幸福戦隊ハピネスファイブ

どんぐり

ブラックアーミー襲来(脚本)

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〇教室
紅城憲夫「俺は今回の期末、自信あると思う」
青柳香澄「私もそう思うわ」
双葉ひな「でも油断禁物よ。赤点は取っちゃいけないわね」
同級生「ああ。こっちは何とか回避できてるが、この期末はかなり重要だよ。進路にも関わるから」
紅城憲夫「そうだな。留年は俺は何度か切り抜けたけどな。 実家かラーメン屋だから跡継ぎになるというのも保険に入れてる」
双葉ひな「先生が来るわね」
同級生「座ろう」
担任「えー、それでは範囲表を配りますよ」
  憲夫の通う高校では、期末試験のシーズンが来ていた。
担任「きちんと確認しておきましょう」

〇トラックのシート
藍沢拓馬「インプット完了。そろそろ行くか」
  拓馬は配達先へと向かう。

〇ラーメン屋のカウンター
藍沢拓馬「東西南北運送でーす! 商品の配送に参りました」
憲夫の父「ご苦労さん!」
藍沢拓馬「ハンコお願いします」
憲夫の父「はいよ!」
藍沢拓馬「またのご利用、お待ちしてます」
憲夫の父「あいよ!」
憲夫の母親「何が来たの?」
憲夫の父「野菜の発注さ」
憲夫の兄「良かったね あとは憲夫がこの店を継ぐかだね 僕は、この店を継ぐと決めてたから」
憲夫の父(もっとも、こいつが店を継ぐがな)

〇学食
山吹絵里奈「オムライス、美味しかった〜 今日はサークルないけど、バイトもあるから頑張らなくっちゃ」
ソフトボールサークルのメンバー「先輩、ケーキ屋さんでバイトでしたよね?」
山吹絵里奈「そうよ。このキャンパスの近くにあるケーキ屋でバイトしてるの。今日はシフト入ってるわ」
ソフトボールサークルのメンバー「今度行きますね」

〇教室
常盤隆一郎「皆様、職場体験、お疲れ様でした。 いい経験になりましたか?今回の職場体験のレポートは来月発表になります」
中学生「わかりました」
常盤隆一郎「保護者の方も来るので、ちゃんとしたレポートにしましょう」
中学生「頑張ります!」
常盤隆一郎「それから、来月上旬には期末試験もあります。試験1週間前になったら範囲表を配りますね」

〇病院の診察室
桜庭舞「へぇ、今度七夕のイベントがあるのね」
子供「そうだよ!小学校でやるんだ」
子供の父親「家内が今入院してるんで、元気な赤ちゃんが産まれますようにと書きたいんです」
桜庭舞「安産祈願ですね」
子供「安産祈願って?」
桜庭舞「元気な赤ちゃんが産まれるようにって祈ること」
子供の父親「誰がいいんだ?」
子供「妹だよ」

〇研究所の中
  数日後。
福島博士「珍しいね。ここに勉強道具持ってくるなんて」
紅城憲夫「もうすぐ期末だからさ」
博士夫人「電子辞書とかも持ってきたのね。関心するわ」
シャンシャン「日頃の勉強は重要ですからね」
紅城憲夫「でもさ、実家はラーメン屋だから、店を継ぐのも一応考えてはいるんだけどね」
シャンシャン「家業の引継ぎも悩ましいですね」
藍沢拓馬「俺も学生時代、進路に悩んだ時期があったんだよ」
紅城憲夫「本当?」
藍沢拓馬「運送業に決めたのは、大学のインターンシップの時だったな」
山吹絵里奈「私は、一応理系だから、科学系の職業に就きたいと思ってるけどね」
紅城憲夫「俺は一応文系だけどな」
常盤隆一郎「僕はいとこが学芸員だから、それに負けぬよう大学院に行き、博士課程を取り中学校の社会科教諭になった」
藍沢拓馬「でもなんで中学校の社会科の先生だい?」
常盤隆一郎「中学のほうが生徒の心のケアとかもできるからさ」
桜庭舞「あたしは小児科医だし、子供たちの心のケアもしてるわよ」
常盤隆一郎「僕らも子供の様子に気を配らないといけないね」
山吹絵里奈「そうよね。子供のSOSを見落としちゃいけないわ!」
藍沢拓馬「そういえば隆一郎、お前期末試験の準備は? 試験作成とかもあるんだろう?」
常盤隆一郎「今のところデータはUSBにインプットしてある。機密文書なのでお見せできないけどね」
紅城憲夫「俺、もっと磨きをかける!」

〇空
ブラックアーミー「さて、さっそく攻め入るとするか」
  ブラックアーミーは早速、目標を定めると、襲撃を始めた。
ブラックアーミー「行くぞ!」

〇研究所の中
  突然、シャンシャンは何かの気配を感じた。
シャンシャン「博士、緊急事態です!」
福島博士「私のタブレットを調べてみよう」
福島博士「ダークネス団だ!」
博士夫人「すぐに行った方がいいわね!」
紅城憲夫「わかった!」
「そうする!」
「こっちも!」

