33/腹部尿道清涼破壊;( ´⚰`):(脚本)
〇城の客室
オージュ・ウォゲ「これを飲めば“文才が戻るかも" なんだけど‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「飲む?」
ギン「‥‥‥!!!」
マモ「ふぉふブォウぶぁんばぃ?! (ご都合展開?!)」
※マモは給食をほおばっています
オージュ・ウォゲ「‥‥‥ほら。キンにハッカティーを飲ませたら 若干、記憶が戻った話をしたろう?」
オージュ・ウォゲ「それ以降、いろいろ自分なりに (趣味で/〆切からの現実逃避に)研究して‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「もっと高品質で濃度の高い、特殊な ハッカを生育したんだ」
オージュ・ウォゲ「‥‥‥まぁ。今のアイツはアイツで “価値がある”と、私はもう思っているから」
オージュ・ウォゲ「コレを飲ませて何とかしよう、とは 思っていないのだが‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「"今の君"には必要では?」
ギン「‥‥‥‥‥」
ギン「;( ´⚰`):💦」
マモ「‥‥‥多分『これから、魔物が多いであろう 元・雪山に行くのに戦闘力が落ちるのは 得策ではないのでは』と思っているのかも」
ギン「(´-`)💦」
マモ「『文才と戦闘センスが反比例していると したら、今ソレを飲むのは控えたほうが いいかと』」
オージュ・ウォゲ「え? 何言ってるんだよ、ギン君」
オージュ・ウォゲ「私が『雪山に行く』って言ったじゃないか」
オージュ・ウォゲ「だから、もう戦わなくていいんじゃない?」
ギン「‥‥‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「‥‥‥‥というか、アググ・リシュケ賞の 〆切の事を考えると‥‥‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「‥‥‥‥どうなの? 進捗」
ギン「⁽⁽(>д< )՞՞」
マモ「以前『あと少し、最終調整するだけ』とか 言ってたので‥‥‥完成間近だったのかも」
オージュ・ウォゲ「じゃあ 今、頑張りなさいな!」
オージュ・ウォゲ「粘れ!!」
マモ「‥‥‥そもそも、その“特殊なハッカ” 大丈夫なモノなんですか?」
オージュ・ウォゲ「君は‥‥‥本当によく疑ってくれるねぇ‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「疑うなら、それはそれで別に構わないけど」
オージュ・ウォゲ「おぉ、お湯が沸いた」
マモ「‥‥‥‥お前、それ 飲む?」
ギン「( -᷄ -᷅ )‥‥‥‥」
ギン「( `・Д・)!!!!!」
マモ「‥‥‥‥‥‥」
ギン「‥‥‥‥‥‥」
ギン「──── !!!!!!!!」
マモ「お、おい、どうした‥‥‥‥!」
床でのたうち回るギン「がっ、あっ‥‥‥‥!(´ロ`)💦」
ギン「喉がスースーするぅうううぉおお おぉぁぁぁあんっっっっ!!!!!!!!!!」
ギン「かぁぁぁあ‥‥‥‥!!!!! 何これぇええ‥‥‥清涼感すっごぉおおおお‥‥‥」
マモ「お、お前‥‥‥! メッチャ喋れてるぞ?!」
ギン「‥‥‥へ?」
ギン「あっ! マジだ!!!! ナチュラルスムーズぺらぺら喋れてるっ!!!!」
ギン「本読みてぇし、書きてぇ!!!!!」
マモ「‥‥‥ユルシャ家、どうかしてるわ‥‥‥」
ギン「すげぇ! 重くて厚い霧が覆い被さっていた脳に清風が吹いて霧を消し飛ばし、そこから一気に流れ出てくる言葉や感情が明確に」
マモ((いい事なのだが‥‥‥うるせぇなぁ))
元気ギン「じゃあ、ちょっと気になってた オージュさんの部屋の本棚 見てきまっ!!!!」
マモ「まず、それかよ‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「あれ? "愉快な顔文字主人公くん"は?」
マモ「例の特殊のハッカを飲み干し、 めちゃくちゃ元気にオージュ先生の部屋の 本棚を漁りに行きました」
オージュ・ウォゲ「なっ‥‥‥?!」
オージュ・ウォゲ「だ‥‥‥」
〇黒
オージュ・ウォゲ「誰が「全部 飲め」と言った‥‥‥?」
〇屋敷の書斎
マモ「おい、ギッ‥‥‥!」
マモ「── っ!!」
