NEO IMPACT -O/D SCALE-

イグニス

episode12「防衛戦」(脚本)

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イグニス

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〇宇宙空間

〇地球

〇近未来の会議室
  ネメシススター
  会議室にて
ネメシス軍のリーダー兵士「閣下、そろそろ時間です」
ウォルフガン・ウルマン「あぁ、すぐに行く」
ウォルフガン・ウルマン(やっと来たか、メサイアたち)
ウォルフガン・ウルマン(この私が鉄槌を下してやろうではないか)
ウォルフガン・ウルマン「ふふふ・・・」

〇兵器の倉庫
  ネメシス軍の格納庫にて
ネメシス軍のリーダー兵士「出撃の時間だ!!」
ネメシス軍のリーダー兵士「各員持ち場につけ!!」
「了解!!」

〇宇宙戦艦の甲板
オペレーター「MUの発進どうぞ」

〇宇宙空間
  メサイアから発進直後の出来事
マイク・スティンガー「みんな、聞こえているか??」
デビン・スウィフト「ああ、バッチしよ!!」
カイト・シュナイダー「こちらも、聞こえています」
マイク・スティンガー「よしっ、なら作戦の確認だが」
マイク・スティンガー「おおよそ敵の出方は司令室で艦長と話し合った通りだ」
マイク・スティンガー「だが、常に予想通りであるとも限らない」
デビン・スウィフト「まあ、あの紫のMUがいる限り、俺らでも対処が難しいけどな」
カイト・シュナイダー「ですが、コアを破壊しないといけないです」
マイク・スティンガー「そうだ、だから俺たちはいつも以上に役割を果たさないといけない」
マイク・スティンガー「特に、カイト、君の腕にかかっているぞ」
カイト・シュナイダー「はいっ!!」
カイト・シュナイダー「みんなのために・・・」
カイト・シュナイダー「そして自分のためにも、この任務を遂行してみませます」
マイク・スティンガー「・・・」
デビン・スウィフト「まあ、そう固くなるなって!!」
デビン・スウィフト「カイトの悪いところが出ているぞ~」
カイト・シュナイダー「いや、そんなんじゃないですよ」
カイト・シュナイダー「ちゃんと、がんばらないとなって・・・」
デビン・スウィフト「そういうとこだぞ~」
カイト・シュナイダー「あっ、それもそうですね・・・」
マイク・スティンガー「ふっ」
デビン・スウィフト「ん、笑ってんのか??」
マイク・スティンガー「いや、ただ・・・」
マイク・スティンガー「プレッシャーを感じすぎない方がコンディションがいいと思えるようになってきてな」
カイト・シュナイダー「マイクさん」
マイク・スティンガー「では、そろそろ指定エリアに侵入するぞ」
デビン・スウィフト「おうよ!!」
デビン・スウィフト「俺がしんがりを務めるから、ここからはお二人さんで行ってきな!!」
カイト・シュナイダー「はい、デビンさんも気をつけて!!」
マイク・スティンガー「では、いくぞ!!」

〇宇宙空間
  ネメシス軍の戦域にて
ネメシス軍のリーダー兵士「敵は発見できたか??」
ネメシス軍の一般兵士「はっ、約300km先で熱源反応を確認!! 2機のMUです!!」
ネメシス軍の一般兵士「さらに、600km先にもう1機MUがいるようです!!」
ネメシス軍のリーダー兵士「では、これより攻撃開始だ!!」
ネメシス軍のリーダー兵士「撃ちぃ方ぁ、始め!!!!」
マイク・スティンガー「攻撃くるぞ!!」
カイト・シュナイダー「了解!!」
カイト・シュナイダー「どいてくれ!!」
マイク・スティンガー「そこだ!!」
ネメシス軍の一般兵士「隊長、このままだと防衛ラインが突破されてしまいます!!」
ネメシス軍のリーダー兵士「えぇい、まだ退くわけにはいかん!!」
ネメシス軍のリーダー兵士「例のMUをこちらに向かわせろ!!」
ネメシス軍のリーダー兵士「もちろん、”向こう側”にもな」
ネメシス軍の一般兵士「はっ、かしこまりました!!」
カイト・シュナイダー「数が多い・・・」
カイト・シュナイダー「これじゃあ、キリがない・・・」
マイク・スティンガー「・・・」
カイト・シュナイダー「マイクさん??」
マイク・スティンガー「もうそろそろMUがやってくるだろう」
マイク・スティンガー「俺がかく乱攻撃をするから、その隙にネメシス軍の本拠地へ向かえ」
カイト・シュナイダー「えっ、でもそれじゃあ、マイクさんが・・・」
マイク・スティンガー「人の心配ばかりするな!!」
マイク・スティンガー「そんな暇があるなら、自分の心配を先にしろ!!」
マイク・スティンガー「俺はくたばるつもりはないからな」
カイト・シュナイダー「マイクさん・・・」
マイク・スティンガー「来るぞ!!」
カイト・シュナイダー「!?」
カイト・シュナイダー「あいつ、この前と同型のMU・・・」
マイク・スティンガー「俺の合図で行くんだぞ、いいな??」
カイト・シュナイダー「分かりました・・・」
カイト・シュナイダー「いつでも大丈夫です!!」
マイク・スティンガー「それじゃあ、行くぞ!!」
マイク・スティンガー「今だ!!」
カイト・シュナイダー「はいっ!!」
ネメシス軍のリーダー兵士「ちっ、青いMUを逃がしたか」
ネメシス軍の一般兵士「どうするのですか??」
ネメシス軍のリーダー兵士「まあいい、これ以上戦力をバラバラにしては本末転倒だ」
ネメシス軍のリーダー兵士「あとは、”あの方”に任せるとしよう・・・」
ネメシス軍のリーダー兵士「では、あの赤いMUを倒すぞ!!」
ネメシス軍の一般兵士「はっ!!」

