NEO IMPACT -O/D SCALE-

イグニス

episode7「一時の平穏」(脚本)

NEO IMPACT -O/D SCALE-

イグニス

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〇荒廃した市街地
  市街地にて
カイト・シュナイダー「これ以上やらせない──!!」
カイト・シュナイダー「せやぁ──!!」
ニック・ハワード「青いロボットが・・・」
リアンナ・ウィンターズ「私たちを助けた!?」
ニック・ハワード「なんで急に??」
ニック・ハワード「いやいや、それよりも早くここを離れないと!!」
リアンナ・ウィンターズ「うん、そうだね」
リアンナ・ウィンターズ「きゃっ──!!」
リアンナ・ウィンターズ「うぅ・・・」
ニック・ハワード「どうしたんだよ、リアンナ??」
リアンナ・ウィンターズ「怖くて・・・腰が抜けちゃった・・・」
ニック・ハワード「こんな時に──!?」
ニック・ハワード(どうすりゃいいんだ──!?)
ニック・ハワード「もう敵は近いのに・・・」
カイト・シュナイダー「まずい──!! このまま二人がいるところで戦うと巻き込んでしまう・・・」
カイト・シュナイダー「どうすれば・・・」
???「私に考えがある」
カイト・シュナイダー「O/D!?」
O/D「やつの戦闘パターンは分析できた」
O/D「私の計算に従えば、彼らを巻き込まずに戦えるぞ」
O/D「いいな??」
カイト・シュナイダー「うん・・・」
カイト・シュナイダー「O/Dが言うなら大丈夫だね」
カイト・シュナイダー「分かった、指示頼んだよ、O/D」
O/D「了解した」
O/D「さっそくやつを倒すぞ」
O/D「今だ──!!」
カイト・シュナイダー「了解、うおぉぉぉ──!!」
カイト・シュナイダー「当たれぇぇ──!!」
  カイトは、O/Dの作戦でバルムンクを使いシールドバッシュのような攻撃方法をとった
  これは、バルムンクの巨大な刃の部分を盾に見立てて突進攻撃をする方法を指している
  この突進攻撃により、カイトは敵MUを離れた場所へ突撃させることができた
カイト・シュナイダー「これで、終わりだぁぁぁ──!!」
カイト・シュナイダー「はぁ・・・はぁ・・・」
カイト・シュナイダー「倒せたのかな??」
O/D「ああ、もう大丈夫だ」
O/D「やつの熱源反応は消えた」
カイト・シュナイダー「ふぅ・・・よかった・・・」
カイト・シュナイダー「ニック、リアンナ」

〇基地の倉庫
  フェニックス市の基地跡にて
「・・・」
カイト・シュナイダー「君たち二人が無事でいてくれてよかったよ・・・」
???「そっちの調子はどうだ??」
カイト・シュナイダー「あっ、みなさん!!」
デビン・スウィフト「そちらの二人元気そうでよかったじゃねぇか」
デビン・スウィフト「なあ、マイク??」
マイク・スティンガー「俺は本来反対だが・・・」
マイク・スティンガー「艦長が問題ないと言ってたからな・・・」
デビン・スウィフト「まあそんな難しく考えるなって、なぁ!!」
カイト・シュナイダー「でも、二人には感謝してます」
カイト・シュナイダー「二人の援護がなければ、敵の攻撃を受けていたかもしれなかったので・・・」
デビン・スウィフト「まあ、その状況じゃ戦いづらいもんな」
マイク・スティンガー「だが、戦場で背中を見せるのは自殺行為だと認識を改めることだな」
デビン・スウィフト「まあまあ、生きているからいいじゃねぇか」
デビン・スウィフト「とりあえず、そのちびっこたちも連れて帰るか」
カイト・シュナイダー「はい!!」

〇ブリーフィングルーム
  メサイアのブリーフィングルームにて
ナディア・ヴィレナーヴ「みんなお疲れ様」
ナディア・ヴィレナーヴ「無事に任務が完了してよかったわ」
ナディア・ヴィレナーヴ「それじゃあ、みんなゆっくり休んでてちょうだい」
「了解」
ナディア・ヴィレナーヴ「あっ、カイト」
カイト・シュナイダー「はい??」
ナディア・ヴィレナーヴ「あの子どもたちのことなんだけど」
ナディア・ヴィレナーヴ「アーロンとサイドのお手伝いをさせることにしたわ、この後あいさつに行ってきてちょうだい」
カイト・シュナイダー「分かりました」
カイト・シュナイダー「ナディアさん、何から何までありがとうございます」
ナディア・ヴィレナーヴ「いいのよ、ちょうど人手が欲しかったし、貴重な生存者だもの」
ナディア・ヴィレナーヴ「悪いようにはしないから、安心しなさい」
カイト・シュナイダー「はい、お言葉に甘えさせていただきます」
カイト・シュナイダー「それでは失礼致します」
ナディア・ヴィレナーヴ「うん」
ナディア・ヴィレナーヴ「さてと、残りの仕事も片付けないとね・・・」

