フリーダム放課後会話コメディ しゃべるちゃん

結城れもん

エピソード12(脚本)

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〇教室
アイリ「・・・・・・」
アイリ「────右?」
レナ「視力検査じゃないよ」
アイリ「んなこたぁ分かってるけど」
アイリ「レナはどうなん」
レナ「第一志望はB判定」
アイリ「Cってさ・・・・・・・・・」
アイリ「エロいよね・・・・・・」
キラ「わかる・・・」
レナ「わからないで」
アイリ「これ、実は「◯(←ウルトラ最強絶対合格判定)」だったのが、印刷ミスでCに見えてるんだよね」
アイリ「つまり、ウチは天才モテモテ美少女になったってコト、なんだよね」
キラ「信じるか信じないかは、アナタ次第です」
レナ「CはCだよ ビタミンCのC」
アイリ「くそぅ、あとやってない現実逃避は何だ!!」
キラ「踊ってない」
アイリ「それだっ」
アイリ「──────!!」
キラ「〜〜〜〜!」
レナ「・・・・・・」
アイリ「(チラッ)」
キラ「(チラッ)」
レナ「・・・・・・踊らないよ?」
アイリ「踊ってない夜が気に入らないの?」
キラ「ダンスホールは待ってるのに」
レナ「知ってるかどうか知らないから一応言うけど、ふつうのひとって現実逃避で踊らないよ」
アイリ「だってよキラ」
キラ「わたしは踊ってない夜を許さない」
レナ「勉強をしましょう 勉強勉強、みんなで大学行くんでしょ」
アイリ「ウチはC判定 レナはB、キラは頭良いから聞くまでもなくA判定」
アイリ「格差社会はこうやってできるんだナァ」
キラ「わたしは「◯←(←ウルトラ最強絶対合格判定)」だった」
アイリ「マジで!? すっげ」
レナ「そんなものないよ〜 見えてないもの見えてるよ〜」
キラ「見えてないものが見える────それだっ」
キラ「実に面白い」
アイリ「は?」
キラ「模試の結果の紙を・・・・・・」
レナ「あっちょとどこ行くの」

〇高い屋上
キラ「頼むぞイフリート」
火の精イフリート「はい」
レナ「喋ったっ!」
アイリ「てか急になに うちの模試結果握りしめて飛び出したかと思えば」
キラ「『炙り出し』」
アイリ「────?」
キラ「もしかするとC判定の下に「真の判定」が隠されているかもしれない CはシークレットのCだったのさ」
アイリ「おー! なんかおもろそー」
レナ「シークレットはSだからね 嘘教えちゃダメだよ」
キラ「────(キラッ)」
キラ「ではいざっ、炙っていくぅ!」
レナ「ねぇ待って」
レナ「なんで模試の判定がアクキーになってるの」
キラ「コレがハンドのパワーです」
  テテーン
アイリ「うおおおっ、すっごいすっごい超すっごい!」
キラ「まぁ、そういうことだ」
火の精イフリート「・・・・・・」
火の精イフリート「・・・・・・・・・!!」
  ──つづく!!

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