NEO IMPACT -O/D SCALE-

イグニス

episode11「前進」(脚本)

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イグニス

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〇宇宙戦艦の甲板
カイト・シュナイダー「──すぅ」
カイト・シュナイダー「よしっ!!」
カイト・シュナイダー「行くか!!」

〇ブリーフィングルーム
  出撃の3時間前
  メサイアのブリーフィングルームにて
ナディア・ヴィレナーヴ「みんな、よくここまで付いて来てくれたわ」
ナディア・ヴィレナーヴ「もうここからは、一か八かの勝負になるわ」
ナディア・ヴィレナーヴ「私たちはいつだってギリギリの戦いをしていたわ」
ナディア・ヴィレナーヴ「でも、いつまでもネメシス軍に怯えて生きていくのはごめんよ!!」
ナディア・ヴィレナーヴ「だから私たち、メサイアがいるのよ!!」
ナディア・ヴィレナーヴ「そういうことだから、みんな」
ナディア・ヴィレナーヴ「あともう少し」
ナディア・ヴィレナーヴ「私と一緒に踏ん張ってほしいの」
裏方のクルー1「艦長~!! 俺たちはこれからも付いて行きますぜ~!!」
裏方のクルー2「そうです!! 私たちも支配された環境を変えたいです!!」
ナディア・ヴィレナーヴ「ありがとう、みんな」
ナディア・ヴィレナーヴ「それでは、改めて作戦の内容を確認するわね」
ナディア・ヴィレナーヴ「まず、メサイアが戦闘区域に到着したら、MUを発進させるわ」
ナディア・ヴィレナーヴ「デビンのベオを本艦の護衛として配置させるけど、許容範囲内まではカイトのジークも援護対象にいれるわ」
デビン・スウィフト「おうよ、任せとけ!!」
ナディア・ヴィレナーヴ「次に、カイトが相手の第2防衛ラインを突破するまで、マイクのウィルで敵機を牽制しながらフォローしてちょうだい」
マイク・スティンガー「了解した」
ナディア・ヴィレナーヴ「最後に、カイトのジークがネメシススターに到着したら、目立たないようにコアのところまで侵入してちょうだい」
ナディア・ヴィレナーヴ「恐らく、あの紫のMUオルダが控えているはずよ」
ナディア・ヴィレナーヴ「だから、油断せずに目標を破壊するのよ」
カイト・シュナイダー「はい!! 必ず・・・」
カイト・シュナイダー「必ず、任務を成功してみせます!!」
ナディア・ヴィレナーヴ「では、他クルーの作業はおいおい指示を出していくわ」
ナディア・ヴィレナーヴ「総員、出撃開始よ!!」
全員「了解!!」

〇組織の廊下
  出撃の1時間前
カイト・シュナイダー「ん?? こっちに来るのは、誰だ??」
???「カイト兄ちゃん!!」
カイト・シュナイダー「ニック、リアンナ!!」
カイト・シュナイダー「どうしたんだい、急に??」
ニック・ハワード「もうそろそろ出撃なんでしょ??」
リアンナ・ウィンターズ「カイト兄ちゃんは怖くないの??」
カイト・シュナイダー「怖くないって言ったら嘘だけど・・・」
カイト・シュナイダー「でも、みんなの命がかかってるから、弱音ばかりは吐けないよ」
ニック・ハワード「カイト兄ちゃん・・・」
リアンナ・ウィンターズ「うぅ・・・」
リアンナ・ウィンターズ「お願い、死なないで!!」
リアンナ・ウィンターズ「またいなくなるのは嫌だよ・・・!!」
カイト・シュナイダー「リアンナ・・・」
ニック・ハワード「おい、泣くなよ!!」
ニック・ハワード「お前まで泣いたら・・・」
ニック・ハワード「あれ・・・」
ニック・ハワード「カイト兄ちゃんの前では泣かないって決めたのに・・・」
ニック・ハワード「おっかしいな・・・」
カイト・シュナイダー「ニック・・・」
「カイト兄ちゃん!?」
カイト・シュナイダー「ごめんよ、また心配させて・・・」
カイト・シュナイダー「確かに、僕は2人の前から突然消えてしまった・・・」
カイト・シュナイダー「でも、これだけは約束できるよ」
カイト・シュナイダー「例え、離れることになったとしても」
カイト・シュナイダー「僕は生き続けることを諦めないから」
カイト・シュナイダー「だから、今回も僕の帰りを待っててね」
「カイト兄ちゃん!!」

