勇者にはほしい才能がある

東龍ほフク

10.5/ギン君はぴば!……だが、メインは親父だ。(脚本)

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〇古書店
  ギン君の(最初の)立ち絵が
  完成したのが7/26でして。
  と、いうわけで誕生日として‥‥‥‥
  7/26の18時42分から、コレを作り出す無謀。

〇海沿いの街

〇英国風の部屋
キン・ユルシャ「今年も‥‥‥この日がやってきたか‥‥‥」
町人A(禁煙中)「ん? 何が? ギン君の誕生日の事?」
キン・ユルシャ「まぁ、そうなんだが‥‥‥」
「郵便でーす!」
キン・ユルシャ「おぉ、やはり来た‥‥‥」
「あざーす!」
キン・ユルシャ「あれ? 今年はシンプルに手紙だけ‥‥‥?」
町人A(禁煙中)「今年“は”?」
キン・ユルシャ「いつもは、もっと小包に果物とか 詰まってるんだよ」
キン・ユルシャ「湿布が詰めてあったこともあったなぁ‥‥‥」
キン・ユルシャ「中を見るか‥‥‥」
  『ギンのお父様へ』
  『ギン氏のお誕生日、
   おめでとうございます』
  『── そして‥‥‥』
  『ギンを作って下さったお父様、
   どうもありがとうございます』
町人A(禁煙中)「おぉい! ちょっと待てぇ!!?」
町人A(禁煙中)「マジ、誰からよ ソレ‥‥‥」
キン・ユルシャ「5年ほど前から、こんな感じで 俺に感謝しながら何かしら贈ってくる‥‥‥」
キン・ユルシャ「謎の人!」
町人A(禁煙中)「ギン君に、じゃなくて?」
キン・ユルシャ「“俺”に」
町人A(禁煙中)「な、何故‥‥‥?」
キン・ユルシャ「続き、読むぞ」
  『‥‥‥‥‥‥』
  『実は、今まで正体を隠していましたが』
  『本人と直接 接触してしまったので、
   この際もういいかなと』
「え?」
  『すみません。私、惣菜屋の息子の者です』

〇西洋の市場
禁煙さん「惣菜屋の息子、って‥‥‥アイツか!」
禁煙さん「オレにちくわ天ばかり勧めてくる、 謎の無愛想な奴!!!」
キン((なんで‥‥‥?))

〇英国風の部屋
町人A(禁煙中)「ギン君と、あの無愛想 どんな関係なん?」
キン・ユルシャ「えーと‥‥‥」
キン・ユルシャ「『壁に貼られたギンに片思いしている ところを俺に職員室の場所を教えてくれて、 フロアが違かった』」
町人A(禁煙中)「意味が全ッ然わっかんねぇ!!!」
キン・ユルシャ「と、とにかく‥‥‥今、ギンの旅に 同行しているヒーラーが彼なんだよ」
キン・ユルシャ「同級生で、友達‥‥‥? なのかな?」
町人A(禁煙中)「え?  ダチの親父を祝ってんの? コイツ。 何で?」
キン・ユルシャ「え〜、だからぁ〜 俺のおかげでギンがいるからぁ〜」
町人A(禁煙中)「‥‥‥‥‥」
町人A(禁煙中)「‥‥‥‥そうか。 俺も『禁煙ガム』の開発者には 感謝してもしきれないからな‥‥‥」
町人A(禁煙中)「そういう事か(?)」
キン・ユルシャ「続きを読むぞぅ🐘」
  『と、いうわけで身元もバレた事ですし。
   今日の誕プレは‥‥‥‥』
  『同封してある手紙を、私の実家の父に
   渡して下さい』

〇空

〇西洋の市場
キン・ユルシャ「── と、いうわけで息子さんからの手紙ですぅ」
惣菜屋の店長「えぇ? マーたんからぁ?」
((マーたん‥‥‥))
惣菜屋の店長「えぇっと、ナニナニ?」
  『よぉ、パピー。元気してるか?』
  『マミーも”ねぇね”も、息災か』
キン・ユルシャ((家族の呼び方のクセがすごい‥‥‥))
  『今日はギン君の誕生日だから、』
  『ギンの親父さんに“唐揚げ1ヶ月ぶん”
   くらい、サービスしたってくれや』
  『可愛い一人息子の頼み、聞いてくれよな』
惣菜屋の店長「‥‥‥‥‥」
キン・ユルシャ「わぁ、そんな💦」
キン・ユルシャ「お店の商品を勝手にそんな‥‥‥ねぇ?」
キン・ユルシャ「結構ですって!」
惣菜屋の店長「いいぜっ!!!!!」
惣菜屋の店長「キンちゃん、お得意様だしィ〜 昔は凄かったんだって?」
キン・ユルシャ「むかし‥‥‥」
惣菜屋の店長「魔物討伐とかガレキ運びとかさっ!!!!」
惣菜屋の店長「それに、うちのマーたんがこんな 頭の悪い頼みごとしてくるの珍しいぃっ!」
惣菜屋の店長「いいよ〜、お誕生日おめでとうねぇ〜」
キン・ユルシャ「俺の誕生日では、ないって‥‥‥」
町人A(禁煙中)((あ。惣菜屋の親父はエルム・ナキュ だって事を知らないままなんだよなぁ‥‥‥))
町人A(禁煙中)((別にいいけど))
町人A(禁煙中)「‥‥‥で、当の本人らは どうしてるんだろうなぁ‥‥‥」

〇広い公園
マモ「お前‥‥‥誕生日、何がほしい?」
ギン「はぁん?」
ギン「‥‥‥‥‥」
ギン「名前と『同級生っぽい』事以外の お前の情報‥‥‥‥」
マモ「‥‥‥まぁ、日頃なんでも買ってやってるし メシ作ってやってるしで」
マモ「今更やってやる事もないか」
ギン「いやいやいや?!  何が好きだとか趣味とか、ぶっちゃけ 「家どこだよ」とかっ!!!!」
ギン「俺、前述したお前の事以外は 何も知らんのだが?!?!」
マモ「俺の事を知ってトクする事 なんざねぇよ(ㆆ ㆆ)」

〇カラフル
  イーブイみたいに進化先が
  分かれてる男子(?)。

次のエピソード:38/オージュ・ウォゲはイイものを読みたい

コメント

  • 愛称から確実にマモ家が平和な家族であることが伝わりますね😊✨
    ギン誕生日おめでとう🎉
    キャラ生誕祭のFAとか見るの楽しいですよね😆愛が伝わるというか。
    ギンが『3人揃ってるOR母子家庭』で育ったら母親好みの知的+お金👌の青年になるんですね😅他にも不穏なルートがちらほら…今の環境がギンにとって最高の環境でありますように👍✨

  • キンさん相変わらずカワイイ💖
    そして毎年贈り物をするマーたんwww😂
    ちくわ天ばかり勧めるマーたんwww🤣
    頭の悪いお願い事とかもうパピーも語彙力高そうで(笑)
    唐揚げ1ヶ月分を丸ごとプレゼントって事!?(爆)
    お父さん同士の絡み、大変可愛らしくて堪りませんでした!!ギン君お誕生日おめでとう!!🎂

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