〇宇宙戦艦の甲板
アーロン・スタイナー「おいっ、そこ──!!」
アーロン・スタイナー「そのパーツは大事なものなんだ、丁寧に運べ──!!」
アーロン・スタイナー「ああ、それからその装甲は削らないようにメンテしておけ~」
???「アーロンさん!!」
アーロン・スタイナー「おっ、その声は・・・」
カイト・シュナイダー「お疲れ様です」
アーロン・スタイナー「おぉ、あんたは最近入ったばかりのカイトか!?」
アーロン・スタイナー「お前さんの機体見させてもらったが、おもしれぇ作りになっているようだな??」
カイト・シュナイダー「そうみたいです、自分でもよく分かっていないですが・・・」
アーロン・スタイナー「いやぁ、あそこまで珍しいMUを触ったのは初めてだからすごくやりがいがあるぜ」
アーロン・スタイナー「お前さんのジーク、これからも期待してるからよ」
カイト・シュナイダー「ありがとうございます、ところで・・・」
カイト・シュナイダー「ニックとリアンナがいるとのことを艦長から聞いたのですが・・・」
アーロン・スタイナー「あぁ、それならニックって坊主は俺のところで手伝いさせてるよ」
アーロン・スタイナー「リアンナは別のところみたいだな」
カイト・シュナイダー「分かりました」
カイト・シュナイダー「そしたら・・・」
ニック・ハワード「あっ、カイト兄ちゃんいたいた──!!」
カイト・シュナイダー「ニック!!」
ニック・ハワード「あのね、アーロンおじさんのところでお手伝いしてるんだけど、すごく楽しいんだ!!」
カイト・シュナイダー「それはよかったよ」
ニック・ハワード「だから、俺・・・」
ニック・ハワード「カイト兄ちゃんの役に立つようにがんばるよ!!」
カイト・シュナイダー「えっ!?」
アーロン・スタイナー「この坊主ががんばりたいって張り切ってよぉ」
アーロン・スタイナー「お前さんに認めてもらいたいそうなんだよ」
カイト・シュナイダー「そうなんですね・・・」
カイト・シュナイダー「ニック、ありがとう・・・」
カイト・シュナイダー「アーロンさん、これからもニックのことよろしくお願いします」
アーロン・スタイナー「おうよ、任せな!!」
カイト・シュナイダー「ではこれで失礼致します」
カイト・シュナイダー「ニック、ちゃんとアーロンさんの言うこと聞くんだよ??」
ニック・ハワード「もちろん、分かってるって!!」
ニック・ハワード「カイト兄ちゃん、がんばって──!!」
カイト・シュナイダー「うん、ありがとう」

