4 プレゼン(脚本)
〇オフィスのフロア
数日後、プレゼン当日。
崎守ほのか「ナルオ君、氷室君、お早う!」
ナルオシズム「お早うございます部長!」
氷室聡「お早うございます・・・」
崎守ほのか「2人ともいよいよ今日だけど、プレゼンの案は纏まった?」
ナルオシズム「バッチリですよ!僕ちゃんの力があれば、どんな問題もチョチョイのチョイですよ!」
崎守ほのか「それは頼もしいわね・・・氷室君は?」
氷室聡「まぁ・・・組み上げはできましたが、やっぱいざとなると本当にこれで良いのかなって・・・」
崎守ほのか「まぁ、確かに難しいわよね・・・2人とも、確りやってね・・・」
ナルオシズム「何だ氷室?当日まで遊び呆けてたか?」
氷室聡「そんなんじゃありません・・・色々思う所がありましたから・・・」
ナルオシズム「ほぅ?この分だと僕ちゃんの勝ちは確定だな・・・氷華ちゃんも僕ちゃんの事を見直してくれるのは間違い無い!」
ナルオシズム「氷室!退職届は早めに準備して置けよ?」
氷室聡「・・・先ずは見たり聞いたりしてもらわないとな・・・」
〇近未来の会議室
プレゼン開始時間。俺達は会議室へと赴き、発表が始まる。
ナルオシズム「えぇ皆さん!僕ちゃん、じゃ無かった・・・私が考案したプランは、生産性の向上を目的として、会社の地下に」
ナルオシズム「大規模のプラントを増設しようと考えております!」
モブ社員「ナルオ氏、定時資料に書いてある設計図は見る限り規模がとても大きい・・・実現は可能なのかね?」
ナルオシズム「大丈夫です!私の財力があればこの程度は半年でできるでしょう!もしこれが実現できれば、生産性の向上や、人員の負担も」
ナルオシズム「大きく軽減できるでしょう!」
モブ社員「なるほど・・・確かに、内で扱ってる商品をこれで生産できれば理想的だが・・・メンテナンス面の問題はどうなのかね?」
ナルオシズム「はい!それについてですが・・・」
氷室聡「うげ・・・ナルオさん、こんなスケールのデカい設計図作ってたのか?改革にはうってつけだし、確かに実現できれば・・・」
モブ社員「うむ、ナルオ氏の言いたい事は良く分かった・・・もう下がって良いぞ?」
ナルオシズム「ありがとうございます!ご検討お願いします!」
氷室聡「いよいよ俺の番か・・・」
氷室聡「ん?何だ?」
『氷室さんへ、氷室さんなら絶対やれると信じてます。応援には行けませんが、頑張って下さい!村瀬氷華。』
氷室聡「・・・何だよ・・・嬉しいじゃねぇか・・・」
そして俺は、数多の職員の人達の前に立ち、俺のプレゼンを開始した。
氷室聡「えぇっと・・・皆さん、改めまして、氷室聡です・・・私が考案したプレゼンを紹介します!」
氷室聡「私が考案した物は、AIによる職員へのサポートシステムです!」
ナルオ社長「AIによるサポート?具体的にはどんな物だね?」
氷室聡「はい、今はまだ開発段階ですが、スマホやパソコンのアプリでAIを使って職員の仕事の補助や新入社員等の教育を」
氷室聡「実行するシステムを採用しようと考えてます・・・」
ナルオ社長「なるほど・・・データはあるのかい?」
氷室聡「はい!今からお見せします!」
ナルオ社長「ふむふむ・・・なるほど・・・確かに幅が広いな・・・これでまだ開発段階なのかい?」
氷室聡「そうです・・・まだ荒削りなので・・・」
ナルオ社長「そうか・・・」
それから発表は無事に終わり、後は結果を待つだけだった。正直俺が選ばれる事は無いと思うが、俺はこの日疲れ切って
自宅に戻った後に直ぐ寝るのだった。
オオ!! 今時の話ですね😮
AI関連は疎いので、よく分かりませんが、企業物として他の方の書けない新規な話が書けそうですね!
プロの作品でも、企業物って殆ど池井戸潤氏が独占している印象で(あくまで印象ですが)難しいのでしょうね。その方面のネタに強いのが、素晴らしいです!!