七夕祭りの事件(脚本)
〇玄関内
紅城憲夫「ただいまー!」
憲夫の妹「おっかえりー! そういえばこの町で今週末に七夕まつりやるんだって!」
紅城憲夫「そりゃよかったな!」
憲夫は地元の七夕祭りに毎年出かけてるのだ。
〇一人部屋
その夜。憲夫はハピネススマートウォッチで通信していた。
紅城憲夫「というわけなんだけどさ、七夕祭りが近所でやるんで、よかったら行かないか?」
〇本棚のある部屋
藍沢拓馬「ああ。スケジュールにも問題ないぜ。その日は非番だしよ」
〇古いアパートの部屋
山吹絵里奈「もちろん全然問題ないわよ。その日は授業もバイトもないし!」
〇一人部屋(車いす無し)
常盤隆一郎「ああ。こっちはちょうど期末試験の採点期間だ。でも気分転換に行く予定だよ」
〇白いバスルーム
桜庭舞「問題ないわ。その日は11時に待ち合わせしましょう」
〇一人部屋
紅城憲夫「了解!その日が楽しみだな!おやすみ!」
通話を切ると、博士にも連絡をすることにした憲夫。
紅城憲夫「博士?俺だよ、憲夫。今度七夕祭りがあるんだよ」
〇研究所の中
福島博士「おおそうか。こっちも時間ができたら行く予定だ」
博士夫人「その日は晴れるといいわね」
シャンシャン「私の解析ですと、その日は快晴だそうです」
〇一人部屋
紅城憲夫「そうか。それなら安心だな。おやすみ!」
博士との通信を終えた憲夫はいつものように勉強をしてから寝ることにした。
〇田舎のショッピングモール
七夕祭り当日。その日は快晴だった。そしてここは駅近くのショッピングモールの裏手。
紅城憲夫「休みがとれてよかったな、兄貴」
憲夫の兄「ああ!」
憲夫の妹「3人で出かけるなんて久しぶり!」
憲夫は、兄の博隆、妹のエマと一緒に七夕祭りに来ていた。
藍沢栞「いい天気でよかったわね」
藍沢拓馬「今夜も晴れだって言ってたしな」
山吹絵里奈「いい天気でよかったわ。しかも今日は七夕!」
常盤隆一郎「今日は、親孝行してあげるね」
常盤雅貴「七夕まつり、毎年恒例だな」
常盤マヤ「小さいころから来てるものね」
桜庭舞「いい天気でよかったわ」
桜庭智久「そうだね」
舞の父親「子供のころからの楽しみだったもんな、舞」
桜庭舞「もう、照れるわよ・・・」
舞の母親「今年も楽しみね」
「早く行こうよ!」
舞の母親「はいはい」
〇モールの休憩所
中央広場もにぎわっている。
山吹絵里奈「へぇ、ローカルアイドルのイベントもやるのね。これがきっかけで全国的に知名度が上がるかもしれないわね!」
〇ショッピングモールの一階
アイドル「七夕祭り、楽しんでますかー?」
「楽しんでまーす!」
憲夫たちはアイドルのライブを楽しんでいた。
〇ゲームセンター
藍沢栞「やっぱパンチングゲームはストレス発散になるわね」
藍沢拓馬「そうだな。ここのショッピングモールのゲームセンター、昔のテーブルゲームもあることでも有名らしい」
藍沢栞「面白そうね」
〇映画館のロビー
常盤隆一郎「今日は僕がおごるよ」
常盤マヤ「それにしても感激よ。お父さんと一緒の映画なんて久々だもん」
常盤雅貴「そうだな。しかも隆一郎が座席をとってくれるしな」
常盤隆一郎「コンセッションで何買うか決めようよ」
常盤マヤ「そうね」
隆一郎は、ショッピングモール内の映画館で映画を見ることにした。
〇ショッピングモールのフードコート
フードコートにて。
「七夕ゼリー、美味しい!!」
舞の父親「今夜は、七夕そうめんだよ」
舞の母親「具材はもう用意してあるわね」
桜庭舞「帰ったら作るの手伝うわ」
桜庭智久「僕も手伝うよ」
〇空
ダークウィザード「今日のターゲットはここだな」
ダークウィザードは、目標を決めたようだ。
〇大きいショッピングモール
ダークウィザード「では、作戦を始めるか」
「アイアイサー!!」
ショッピングモール内はパニックに陥った!!