〇近未来の手術室
???「失礼します」
サイド・グエン「はい、どうぞ」
サイド・グエン「やあ、カイトくん」
カイト・シュナイダー「こんにちは、サイドさん」
サイド・グエン「どうしたんだい、一人で??」
カイト・シュナイダー「はい、実は艦長からニックとリアンナをアーロンさんとサイドさんに預けたと聞いたので・・・」
サイド・グエン「ああ、それならリアンナちゃんがここで手伝ってくれてるよ」
サイド・グエン「ほら、あそこにいるだろう??」
カイト・シュナイダー「はい、確かに・・・」
カイト・シュナイダー「──!?」
リアンナ・ウィンターズ「こうやって、巻けばいいのかな??」
アイネ・ラハリア「はい、あと5度ずらして包帯を巻くといいでしょう」
リアンナ・ウィンターズ「う~ん、5度ってどれくらいだろう??」
リアンナ・ウィンターズ「こう??」
アイネ・ラハリア「はい、そんな感じでしょう」
リアンナ・ウィンターズ「ありがとう、アイネお姉ちゃん」
カイト・シュナイダー「いつの間に、あの二人話していたんですね??」
サイド・グエン「ああ、気づいたらもう打ち解けていたみたいだね」
サイド・グエン「アイネさんの方は怪しいけど・・・」
サイド・グエン「まあ、あの二人が僕の手伝いをすることになってるよ」
カイト・シュナイダー「なるほど・・・」
カイト・シュナイダー「でも、リアンナがうまくやっていけそうでよかったです」
サイド・グエン「うん、僕もそう思うよ」
サイド・グエン「特にアイネさんがすごく手際よくてね」
サイド・グエン「もしかして、昔看護師とかやってたのかな??」
カイト・シュナイダー「すみません、僕にも分からないですね・・・」
サイド・グエン「おっと、失敬」
サイド・グエン「まあ、でもこれからもやっていけそうだよ」
カイト・シュナイダー「えぇ、そうですね」
リアンナ・ウィンターズ「あっ、カイトお兄ちゃん!!」
カイト・シュナイダー「リアンナ、サイドさんの手伝いやれてるかい??」
リアンナ・ウィンターズ「うん、サイドさんすごく優しくてこことても好きになったよ」
リアンナ・ウィンターズ「あと、アイネお姉ちゃんもすごく優しいんだ」
カイト・シュナイダー「そうなんだね」
アイネ・ラハリア「こんにちは、カイト」
カイト・シュナイダー「こんにちは、アイネ」
カイト・シュナイダー「アイネもサイドさんの手伝いできてるかい??」
アイネ・ラハリア「ええ、問題ありません」
カイト・シュナイダー「そう、それならよかったよ」
アイネ・ラハリア「はい、では・・・」
リアンナ・ウィンターズ「カイト兄ちゃん、浮かない顔してどうしたの??」
カイト・シュナイダー「えっ!? そんな顔してた!?」
リアンナ・ウィンターズ「うん、してた」
カイト・シュナイダー「そんなつもりなかったんだけどな・・・」
リアンナ・ウィンターズ「私には難しいことは分からないけど・・・」
リアンナ・ウィンターズ「アイネお姉ちゃん、カイト兄ちゃんのこと何だか気にしてるように見えたよ!!」
カイト・シュナイダー「そうなの??」
リアンナ・ウィンターズ「うん、女の勘は舐めちゃだめだよ」
カイト・シュナイダー「は、はぁ・・・」
リアンナ・ウィンターズ「じゃあ、手伝いにもどるね~」
カイト・シュナイダー「う、うん、いってらっしゃい」
サイド・グエン「もう話は終わったかい??」
カイト・シュナイダー「はい、おかげさまで」
カイト・シュナイダー「サイドさん、改めてリアンナとアイネのことよろしくお願いします」
サイド・グエン「いえいえ、何かあったら僕に相談してね」
サイド・グエン「では、またね」
カイト・シュナイダー「はい、お疲れ様です」

〇組織の廊下
  3時間後・・・
カイト・シュナイダー(もう夜遅くなったな)
カイト・シュナイダー(そろそろ寝るか)
カイト・シュナイダー「わぁ、ごめん──!!」
???「いえ、大丈夫です・・・」
カイト・シュナイダー「って、アイネ!?」
アイネ・ラハリア「こんばんは」
カイト・シュナイダー「こんばんはって、こんなところで何してたの??」
アイネ・ラハリア「散歩してました」
カイト・シュナイダー「そ、そうなのか・・・」
カイト・シュナイダー「あっ、でもぶつかってごめん!!」
アイネ・ラハリア「たいして痛くないので問題ありません」
アイネ・ラハリア「ですが・・・」
カイト・シュナイダー「──??」
アイネ・ラハリア「今のあなた、何だか落ち着きがないです」
アイネ・ラハリア「夜風に当たるのはどうでしょうか??」
カイト・シュナイダー「えっ、そうかな??」
カイト・シュナイダー「ははは、じゃあ、そうさせてもらおうかな・・・」
カイト・シュナイダー「じゃあ、おやすみ」
アイネ・ラハリア「・・・」
アイネ・ラハリア「やっぱり、不思議な人・・・」

〇組織の廊下
カイト・シュナイダー「・・・」
カイト・シュナイダー(まずい、さっきのこと気にしすぎたかな・・・)
カイト・シュナイダー(僕のことを気にしてるなんてこと・・・ってないかそんなことないか・・・)
カイト・シュナイダー(もうちょっとしたら、寝よう)
  To be continued・・・

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