3 念願のドキワミ大学(脚本)
〇おしゃれなリビングダイニング
それから暫くして、僕は父さん達が行かせたがってたドキワミ大学へと受験した。その後、大学からとある通知が来て、
藤原直樹「父さん!母さん!」
藤原父「直樹、どうしたんだ?」
藤原直樹「聞いて!僕ドキワミ大学に合格したって!!」
藤原父「な、何だってぇ!?」
藤原母「何て事なの!?本当にこんな日が来るなんて!!」
藤原直樹「これで僕も安泰なんだよね!もっと頑張れば公務員か一流企業に行けるんだよね!!」
藤原父「勿論だとも!本当に大変なのはここからだ!」
藤原母「もう最高の親孝行よ!今日の夕飯は奮発しちゃうわ!!」
この日、僕は目標だったドキワミ大学に合格して、僕の家族は笑顔で溢れた。やっぱり勉強すればどんな事も怖くない。
高校を卒業した後、僕は胸を張ってドキワミ大学へ行くのだった。
〇大学の広場
藤原直樹「な、何なんだこれは・・・!?」
モブ女子「ねぇ、次の課題終わったら心カフェ行かない?新作のスイーツ今日からなんだ!」
モブ男子「あ!そう言えば今日だったね!俺もあれ楽しみだったんだ!」
モブ女子「だよね!あぁ、早く次の課題終わらないかな・・・」
モブ女子「ねぇ、その後進展はあった?」
モブ男子「う〜ん・・・プログラミングの方は問題無いけど、駆動系は見直した方が良い感じかな・・・」
モブ女子「そっか・・・やっぱ精密機械って難しいんだね・・・」
モブ男子「だけど、それさえクリアできれば、俺もまた一歩前進だよ!いつか、雷以外が効かないロボットを作れる日も遠く無いかも!」
モブ女子「が、頑張ってね・・・でも雷以外が効かないってやり過ぎじゃあ・・・」
藤原直樹「おいおいどうなってるんだ!?何でどいつもこいつもこんなに能天気な奴しかいないんだ!?ドキワミ大学って、」
藤原直樹「勉強に全力を注いだ奴しか入れないんじゃ無いのかよ!」
モブ男子「ねぇそこの君!良かったらうちのサークル入らない?うちはアウトドアサークルやっててさ!色んな所行けて楽しいぜ!」
藤原直樹「う、うるさい!僕に近付くな!!」
モブ男子「お、おう・・・何か気に障る事したかな・・・俺?」
〇大きい病院の廊下
藤原直樹「はぁ・・・はぁ・・・何なんだ一体・・・あいつら本当に実力で受かった奴らなのか?ここは本当に偏差値が一番高い」
藤原直樹「ドキワミ大学なのか!?」
藤原直樹「じょ、冗談じゃ無い!汗水垂らして目指した大学で、あんなのほほんとした奴らと一緒になるだなんて・・・!!」
藤原直樹「こうなったら、首席で卒業してやるしか無いな!!」
秋本博「あ、やっと見つけた・・・」
藤原直樹「ん?何ですかあなた?」
秋本博「まぁまぁ、そんな警戒しないで・・・何、君の事捜してたんだ・・・」
藤原直樹「僕を捜してた?先ずあなたは誰ですか?」
秋本博「あぁ、これは失礼!俺は秋本。科学の課題を担当してる教授だ・・・今年入って来た人の中で、ドキワミ始まって以来の」
秋本博「最高成績を収めたって君の事に興味が沸いてね・・・」
藤原直樹「そりゃそうですよ・・・僕はこれから、ドキワミを首席で卒業して公務員になるか一流企業に入りますから・・・」
秋本博「なるほど・・・それは確かに楽しみだな!」
秋本博「それはそうとして、君は藤原君だったか・・・そんな君を見込んで、俺から話したい事がある・・・」
藤原直樹「何です?」
秋本博「取り合えず場所を変えよう。着いて来たまえ・・・」