも夏の風物詩を台無しにしてくれたな!」
藍沢拓馬「こっちの身にもなれよ!」
山吹絵里奈「そうよ!」
常盤隆一郎「こっちには警察官がいる!その警察官とは、僕の父さんだ!」
桜庭舞「ひどすぎるわよ!」
紅城憲夫「それじゃあ変身だ!」
「ああ!」
「オッケー!」

〇魔法陣
「ハピネスチェンジキー、スタンバイ!」
「ハピネスチェンジキー、スタンバイ!」
「ハピネスチェンジブック、オープン!」
「ハピネスチェンジブック、オープン!」
「ハピネスチェンジ、スタート!」
「ハピネスチェンジ、スタート!」
紅城憲夫「昂る情熱のパワー!ハピネスレッド!」
藍沢拓馬「沈着冷静なるパワー!ハピネスブルー!」
山吹絵里奈「ピカッと閃くパワー!ハピネスイエロー!」
常盤隆一郎「穏やかで安らぐパワー!ハピネスグリーン!」
桜庭舞「心ときめく素敵なパワー!ハピネスピンク!」
「決してくじけない、5つのパワー!」
「ハピネスファイブ、登場!」

〇大樹の下
ブラックアーミー「やっちまいな」
「ヤーッ!」
紅城憲夫「準備はいいな?行くぞ!」
「了解!」
「わかったわ!」
女子ソフトボールサークル部長(あれが噂の、ハピネスファイブ!)
女子ソフトボールサークル部長(間近で見られてよかったわ!)
福島博士(どうにか負けるなよ!)
紅城憲夫「負けてたまるか!」
紅城憲夫「行くぜ!」
ダークネス団の部下「ワー!」
藍沢拓馬「こっちも行くぞ!」
藍沢拓馬「それっ!」
「ワーッ!」
山吹絵里奈「お仕置きよ!」
山吹絵里奈「えいっ!」
「ワー!」
藍沢拓馬「水は電気に弱いっていうからな!」
山吹絵里奈「ブルー、助かったわ!」
常盤隆一郎「ならば僕だって!」
常盤隆一郎「えいっ!」
ブラックアーミー「くそ!動けない!」
常盤隆一郎「お前の体をこれで締め付けてやる!」
桜庭舞「グリーン、助太刀するわ!」
常盤隆一郎「ピンク、すまないね」
桜庭舞「それっ!」
桜庭舞「覚悟!」
  花で埋もれて身動きが取れなくなったブラックアーミー!
「負けないで、ハピネスファイブ!」
紅城憲夫「とどめを刺すぞ!」
「ああ!」
「そうこなくっちゃ!」

〇幻想空間
「ハピネスチェンジブック、オープン!」
「ハピネスチェンジブック、オープン!」
  ハピネスチェンジブックを開いた面々は、中のページを操作した。
紅城憲夫「レッドスター!」
藍沢拓馬「ブルースター!」
山吹絵里奈「イエロースター!」
常盤隆一郎「グリーンスター!」
桜庭舞「ピンクスター!」
  5人の描いた流星が五角形を形成した。
「ハピネスペンタゴンウェーブ!」
「ハピネスペンタゴンウェーブ!」
「ワー!」
ブラックアーミー「次はそうはいかんぞー!」
  ブラックアーミーたちは、空の彼方へ飛んで行った。

〇大樹の下
「ハピネスファイブ、」
「今回も大勝利!」
TVレポーター「すごい大歓声!ハピネスファイブの大活躍でしたね!」
  メンバーは、その場で変身を解いた。
紅城憲夫「今まで黙ってて悪かった。 博士との約束だったんだよ」
憲夫の妹「もう気にしないわ。ヒーローとしての活躍、応援してるわ」
紅城憲夫「ありがとな」
藍沢拓馬「というワケだったんだよ」
藍沢敏夫「そういうことか。気にしなくてもいいよ」
藍沢華子(私、ファンになろうかしら?)
山吹絵里奈「というワケだったんです」
女子ソフトボールサークル部長「大丈夫。気にしないわ!」
山吹絵里奈「ありがとうございます!」
常盤隆一郎「というワケだったんだよ」
常盤マヤ「私は気にしないわ。先生とヒーロー活動、頑張ってね」
常盤雅貴「警察もヒーローも街の平和を守るもんだからな」
常盤隆一郎「そうだね!」
桜庭舞「というわけなの。今まで黙っててごめんね」
桜庭智久「気にしないさ。でも、無理はしないでね」
桜庭舞「ありがとう!」
  その後、博士夫妻からも説明があり、納得するのだった。
TVレポーター「それでは、盆踊り大会が始まります!」
  盆踊りは、大いに盛り上がった。

次のエピソード:ダークネス団の新たなる陰謀(前編)

コメント

  • 良かった点
    ・ハピネスファイブが緊急事態だったが故、やむを得ず身内に正体を明かした事。物語が大きく進展する事間違い無し。

    悪かった点
    ・上記の暴露だが、1人くらい反対や異を唱える人物が居ても良かった気がする。
    ・相変わらずダークネス団がポンコツ。無策で挑もうとするな。読者は飽き飽きする。
    ・効果音だけでなくBGMも付けるべき。

    次回はハピネスファイブを苦戦させる強敵が来る事を期待します。

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