ゾンビの末路その1(脚本)
〇荒廃した市街地
俺はXで金持ちになる為に頑張った
〇SNSの画面
興味の無い人気投稿に100件コメントした
フォロワーは友人の知り合いにフォロー
それでようやく500万インプレッション
ついに達成した!!
〇荒廃した市街地
少年X「やった!!!ついに1,000円もらえた!!」
少年X「これで学校に通えるし、飯も3食える!!」
彼らの国の平均年収は6万円だ。
日本人の年収を300万円仮定すると
300万÷6万=50 で50倍
彼の1,000円の価値は日本人が5万円手にしたのと同じ感覚だろう
友人「嬉しいよな!楽して稼げるのは!!」
友人「SNSの暇人どもを相手にもっと稼ごうぜ!!」
少年X「おう!!」
〇ボロい校舎
少年X(ゾンビになって学校に通える様になったし)
〇廃工場
少年X(まともな食事も家族と食える様になった)
〇SNSの画面
少年X(だけど)
「『インプレゾンビ、ウザイ』」
「『リプ欄荒らして大迷惑』」
少年X(別にいいだろ...)
〇黒背景
少年X(文句を言ってる奴らのアカウントを)
少年X(俺は『見てしまった』)
少年X「そしたらコイツらァァァァァァアアア」
少年X「良い暮らししてる奴らじゃねぇか!!!!」
少年X「『月15万で薄給』?ふざけんな!!」
少年X「ふざけんなよ!!『学校が怠い』?」
少年X「なら学費を俺に寄越せよ!!!!」
少年X「クソッ、クソッ...クソッタレな世界だ!!」