〇市街地の交差点
  ダークネス団は、近くの交差点に出没!
ブラックアーミー「じゃあ、始めるとするか!」
「アイアイサー!」
  町はパニックに陥った!
「皆さん、どうか安全な場所へ!」
担任「とにかく逃げねば!」
  そうは問屋が卸さない!
「あの声は!?」
紅城憲夫「大事な勉強時間の邪魔しやがって!」
藍沢拓馬「こっちの身にもなれよ!」
山吹絵里奈「こっちだってあんたにかまってる暇はないんだから!」
常盤隆一郎「いま直ぐ帰った方がいいぞ!」
桜庭舞「あたしたちだって怒るときは怒るわよ!」
紅城憲夫「変身するぞ。準備はいいな?」
「もちろんさ!」
「ノープロブレムよ!」

〇魔法陣
「ハピネスチェンジキー、スタンバイ!」
「ハピネスチェンジキー、スタンバイ!」
「ハピネスチェンジブック、オープン!」
「ハピネスチェンジブック、オープン!」
  ハピネスチェンジブックを開き、中のウィンドウに星を描く面々。
「ハピネスチェンジ、スタート!」
「ハピネスチェンジ、スタート!」
紅城憲夫「昂る情熱のパワー!ハピネスレッド!」
藍沢拓馬「沈着冷静なるパワー!ハピネスブルー!」
山吹絵里奈「ピカッと閃くパワー!ハピネスイエロー!」
常盤隆一郎「穏やかで安らぐパワー!ハピネスグリーン!」
桜庭舞「心ときめく素敵なパワー!ハピネスピンク!」
「決してくじけない、5つのパワー!」
「ハピネスファイブ、登場!」

〇市街地の交差点
ブラックアーミー「お出ましか。やれ!」
「アイアイサー!」
「行くぞ!」
「オッケー!」
ダークネス団の部下「ヤーッ!」
紅城憲夫「行くぜ!」
紅城憲夫「それっ!」
ダークネス団の部下「わーっ!」
藍沢拓馬「行くぜ!」
藍沢拓馬「喰らえ!」
ダークネス団の部下「ワーッ!」
「ヤーッ!」
山吹絵里奈「私を甘く見ないで!」
山吹絵里奈「覚悟!」
「ワーッ!」
ブラックアーミー「誰も俺を倒せない」
常盤隆一郎「本当かな?」
常盤隆一郎「行くぞ!」
ブラックアーミー「そこをついてくるとは・・・!」
桜庭舞「覚悟した方がいいわ!」
桜庭舞「それっ!」
ブラックアーミー「うぐぐ・・・!」
紅城憲夫「とどめを刺すぞ!」
「ああ!」
「オッケー!」

〇幻想空間
「ハピネスチェンジブック、オープン!」
「ハピネスチェンジブック、オープン!」
  ハピネスチェンジブックを開く面々。
紅城憲夫「レッドスター!」
藍沢拓馬「ブルースター!」
山吹絵里奈「イエロースター!」
常盤隆一郎「グリーンスター!」
桜庭舞「ピンクスター!」
  5つの流星が五角形を描いていく。そして、面々はこう叫んだ。
「ハピネスペンタゴンウェーブ!」
「ハピネスペンタゴンウェーブ!」
「ワーッ!」
ブラックアーミー「この次はうまくいくと思うな!」
  ダークネス団の面々は空の彼方へ飛んで行った。

〇市街地の交差点
「ハピネスファイブ、」
「今回も大勝利!」
  ハピネスファイブは、人々の拍手喝采をアブつつ、その場を去った。
警察官「しかし、ヒーローっていたんですねぇ」
警察官「そうですね。私、あの人たちのファンになりそうです!」
担任「本当に、ヒーローはいるもんだなぁ」

〇研究所の中
  事件後。
桜庭舞「ブラックアーミーには大変てこっずったけど、頑張ったわ」
山吹絵里奈「雨をはじくスーツで助かったわ」
藍沢拓馬「今回は雨で絵里奈の攻撃が効果を増したけど、奴らはまたいつ来るかわからないな」
常盤隆一郎「それに、僕らは夏にかけてより忙しくなる」
紅城憲夫「ああ。常盤さん、あんたはこの後期末試験の原稿作成進めるだろ? 俺、あんたに負けぬよう頑張るよ」
常盤隆一郎「紅城くん、日ごろの勉強が今後を左右するぞ。僕は大学で必死に学んで教員免許を手に入れたんだ」
紅城憲夫「ああ。留年しないよう奮闘するよ」
博士夫人「常盤君の言うとおりね」
福島博士「そうだな。私はこの後シャンシャンのパーツのストックを改良していくよ」
シャンシャン「博士、お願いします」

〇宇宙船の部屋
ダーク「ブラックアーミー、お前失敗したのか!」
ブラックアーミー「すみません・・・・」
フィアー「私が行きましょうか」
ダーク「とちるなよ」
  ハピネスファイブよ、ダークネス団は手を変え品を変え襲ってくるぞ!
  油断するな!
  次回へ続く!

次のエピソード:フィアー襲来

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