〇コックピット
  メサイアの母艦にて
デビン・スウィフト「こちら、マイク」
デビン・スウィフト「今のところ異常なしだぜ」
ナディア・ヴィレナーヴ「定期連絡ありがとう」
ナディア・ヴィレナーヴ「引き続き見張り頼むわね」
デビン・スウィフト「あいよ!!」
キャシア・フレシェット「戦闘が始まってしばらく経つけど・・・」
キャシア・フレシェット「なんかここだけ静かすぎじゃない??」
陳莉安(ジン・リアン)「確かに、言われてみればそうかも・・・」
ナディア・ヴィレナーヴ(静か・・・ね)
ナディア・ヴィレナーヴ(一体、向こうは何を考えているのかしら・・・)
ナディア・ヴィレナーヴ(ん?? もしかして・・・)
ナディア・ヴィレナーヴ「何の警報かしら!?」
デビン・スウィフト「艦長、敵をたった今発見した!!」
デビン・スウィフト「MU1機だ!!」
ナディア・ヴィレナーヴ「なんですって!?」
ナディア・ヴィレナーヴ「手薄になっている私たちを確実に落とそうとしているのね・・・」
陳莉安(ジン・リアン)「艦長、更に敵の増援を確認!!」
陳莉安(ジン・リアン)「数は、えっ・・・!? 戦車クラス50機・・・!?」
キャシア・フレシェット「ちょっ、多すぎよ!!」
キャシア・フレシェット「どうすんのよ~!?」
ナディア・ヴィレナーヴ「みんな、慌てないでちょうだい!!」
ナディア・ヴィレナーヴ「これから、うちらも戦闘に入るわ!!」
ナディア・ヴィレナーヴ「敵のMUはデビンにお願いして」
ナディア・ヴィレナーヴ「戦車クラスの撃破はこのメサイアで実行するわ!!」
ナディア・ヴィレナーヴ「攻撃、開始よ!!」
デビン・スウィフト「おう、任せな!!」
陳莉安(ジン・リアン)「私たちもサポートします!!」
キャシア・フレシェット「ど~んとやってやろうじゃないの!!」

〇宇宙空間
カイト・シュナイダー「何とか切り抜けたけど・・・」
カイト・シュナイダー「あっ、あれか!!」
カイト・シュナイダー「これが、ネメシススターか・・・」
カイト・シュナイダー「これのせいで、日本が・・・」
O/D「カイト!!」
O/D「敵が来るぞ!!」
カイト・シュナイダー「ここにも──!?」
ネメシス軍のリーダー兵士「いたぞ!! あの青いMUを撃破しろ!!」
ネメシス軍の一般兵士「はっ、目標を青いMUへ!!」
カイト・シュナイダー「これ以上、邪魔しないでくれ!!」
カイト・シュナイダー「うおぉぉぉぉぉぉ!!!!」
ネメシス軍の一般兵士「隊長!!」
ネメシス軍の一般兵士「目標ロストしました・・・」
ネメシス軍のリーダー兵士「くっ、何てことだ!!」
ネメシス軍のリーダー兵士「あれが、噂の”マシンスレイヤー”なのか・・・」

〇研究装置
  ネメシススター中央管理室にて
ウォルフガン・ウルマン「・・・」
ウォルフガン・ウルマン「ふふふ・・・」
ウォルフガン・ウルマン「さぁ、再びこのネメシススターで地球を焼きつくそうではないか」
ウォルフガン・ウルマン「はははは──!!!!」
ウォルフガン・ウルマン「もう誰にも、この私を止めることはできない!!!!」
ウォルフガン・ウルマン「ぬはははは──!!!!」
  To be continued・・・

次のエピソード:episode13「大戦の火花」

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