勇者にはほしい才能がある

東龍ほフク

39/軟禁・遮断と……2話目の凡ミス謝罪(脚本)

勇者にはほしい才能がある

東龍ほフク

今すぐ読む

勇者にはほしい才能がある
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇ツタの絡まった倉庫

〇貴族の部屋
ギン「寒っ‥‥‥?」

〇空
ギン「‥‥‥雪?!」
ギン((そうか‥‥‥マモさんと先生、  なんとかなったんだ‥‥‥))

〇貴族の部屋
ギン((‥‥‥何日、寝てたんだろ?))
ギン((さむ‥‥‥;( ´⚰`):))
ギン((お風呂、お借りしようかな‥‥‥))

〇西洋風のバスルーム
ギン「‥‥‥‥‥( ´꒳` )」
ギン「‥‥‥‥?( '-' )」
オージュ・ウォゲ「ぐぁっ‥‥‥! ギン君‥‥‥!」
ギン「ど、どうしたんですか?!  先生‥‥‥?!( ゚д゚)」
オージュ・ウォゲ「雪山にはびこる 炎系の魔物を、 どうにかは出来たのだが‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「その時のなんやかんやで、マモ君と はぐれてしまい‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「すまない‥‥‥」
ギン「は?! そ、そんな‥‥‥:(´ロ`):」
ギン「山‥‥‥えっ、今はもう『雪山』な所で はぐれて‥‥‥?!」
オージュ・ウォゲ「あぁ‥‥‥」
ギン「う、嘘だろ‥‥‥?!」
オージュ・ウォゲ「‥‥‥‥‥‥」
オージュ・ウォゲ((すごくショックを受けていたなぁ、  ギン君‥‥‥))
オージュ・ウォゲ「私も、ギン君が悲しむ姿を見るのは 心苦しいが‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「‥‥‥大丈夫」
オージュ・ウォゲ「きっと、そのツラさを乗り越えて糧にし、 ペンを取り‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「素敵な作品を 書いてくれるだろうよね」
オージュ・ウォゲ「君は」

〇空
ギン「マモさーーん!!!!!」

〇雪山の森の中
ギン「マモさーーーーーん???」
ギン「マモマモォ〜〜〜イ!!!」

〇雪山
ギン「マモさ‥‥‥‥」
  あ。無理だ。
  闇雲に出てきて、ノーヒントでこれは無理だ。
ギン「マモさん‥‥‥」
???「あぁ、いたいた」
オージュ・ウォゲ「なんつー格好で、外に出てるんだい君は‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「ほら、この結界内にお入り」
  ※オージュは『暖かい結界内』にいます
ギン「はい‥‥‥‥‥」