大慌てマモ「大丈夫か?! ギン!!!」
しょぼしょぼギン「ぉ‥‥‥」
しょぼしょぼギン「おなか ひえりゅ‥‥‥;( ´⚰`):」
オージュ・ウォゲ「おい‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「アレは『お湯でだいぶ薄めてから飲むもの』だぞ‥‥‥」
マモ「何で、もっと早く言わないんですか?!」
オージュ・ウォゲ「飲む事すら迷っていたコらが、 そんな得体の知れないモンを一気飲みする なんて思わないだろうがっ!!!」
オージュ・ウォゲ「それよか、私だってアレほどの 超絶ハッカを作るのにどれだけ苦心した事か‥‥‥!」
しょぼしょぼギン「胃が‥‥‥スースーする‥‥‥」
ギン「れも、おかげれ 頭は冴えてるよォん‥‥‥」
マモ「だ、大丈夫か‥‥‥?」
ギン「へへ‥‥‥イ゙ッ‥‥‥テェ‥‥‥」
ギン「んぐぉ‥‥‥ージュせんせぇ‥‥‥ このハッカの効果は、どれぐらい゙で‥‥‥?」
オージュ・ウォゲ「‥‥‥さぁ‥‥‥5日ほどか?」
ギン「ぞれぐらいあ゙っだら、書ぎ終わるかな‥‥‥っ‥‥‥ん゙っ‥‥‥」
ギン「読んでる暇ァ、な゙いねぃ‥‥‥」
ギン「へへ‥‥‥‥」
ギン「胃が 寒い゙‥‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「あぁ、ホラ‥‥‥ この部屋にある文具や原稿を使っていいから」
オージュ・ウォゲ「── で、原稿が完成したらコイツに 郵便局まで運ばせるといい」
『どぉもぉおお』
オージュ・ウォゲ「この子、浮遊術を使って買い出しや 原稿の郵送をしてくれるから」
マモ「ま、魔物じゃないですか‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「大丈夫 暇つぶしに脳味噌いじってたら、 なんか私に忠誠を誓っちゃったから」
『おーじゅセンセぇ すきぃいい』
オージュ・ウォゲ「ははは〜、どうもぉ〜」
マモ「の、のうみそ‥‥‥こわぁ‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「そんな怖がらないでよ たかが魔物だし、簡単な造りだったから たまたまこうなっただけだし」
ギン「‥‥‥本当に、ちゃんど郵便局まで 届げでぐれるん゙です‥‥‥?」
オージュ・ウォゲ「── ほら、タネ君が持ち帰ってきた 郵便局の受領証」
しょぼしょぼギン「あ゙ぁ、ホントだ‥‥‥」
苦悶ギン「んぎィ‥‥‥‥」
マモ「‥‥‥‥」
〇暗い廊下
ヴァガ「アメーーーーーッッッ!!!!」
マモ「便利だなぁ、お前‥‥‥」
ヴァガ「なんだぁ? この暗いところ」
マモ「なぁ、1つ頼まれてくれないか?」
ヴァガ「‥‥‥「頼まれてくれないか」は、 ヴァが『頼む』ということ? ん??」
マモ「俺 か ら 、お願いがあるから聞いてくれ」
ヴァガ「なんで、よくわからない言い回しを わざわざしたの?」
マモ「話が進まないから、黙れ」
マモ「今から、ギンが小説の執筆を頑張るのだが」
マモ「おまえは、あそこで浮いてる 得体の知れないのを見張っていてほしい」
※ドアの隙間から見えるタネを指差すマモ
ヴァガ「何で?」
マモ「あんな人が脳味噌いじってどうかした 魔物と、執筆を頑張ろうとするギンを 2人きりにしたくない」
ヴァガ「あんな人?」
マモ「あの種魔物の横の、怖い顔の人だよ」
※オージュが、ギンに
文具の置き場所やらを教えてる
マモ「見るからに怪しくて、胡散臭いだろ?」
ヴァガ「マモにぃ、顔ではんだん するのは‥‥‥」
マモ「ずっと胡散臭いんだよ、あの人」
マモ「目が笑ってない」
ヴァガ「『うさん臭い』って‥‥‥」
ヴァガ「『うさん』ってどんな匂い?」
※「胡散」は怪しい、疑わしいの意
マモ「── とにかく、あの魔物がギンの執筆の 邪魔しやがったら殺してくれ」
ヴァガ「マモにぃ、言うことコェエエ!!!」
〇屋敷の書斎
ギン「よぉ〜し、書くぞぉ〜‥‥‥」
マモ「なぁ」
ギン「?」
マモ「「元気な時に訊いておけばよかった」と 後悔していた事を今 訊いていいか?」
ギン「何?」
マモ「『防水魔法』を教えてくれ」
ギン「なんで?」
マモ「雪解け水でグチャグチャの地面を 歩くのが‥‥‥本気でイヤなんだ」
マモ「足元を守りたい」
ギン「そ、そうなのか‥‥‥」
ギン「詠唱としては 『Προστατέψτε με από το νερό』で」
