高嶺の花に手を伸ばして

夏目心 KOKORONATSUME

14 文化祭準備(脚本)

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〇教室
高崎浩一「お前ら揃ってるな?席に着け・・・ホームルーム始めるぞ!」
高崎浩一「さて、今日から二学期が始まるが、各々これがやりたいとかの目標があったり無かったりするだろうが・・・」
高崎浩一「皆油断しない様にな・・・それと今日から、文化祭の準備があるから、うちのクラスでも何をやるか皆良く考えてくれ・・・」
高崎浩一「以上だ。次の準備忘れるなよ?」
速水康太「おぉ!この時期と言ったら文化祭か!すっかり忘れてたぜ!何が良いかな・・・プロレス大会なんてどうだ!?」
須藤智也「何で文化祭にプロレスなんてやらなきゃ行けないんだよ・・・」
須藤智也「って言いたい所だけど、実際何が良いか分からないな・・・」
星野慎太郎「文化祭か・・・取り合えず皆の意見聞かないとな・・・」
月島アカリ「凄く楽しみだね!星野君はやりたい事ある?」
星野慎太郎「まだ分からないな・・・これから皆の意見集めるから、そこからだね・・・」
月島アカリ「そっか!上手く行くと良いね!」
  二学期になって早々文化祭の話が持ち込まれた。俺は俺で何をやりたいか全く分からなかったが、先ずは皆の意見を
  集める事となった。
星野慎太郎「お化け屋敷、喫茶店、射的、展示会、プロレス大会って・・・まぁ今は良いか・・・喫茶店や射的になると」
星野慎太郎「色々用意しないとだな・・・」
星野慎太郎「皆聞いてくれ!各々の意見を集めて出し物候補はこんな感じになった!後で多数決で何をやるか決めるから、良く考えてくれ!」
速水康太「おぉ!候補がこんなにあるのか!どれにしようかな・・・やっぱプロレスだよな!!」
須藤智也「だから・・・何でプロレスが候補なんだよ・・・そんなにやりたきゃ一人でやろうな・・・」

〇高い屋上
  昼休み。
星野慎太郎「・・・・・・」
星野慎太郎「はむ・・・」
月島アカリ「ど、どうかな?」
星野慎太郎「・・・・・・」
星野慎太郎「いや、美味いよ!月島さん料理上手いんだね!」
月島アカリ「・・・!ちゃんと料理練習して良かった!ありがとう!」
星野慎太郎「こりゃ、良いお嫁さんになりそうだね・・・」
月島アカリ「う、うん・・・」
星野慎太郎「しかしまぁ、俺らの文化祭の出し物がクレープ屋とは、全く持って予想外だな・・・」
月島アカリ「そうだよね・・・でも粉物ってやり易いって言うし、クレープなら、バリエーションにも困らないし・・・」
星野慎太郎「そっか・・・作り方とか確り調べないとな!」
月島アカリ「そうだね・・・文化祭、皆で成功させようね!」
星野慎太郎「あぁ!もしかすると、別のクラスの人と仲良くなったりできるかもな!」
月島アカリ「・・・・・・あたしもそろそろ本気出した方が良いかな・・・」
星野慎太郎「月島さん?どうしたんだ?」
月島アカリ「え?あ、何でも無いよ!早く食べて、皆の所に戻ろう!」
星野慎太郎「あ、あぁ・・・」
月島アカリ「星野君、明日もまたお弁当作って来るから!」
星野慎太郎「あ、あぁ・・・本当無理しないでね・・・」
  何だか月島さんの様子がおかしく感じたが、俺達は食事を済ませて、クラスの面々と今後の話を進めるのだった。

次のエピソード:15 文化祭

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