〇城の客室
ギン「‥‥‥‥(グス)」
オージュ・ウォゲ「ギン君‥‥‥ごめんね? 私が不甲斐ないばかりに‥‥‥‥」
ギン「いえ‥‥‥」
ギン「余程、現場が大変だったから そのような事になったのだと思いますし‥‥‥」
ギン「‥‥‥‥‥‥」
ギン「やはり、俺が行かなかったから‥‥‥」
ギン「‥‥‥‥‥」
ギン「明日も、ちょっと捜索に行ってきま‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「でも、マモ君はそれを望んでるかなぁ?」
ギン「?」
オージュ・ウォゲ「彼なら、こんな時 「そんな事してる暇あったら、書いてろ!」 って言いそうじゃない?」
ギン「‥‥‥‥‥」
ギン「言いそう」
ギン「でも‥‥‥」
ギン「書く気にならないよ‥‥‥‥‥」
オージュ・ウォゲ((ふむ、やはりだいぶメンタルにきてるな))
オージュ・ウォゲ((私も、親友の息子がこんなに悲しんでいる  姿を見るのは胸が痛い‥‥‥))
オージュ・ウォゲ((でも、これを乗り越えたら絶対イイもん  書けるようになるから‥‥‥‥))
オージュ・ウォゲ((ファ〜イトッ!))
オージュ・ウォゲ「── そうだ」
オージュ・ウォゲ「マモ君のご両親に、連絡の便りを 出そうと思うんだけど‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「マモ君の住所は?」
ギン「え‥‥‥」
ギン「‥‥‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「‥‥‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「え?」
オージュ・ウォゲ「”友達”の家、知らないの?」
ギン「‥‥‥‥‥あ、いや‥‥‥」
ギン「『同じ町の人』『同級生』って事しか 知らな‥‥‥‥くて」
オージュ・ウォゲ「何それ? 本当に“友達”なの?(笑)」
ギン((俺、マモさんの事‥‥‥何にも知らんかった‥‥))
オージュ・ウォゲ((すっごい ショック受けてる‥‥‥))
ギン「すみません、部屋でちょっと‥‥‥ 休ませていただきます‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「‥‥‥ギン君」
オージュ・ウォゲ「バタついちゃったから、忘れてたけど‥‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「改めて『アググ賞』に投稿できて おめでとう!」
ギン「‥‥‥‥‥‥‥」
ギン「‥‥‥‥ありがとうございます」
オージュ・ウォゲ「ギン君さえよかったら、しばらく ウチにいてもいいよ!」
ギン「?」
オージュ・ウォゲ「暖炉のある家で執筆作業、だなんて 作家っぽいじゃない?」
オージュ・ウォゲ「君んとこの地方には出回っていない蔵書も ウチにはたくさんあるからさ」
オージュ・ウォゲ「メンタルが回復するまで、好きにいていいよ!」
ギン「‥‥‥‥はぁ」
ギン「じゃあ、お言葉に甘えて‥‥‥」
ギン「‥‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「‥‥‥‥」

〇モヤモヤ
オージュ・ウォゲ((炎系魔物のせいで ずっと地下に  潜んでいた雪系魔物が、表に出始めてる  気配がするなぁ))
オージュ・ウォゲ((ギン君の事だから 「倒しに行ってきます!」  ‥‥‥とか言いかねないな))

〇城の客室
オージュ・ウォゲ「‥‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「── うん これで、この家は外部から認識されないし 内部からも外を認識できない」
オージュ・ウォゲ「『創作活動』をするのに、とても いい環境だぜ」

〇空
  先生のご厚意に甘えて、マジでゴロゴロと
  先生宅に居座った。
  先生宅の蔵書には、見たことない
  本や作家が見受けられて新鮮で楽しかった。
  急に呼び出されて戦うはめになるような事が
  ないのは久しぶりだった。
  ちょっと、新しいプロットを
  考えてみたりした。

〇黒
  いや。そんな事をしている場合では
  ないだろう‥‥‥と、筆を置くも
  先生の言う通り、アイツの事だから
マモ「俺の心配してる暇あったら‥‥‥略」
  ‥‥‥と、怒りそうなので無作為に
  探しに行くのも ためらわれ。
  『対象喪失』から来る、軽鬱。
  何をするのが自分の為になるのか、
  マモさんの為になるのか、
  判断が、にぶい。
  暖炉の火が、暖かいせいかもしれない。

〇空

〇広い公園
ヴァガ「‥‥‥‥‥」
  『‥‥‥‥‥』
ヴァガ「雪が降ったせいで、三日三晩 遊んじまったぜ!!!」
  『くっそ‥‥‥タネがまさか
   オージュせんせぇ以外のヤツと
   こんな あそぶなん、て‥‥‥!』
ヴァガ「雪だるまと かまくら、作りすぎたね‥‥‥!」
  『雪合戦はぁあ オマエ、小さいから
   当たらないぃい ヒキョぉォオオ』
ヴァガ「ぶぁー(?)」
ヴァガ「腹の音かい?」
  『いや‥‥‥?』
ヴァガ「お、ぉおおおお!!!!!???」
ヴァガ「あぶねぇーー!!!!!」
  ちっさい2匹は 逃げ出した!

