戦うブラコン

夏目心 KOKORONATSUME

4 雫のアプローチ 前編(脚本)

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〇綺麗な一戸建て
  カガリが入学してから一週間。
日野ホムラ「カガリ、入ってから調子どうだ?」
日野カガリ「うん!実力テストはちょっと大変だったし他にも覚えないと行けない事もあったけど、お義兄ちゃんの事考えたら」
日野カガリ「頑張れたよ!」
日野ホムラ「そ、そうか・・・そこの所変わらないな・・・」
海野雫「ホムラ!お早う!」
日野ホムラ「あ、雫お早う!今日も来てくれたんだ!」
海野雫「うん!」
海野並樹「なぁマイブラザー、どうしてこんな奴の家に毎朝来てるんだ?マイブラザーには俺がいるのに・・・」
海野雫「何言ってるの・・・家が近いし、行く所も一緒だし・・・何より幼馴染だし・・・」
海野並樹「えぇ・・・でも幼馴染って負けポジションだって誰かが言ってた様な・・・」
海野雫「え?でもそれ人に寄るでしょ?」
海野並樹「そ、そうだけど・・・」
日野カガリ「あぁ、またあなたですか・・・ここの所ずっと来てますね・・・」
海野雫「あ、カガリちゃんお早う!」
日野カガリ「あの、泥棒猫さん、内のお義兄ちゃんにしつこく絡んでる見たいですが、何かありました?」
海野雫「え?何の事?」
日野カガリ「世の中嘘告白とか金づるって言葉がある程ですから、あなたもお義兄ちゃんに対してそんな目で見てるって言うなら、」
日野カガリ「あたし容赦しませんからね?」
海野並樹「き、貴様!俺のマイブラザーをそこまで卑下するとは何様だ!?」
日野カガリ「お義兄ちゃんの義妹ですが何か?」
日野カガリ「てか前から気になってたんだけどさぁ、君並樹君だったっけ?その喋り方何とかならない?」
日野カガリ「神の力とか、地獄のどうたらとか、ハッキリ言ってキモいんだけど・・・」
海野並樹「な、何だと!?」
日野カガリ「正直ヒーロー漫画の見過ぎじゃ無い?病院行った方が良いよ?」
海野並樹「・・・いい度胸だ、そこまで言うなら見せてやるよ・・・俺の本当の・・・」
日野ホムラ「あぁ、また喧嘩始めたよ・・・」
海野雫「本当それ・・・でも何だか仲良い様にも見えるのよね・・・喧嘩する程仲が良いって言うし・・・」
海野雫「まぁこの子達には好きにやらせて、あたし達は先に行きましょう!」
日野ホムラ「え?良いのか?」
海野雫「何だかんだ楽しそうだし、あたし達は先に行こう・・・」
日野ホムラ「うん、それもそうだな・・・カガリ、俺ら先に行くぞ?」
日野カガリ「え?何言ってるの!?一緒に行こうよ!!」
海野雫「いやもう、仲良く喧嘩してれば良いわよ・・・あたし達は急ぐから・・・」
海野並樹「あぁ!どう言う事だマイブラザー!!」
日野カガリ「ちょっと!あんたのせいでお義兄ちゃん横取りされたじゃ無い!!」
海野並樹「な、何だと!?元はと言えばお前が変に突っ掛かるからだろ!!」
  俺達は自分の義兄弟を置いて行く形で登校した。

〇教室
日野ホムラ「やっと到着・・・」
海野雫「ねぇホムラ、次の授業まで時間あるし、一緒に何かやる?」
日野ホムラ「ん?取り合えず予習でもしようと思うけど・・・あ!あれの事忘れてた!」
海野雫「あ!これって・・・」
日野ホムラ「前に貸した攻めの四天王の下巻、最近用意するの忘れてて・・・」
海野雫「ありがとう!寝る前になったら読むね!」
海野並樹「マイブラザー!」
日野カガリ「お義兄ちゃん!!」
日野ホムラ「あ、お前ら、思ったより早かったな・・・」
海野並樹「貴様!よくも俺のマイブラザーを拐ってくれたな!!」
日野ホムラ「おいおい、人聞き悪いな・・・」
日野カガリ「酷いよお義兄ちゃん!あたしよりその泥棒猫を選ぶだなんて!!」
日野ホムラ「お前もお前だな、似た者同士め・・・」
海野雫「ちょっとあなた達!勝手に喧嘩始めたのはあなた達でしょ!?自分のやった事には自分で責任取りなさい!」
海野雫「後口の効き方!」
海野並樹「酷いじゃ無いかマイブラザー!俺を置いてその男を選ぶだなんて!」
海野雫「もう高校生でしょ!いい加減お義姉ちゃん離れしなさいよ!」
海野並樹「嫌だ!俺とマイブラザーは出会うべくして出会ったんだ!」
日野カガリ「そうですよ!もうこの変人義弟君と一生一緒になって上げて下さいよ!その方があたしも楽ですし!」
海野並樹「おい!誰が変人だ!神に選ばれた男と呼べ!」
海野雫「あぁ、埒が明かない・・・仕方無いか・・・」
日野ホムラ「ん?雫?」
海野雫「ホムラ、こっち来て!」
日野ホムラ「え?ちょま!どこへ引っ張ってくんだよ!?」
日野カガリ「あぁ!また横取りされた!!」
海野並樹「ま、マイブラザー!どうしてだ!どうして俺じゃ無いんだ!!」
  それから俺は雫に引っ張られて再度逃げ出す事となったが、カガリと並樹君は懲りずに何度も追い掛けてくるのだった。

次のエピソード:5 雫のアプローチ 後編

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