ギン「朝にキャベツを食べると、成功率が上がるよん」
マモ「親父さんも「美味しいミルクティー飲んだら 魔物の弱点が〜」とかどうたら言ってたな」
ギン「── !!!!!」
マモ「‥‥‥‥?」
マモ「?!?!?!」
〇氷
死にそうなギン「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!!!!!!!!!!」
死にそうなギン「ぢんっ‥‥‥‥‥‥コっ、寒っ‥‥‥‥‥!!!! む、リ゙ッ‥‥‥‥‥あづっ‥‥‥!!!」
死にそうなギン「ぎょぉお゙お゙お゙お゙お゙お゙ぉぉ‥‥‥‥ ぇえ゙え゙え゙え゙えっ‥‥‥‥にょ、ん゙ん゙ん゙‥‥‥」
※飲んだ濃厚ハッカが尿道を通り抜ける
寒さ・暑さ・痛みで発狂寸前
ぐしゃぐしゃ泣くギン「ご、め゙ん゙な゙ざい゙ い゙ぎでで、、ずみ゙ばぜん゙‥‥」
ぐしゃぐしゃギン「ゆ゙るじでぐだざ‥‥‥、、、 ん゙ん゙ん゙‥‥‥‥お゙゙ぇ゙っ‥‥‥」
ぐしゃぐしゃギン「ぢんゴガ、、あづくてざむぐで なん゙っ‥‥‥ゔぉえ゙っ‥‥、、」
〇牢屋の扉(鍵無し)
マモ「ギ‥‥‥ギン、おい! 大丈夫か?!」
マモ「ち●こ、大丈夫か?!」
オージュ・ウォゲ「あ〜‥‥‥強烈なハッカが腹から膀胱、 尿道に行ってしまって‥‥‥か」
マモ「‥‥‥? 何か問題でも‥‥‥?」
オージュ・ウォゲ「え? 夏の暑い日に出来心でハッカを 股間に塗ったことない?」
マモ「な、ないです‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「じゃあ、今世も来世でもしちゃダメだよ?」
苦悶ギン「マジ無理ごめ゙ん゙なざい゙ぃ‥‥‥ ゔっ、うっ‥‥‥‥(꒦ິ⌓꒦ີ)」
オージュ・ウォゲ「‥‥‥‥‥」
ワクワクオージュ「ねぇ、ギン君! どうせなら"取材"として見せてよ!」
ワクワクオージュ「“ハッカが尿道を通ってしまった激痛顔”!」
ぐしゃぐしゃギン「な゙に゙、言っでん゙だよ゙、グゾガァッ‥‥‥‥!」
ワクワクオージュ「わはは、すっげぇ顔ぐちゃぐちゃ」
取材モードなオージュ「ねぇ、そんなグチャグチャになっちゃうのは 苦痛から? 得体のしれない恐怖から?」
鬼の形相なギン「だの゙じむ゙な゙、ぢぎじょ゙お゙‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「ほぉほぉ。ヒトは、あまりにも酷い激痛に 襲われると目上の人への敬意を忘れるそうな ...ψ(。。)メモメモ」
オージュ・ウォゲ「‥‥‥ねぇねぇ」
オージュ・ウォゲ「さっき、誰にともなく謝ってたけど 『痛みは願うと消える』と無意識に すがってしまったのかな?」
べそべそギン「ゔる゙ぜぇ゙な゙ぁ゙、ヂギジョ゙オ゙‥‥‥ だま゙れ゙よ゙ ごろ゙ずぞ‥‥‥‥」
ギン「‥‥‥ぞぅ゙だ、、、 俺の母親にじたみだぐ、痛覚遮断魔法を゙‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「あ、ごめん。 最近その魔法使ってないから、 やっても多分失敗する( ᐛ )」
〇牢屋の扉(鍵無し)
〇西洋の市場
以前ハッカ油関連のツイートを見たことありますけど本当にキッッツイらしいですもんね…😨
そしてギンくん言語能力回復おめでとうございます!!🎉🎉🎉戻って真っ先に気になる本を読みに行くのが読書好きのギンくんらしい(笑)
等身が下がって涙目になるマモくんもめちゃくちゃ可愛かったですし、あのお祝いイラストはご家族ですかね!?クール系なお母上と笑顔が素敵なお父上&お姉様…!賑やかそうなご家族素敵です✨
ギンが言語と創作意欲を取り戻してよかった! ……と、果たして言っていいのかわからない状況ですが🥶
昔、お股にハッカ油を塗る記事を読んだことがありますが、あまりの刺激に股間の感覚を失い、めちゃくちゃ腹を下し、全裸で悶絶したそうです。
そんな中で執筆活動なんかできるのか!? と、続きを楽しみにしています👍
コ、コレガトリッキーリョナ…((((;°ω°))))
なんて恐ろしい…何も知らなかったら甘く見てただろうけど、事前知識あったら抵抗が…(絶対やらないとは断定できない)
え、このまま魔物倒し中断での、執筆作業を続けるんですか?それとも応募完了してからの再開?魔物が増え続ける謎が、まだ判明してませんから気になりますね🤔
ギンの新規立ち絵が可愛いです😊(弱っている相手に無情)