警備員「早く安全な所へ避難してください!」
〇ショッピングモールの一階
紅城憲夫「ダークネス団か!」
憲夫の兄「どうした?」
紅城憲夫「休養を思い出したから、ちょっと離れる!」
憲夫の妹「何かあったの?」
憲夫の兄「無事を祈ろう」
ちょうどその頃。
藍沢拓馬「どうしたんだ!?」
藍沢栞「何?」
藍沢拓馬「悪いけど、ちょっと用事思い出した!」
藍沢栞「何かあったのかしら?」
〇モールの休憩所
山吹絵里奈「ダークネス団ね!」
絵里奈は急いで駆け出した。
〇映画館のロビー
常盤隆一郎「いい映画だったね」
常盤雅貴「ありがとな、親孝行してくれて」
常盤マヤ「すっごくよかったわ」
常盤隆一郎「出たのか!」
常盤雅貴「どうした!?」
常盤隆一郎「ちょっと用事を思い出した!ここで待ってて!」
常盤マヤ「どうしたのかしらね・・・」
〇ゲームセンター
桜庭智久「欲しいのが手に入ったね」
桜庭舞「ここのガチャポン、いっぱいあって楽しいものね」
舞の娘「そうだね、ママ」
舞の息子「あっちの方もやりたいよ」
舞の父親「じゃあ両替してくる」
舞の母親「舞は欲しいの、手に入った?」
桜庭舞「もちろんよ」
桜庭舞「ダークネス団ね!」
桜庭舞「ごめん、ちょっと離れるわ。用事があったの」
舞の息子「どうしたのかな?」
舞の母親「さぁ?」
〇大きいショッピングモール
ショッピングモール入口。
ダークウィザード「一気にやっちまいな」
「アイアイサー!」
そうは問屋が卸さない!
ダークウィザード「誰だ!」
紅城憲夫「七夕祭りの邪魔しやがって!」
藍沢拓馬「台無しにされる身にもなれよ!」
山吹絵里奈「もうすぐステージイベントなのに!」
常盤隆一郎「こっちの身にもなって欲しいね」
桜庭舞「早く退散した方がいいわよ」
紅城憲夫「準備はいいな?」
藍沢拓馬「ああ!」
「いつでもオッケー!」
〇魔法陣
「ハピネスチェンジキー、スタンバイ!」
「ハピネスチェンジキー、スタンバイ!」
「ハピネスチェンジブック、オープン!」
「ハピネスチェンジブック、オープン!」
「ハピネスチェンジ、スタート!」
「ハピネスチェンジ、スタート!」
紅城憲夫「高ぶる情熱のパワー!ハピネスレッド!」
藍沢拓馬「沈着冷静なるパワー!ハピネスブルー!」
山吹絵里奈「ピカッとひらめくパワー!ハピネスイエロー!」
常盤隆一郎「穏やかで安らぐパワー!ハピネスグリーン!」
桜庭舞「心ときめく素敵なパワー!ハピネスピンク!」
「決してくじけない、5つのパワー!」
「ハピネスファイブ、ここに登場!」
〇大きいショッピングモール
ダークウィザード「お出ましか。やれ」
「アイアイサー!」
紅城憲夫「始めるぞ!」
藍沢拓馬「ああ!」
「了解!」
警備員(すごい!ヒーローって、本当にいたのか!)
紅城憲夫「行くぜ!」
紅城憲夫「喰らえ!」
ダークネス団の部下「ワー!」
藍沢拓馬「覚悟しな!」
藍沢拓馬「喰らえ!」
ダークネス団の部下「ワー!」
山吹絵里奈「覚悟しなさい!」
山吹絵里奈「えいっ!」
ダークネス団の部下「ワー!」
常盤隆一郎「観念しろ!」
常盤隆一郎「それっ!」
桜庭舞「こっちだって!」
桜庭舞「覚悟!」
ダークウィザード「しまった!」
紅城憲夫「とどめだ!行くぞ!」
藍沢拓馬「ああ!」
「了解!」
〇幻想空間
「ハピネスチェンジブック、オープン!」
「ハピネスチェンジブック、オープン!」
紅城憲夫「レッドスター!」
藍沢拓馬「ブルースター!」
山吹絵里奈「イエロースター!」
常盤隆一郎「グリーンスター!」
桜庭舞「ピンクスター!」
5人が描いた流星が、大きな5角形を作った!
「ハピネスペンタゴンウェーブ!」
「ハピネスペンタゴンウェーブ!」
「ワー!」
ダークウィザード「次はそうはいかん!」
空の彼方へ飛んでいくダークウィザードたち。
〇大きいショッピングモール
「ハピネスファイブ、」
「今回も大勝利!」
警備員「本当に、ヒーローっていたんだな!」
〇ショッピングモールの一階
山吹絵里奈「ライブ、間に合ったわ!」
絵里奈はライブを満喫した。
〇大きいショッピングモール
紅城憲夫「悪い。心配かけた」
憲夫の兄「あちこち探したんだよ」
憲夫の妹「心配かけるなんて・・・」
〇モールの休憩所
藍沢拓馬「悪い!心配かけちゃって」
藍沢栞「死ぬほど待ったのよ!」
藍沢拓馬「詫びに、俺がネイルサロン連れてくよ!」
〇ゲームセンター
常盤隆一郎「心配かけてごめんね。お詫びにクレーンゲームで何かゲットしてくるね。お金はこっちが払うよ」
常盤マヤ「気にしないで。要件は終わったんでしょう?」
常盤雅貴「気にするな。お前の親孝行、うれしかったよ」
常盤隆一郎「ありがとう・・・」
〇ショッピングモールのフードコート
舞の父親「どこ行ってたんだ?」
舞の母親「大丈夫だった?」
桜庭舞「ごめんね、いろいろあったの」
桜庭智久「でも無事でよかったよ」
舞の娘「一緒に夜ご飯のおかずを買っていこうよ!」
舞の息子「早くいこう!」
桜庭舞「うん!」
ともあれ彼らは無事に何事もなく楽しんだのだった。
しかし、ダークネス団は容赦なく襲い掛かるぞ!油断するな!次回へ続く!