〇空
ヴァガ「あぁ??!? あれぇ???」
ヴァガ「気がついたら、町の中がなんか 荒れてなァい???」
  『タ、タネたちが ゆきあそび
   キャッキャしてる あいだに‥‥‥?』
ヴァガ「マジで?! うっそぉ??!」
ヴァガ「ギン先生らを呼んでくっか‥‥‥!」
  『うぃ‥‥‥!』

〇雪山の森の中
ヴァガ「あれ?」
ヴァガ「オージュ先生んち、ココら辺だったよね?」
  『あ゙っ‥‥‥!』
  『オージュせんせぇンち、
   かくれちゃったかもォ‥‥‥‥』
ヴァガ「は?」
  『せんせぇ、シューチューしたいときや
   ヒト嫌い こじらせた時‥‥‥』
  『結界をはって、家ごとかくれちゃうぅ‥‥』
  『他者の目からぁ 認識できなくなるぅ』
ヴァガ「なんソレ?!?!」
ヴァガ「じゃあ、ギン先生に会えない?! 連絡とれない?!」
  『うぃ‥‥‥』
ヴァガ「‥‥‥‥‥」
ヴァガ「ヴァにはっ! 『ドゥイプーワ』があるっ!!!!」
ヴァガ「家に直接ワープしてくっぜ!!!」
ヴァガ「ドゥ(略)」

〇モヤモヤ
ヴァガ「あれ?」
ヴァガ「屋敷の中じゃない‥‥‥?」
  『第一問・『0.05のライオン』にて、
   主人公が警察に疑われた時に
   持っていたものは?』
ヴァガ「なっ‥‥‥?!」
ヴァガ「このクイズは‥‥‥」

〇ツタの絡まった倉庫
ヴァガ「ギン先生らが屋敷に入る時に やらされてた“読書クイズ”‥‥‥?!」

〇モヤモヤ
ヴァガ「いやいやいや?! ここ、転移用の別次元なんすけど‥‥‥?!」
  『時間切れぇー』
  『第2問・今年の夏に刊行された、
   拾ったカバにフラダンスを教える
   爺の小説のタイトルは?🦛』
ヴァガ「あーーーっっ!! 何だっけ、カバ‥‥‥『ジジカバ』‥‥‥?」
ヴァガ「ぎょええぇえ‥‥‥」

〇雪山の森の中
  『‥‥‥‥‥』
ヴァガ「あんにゃろう!  何で異空間にまで、クイズ設置してんだよ!」
  『え? マジ?』
  『やだ‥‥‥さすが オォジュせんせ‥‥‥
   イカれてりゅ‥‥‥🥹』
ヴァガ「ギン先生に連絡とれないじゃんかよ! どーすんだよ!!」

〇黒

〇英国風の部屋
???「あのぉ‥‥‥‥」
ほふく前進する虫「‥‥‥‥ごめぇん」
ほふく前進する虫「あの‥‥‥『勇才』コミカライズしようと ネームを切っていて気がついたのですが‥‥‥」
ほふく前進する虫「2話目でこんなんあったのを お覚えでしょうか」
ギン「小説は『一朝一夕』に出来ねぇよ‥‥‥」
キン・ユルシャ「‥‥‥『イチョウシチュー』?」
ほふく前進する虫「‥‥‥‥的な」
ほふく前進する虫「コレ、私の無知が露呈しちゃったんですよ‥‥‥」
ほふく前進する虫「『一朝一夕』を「いっちょういちゆう」と 読むと勘違いしてましてのコレだったのですよ」
ほふく前進する虫「正しくは『いっちょういっせき』と 読む事に、最近気が付きました」
ほふく前進する虫「だって『一朝一夕』で何がどうして 『夕→せき』と読めるのさぁあ!!!?」
ほふく前進する虫「‥‥‥と、いうわけでノベライズや コミカライズでどう処理するんだか 楽しみですね(他人事)」

コメント

  • とうとうマモたんあの状況で登場せず…😰
    と思ったら小ちゃいものクラブが!!!
    雪遊びで仲良くなってるwwwしかも三日三晩も作り続け(爆)
    ヴァガちゃんの能力なら!ってオージュ先生のが何枚も上手だしクイズwww異空間異次元とはwww🤣
    でもステルスハウス(笑)良いなぁ〜超創作捗る〜
    取り敢えずヴァガちゃん早くマモたん見つけてあげて!!💦
    一朝一夕はキンさんだからあの間違え方だと思ってました!

成分キーワード

ページTOPへ