〇宇宙戦艦の甲板
  出撃の15分前
  発進台の近くにて
カイト・シュナイダー(もうそろそろか)
カイト・シュナイダー(でも・・・)
カイト・シュナイダー(怖いものは怖いな・・・)
???「カイト」
カイト・シュナイダー「うわっ!?」
カイト・シュナイダー「びっくりした~、アイネか」
アイネ・ラハリア「すみません、驚かせるつもりはありませんでした」
カイト・シュナイダー「いやいや、大丈夫だよ」
カイト・シュナイダー「大丈夫・・・」
カイト・シュナイダー「・・・」
アイネ・ラハリア「怖いのですか??」
カイト・シュナイダー「まあ、そうだね」
カイト・シュナイダー「でも、がんばらないと・・・」
アイネ・ラハリア「・・・」
カイト・シュナイダー「──!?」
アイネ・ラハリア「大丈夫、大丈夫です」
カイト・シュナイダー(僕の手を、アイネが握った!?)
カイト・シュナイダー(どうして・・・??)
アイネ・ラハリア「もう1人で思い悩む必要はないんですよ」
アイネ・ラハリア「あなたには、私たちがいるじゃないですか」
アイネ・ラハリア「それに」
アイネ・ラハリア「カイトはよく私を気にかけてくれました」
アイネ・ラハリア「今度は私があなたに勇気づける時です」
アイネ・ラハリア「ですから、私たちのこと頼ってもいいんですよ?」
カイト・シュナイダー「アイネ・・・」
カイト・シュナイダー「ありがとう」
カイト・シュナイダー「おかげで勇気が湧いたよ」
カイト・シュナイダー「だから・・・」
カイト・シュナイダー「だから、どうか見守ってほしい」
アイネ・ラハリア「はい、カイトが無事に戻ることを祈っています」
カイト・シュナイダー「それじゃあ、行ってきます」
アイネ・ラハリア「はい、行ってらっしゃい」
アイネ・ラハリア「どうか、ご武運を・・・」

〇コックピット
  現在時刻19:45PM
ナディア・ヴィレナーヴ「みんな、もうそろそろで戦闘区域に入るわ!!」
ナディア・ヴィレナーヴ「厳しい戦いになること覚悟してちょうだい!!」
クルー全員「了解です!!」
ナディア・ヴィレナーヴ「目標まであとどのくらいかしら??」
陳莉安(ジン・リアン)「目標まで、あと600kmです」
ナディア・ヴィレナーヴ「了解、MUはどうかしら?」
キャシア・フレシェット「バッチしですよ~」
ナディア・ヴィレナーヴ「それじゃあ、MU全機発進してちょうだい!!」
「了解!!」

〇宇宙戦艦の甲板
アナウンス「MU発進スタンバイ、OK!!」
アナウンス「準備できた人から発進してください!!」
デビン・スウィフト「おっしゃあ、ベオ行くぜ~!!」
マイク・スティンガー「ウィルも発進する!!」
カイト・シュナイダー「ジーク行きます!!」

〇宇宙空間
カイト・シュナイダー「O/D、今回もお願いするよ!!」
O/D「了解した、いつでもいいぞ」
  Access Balmung
  
  OK
  
  Checking now..............
  Include Complete
  To be continued・・・

次のエピソード:episode12「防衛戦」

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