事故物件サバイブ ~心霊現象総スルーな兄が最強すぎる、致死率150%呪いのロンダリング・バイト~

資源三世

4月3日 小人(脚本)

事故物件サバイブ ~心霊現象総スルーな兄が最強すぎる、致死率150%呪いのロンダリング・バイト~

資源三世

今すぐ読む

事故物件サバイブ ~心霊現象総スルーな兄が最強すぎる、致死率150%呪いのロンダリング・バイト~
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇中規模マンション

〇女性の部屋
  明日の準備をしている時の事でした
  天井からカタカタ、カタと、何かが走り回る音がしました
妹「ネズミ・・・なわけないよね。幽霊かな?」
  普通はネズミを疑いますが、この家では幽霊を疑うほうが自然なのです

〇高層マンションの一室
妹「寝ているときに、天井裏から降りてこられたら怖いよ。どうにかならないかな?」
( ´∀`)「天井裏だろ。どこに出入り口があるんだ?」
妹「前に下の階で、天井裏を調べたことあったじゃん。どこかにあるはずだよ」
  このままでは、バックドアを仕掛けられたも同然です。知らぬ間に、一方的に、やられ放題になります
( ´∀`)「そういえば、昔、隣の住人が『天井裏に何かがでる』と騒いでたらしいが」

〇高級マンションの一室
  Cさんと呼ぼうか。こいつは夜の街で働いていたんだが、まあ稼げないホストでな。数人の女性のヒモみたいな生活してらしい
  それでも見栄を張って、事故物件で格安だった、このマンションに住んでたそうだ
  そんなある日、Cさんは血相変えて、大家にがなり立ててきた
  手のひらに乗るくらいの小さな人影が、押入れに入っていくのを見た。それから天井裏をドタドタと走る音がした
  これはきっと奴らは天井裏に棲みついているに違いない。なんとかしてくれと、大家に苦情を言ってきたんだ
  大家は、小人なんて信じてなくて、小動物か何かの見間違いぐらいにしか思わなかったそうだ
  だから、この日は小動物の駆除業者に天井裏を見てもらうことを約束して、Cさんには帰ってもらったそうだ

〇高級マンションの一室
  その数日後、誰もCさんの姿を見なくなった。とはいえ、嫌われ者だったから、誰も気に止めてなかった
  ただ頼んでおいた駆除業者はキャンセルするわけにもいかず、大家は空き部屋から天井裏に入って貰って、確認してもらったんだが
  天井裏に入った業者は、いきなりころがり落ちた
  一体、何を見たのか分からない。それでも、上から流れてくる息の詰まる悪臭が、ただごとじゃないことを物語っていた
  その後、駆除業者はすぐに警察を呼んだ

〇高層マンションの一室
( ´∀`)「天井裏には細切れにされた無数の肉片が、散乱していたそうだ」
妹「まさか、Cさんは小人に殺されて・・・」
( ´∀`)「いや、痴情のもつれで殺されてたらしい。犯人はすぐに捕まったってさ」
( ´∀`)「ただ、犯人は刺したことは認めたが、コマ切れにしたことは認めなかった」
( ´∀`)「それにCさんは刺された後、しばらくは生きていて、警察に通報した履歴が残っていたんだ」
( ´∀`)「ただ、通報内容は意味不明なものだった」

〇高級マンションの一室
  小人が、小人が、小人がこっちを見てる。俺が死ぬのを待ってる
  痛い、痛い、痛い。助けて。まだ死んでない。俺はまだ死んで──

〇高層マンションの一室
( ´∀`)「まあ、要するに刺されなければ、大丈夫ってことだ。良かったな」
妹「何一つ、安心できないんだけど?」
  とりあえず、押入れは粘着テープで厳重に封鎖しておきました

次のエピソード:4月4日 入学式 #シナリオ

成分キーワード

ページTOPへ