高嶺の花に手を伸ばして

夏目心 KOKORONATSUME

15 文化祭(脚本)

高嶺の花に手を伸ばして

夏目心 KOKORONATSUME

今すぐ読む

高嶺の花に手を伸ばして
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇教室
  それから数日。文化祭当日。皆で協力してクレープ屋を完成させて、レシピも確りと把握して今日に挑む。
モブ女子「あぁ、ここはクレープ屋か!」
モブ女子「ねぇ、折角だから何か食べてかない?最近あたしらも頑張ったしさ・・・」
モブ女子「良いね!何にしようか!」
須藤智也「いらっしゃいませ!ご注文ですか?」
モブ女子「あ、はい!あたしは・・・そうですね、チョコバナナ一つで!」
モブ女子「あたしは苺スペシャル欲しいです!」
須藤智也「分かりました!少々お待ち下さい!」
須藤智也「注文入った!チョコバナナと苺スペシャル、一つずつ!」
モブ男子「分かった!苺とかは俺が持ってく!」
須藤智也「頼む!クレープは俺が作ってるから!」
須藤智也「さて、やるか・・・!」
  数分後。
須藤智也「お待たせしました!苺スペシャルと、チョコバナナになります!」
モブ女子「ありがとうございます!改めて思うんですが、クレープって難しく無いですか?」
須藤智也「まぁ・・・俺らも確かに最初はできませんでしたね・・・でも、やり方をちゃんと見て、数を熟してたら」
須藤智也「当たり前の様にできる様になってて・・・」
モブ女子「へぇ・・・でもここまでやるなんて凄いですよ!」
須藤智也「・・・そりゃ、皆に出す為にやりましたから・・・準備も頑張りましたし・・・」
モブ女子「でも、行動に移せるって凄いですよ!クレープ、人気出ると良いですね!」
須藤智也「そうですね・・・」
モブ女子「あたしらそろそろ行きます・・・行こう・・・」
モブ女子「そうね・・・」
須藤智也「さて、俺も頑張らないとな・・・」

〇体育館の中
速水康太「文化祭と言ったらライブだよな!」
速水康太「それにしても、アカリさんどこ行っちゃったんだ?誘おうと思ったらいつの間にかいないし・・・」
浮島可憐「やっほ〜速水君!楽しんでる?」
速水康太「あぁ、浮島か・・・浮島もライブ見に来たのか?」
浮島可憐「まぁね・・・ねぇ、折角だから一緒に出店廻らない?あたし弓道体験とかやって見たいんだよね!」
速水康太「面白そうだな!そしたら俺も・・・」
天上院茜「あ、速水君!こんな所で奇遇だね!」
速水康太「あ、天上院さん!」
天上院茜「速水君、良かったら一緒に廻らない?ライブ見たら科学部の実験体験やりたいんだけど、どうかな?」
速水康太「面白そうだな!折角だし!」
浮島可憐「ちょっと天上院さん?速水君はあたしが最初に誘ったんですけど、邪魔しないで頂ける?」
天上院茜「あれ?浮島さんいたんだ・・・」
浮島可憐「いたんだ・・・じゃ無いわよ!何速水君の事横取りしようとしてるのよ!!」
天上院茜「べっつに〜・・・あなたがたまたまここにいただけでしょ?何か問題ある?」
浮島可憐「あなたと言う人は〜・・・!」
速水康太「あ〜二人とも喧嘩するなって!折角の文化祭なんだからさ!」
速水康太「そ、そうだ!どうせなら皆と一緒に見に行かないか?その方が絶対良いし!」
天上院茜「え〜・・・私は速水君と二人で行きたいんだけどなぁ・・・」
浮島可憐「そうだよ速水君!こんな奴とだけは絶対いや!」
速水康太「いやいや!そこでいがみ合っても仕方ないだろ!」
速水康太「や、やっぱり皆で行こう!その方が絶対楽しいから!」
天上院茜「速水く〜ん・・・やっぱ二人で行こうよ〜!」
浮島可憐「速水君!こんな奴相手にしないで!」
速水康太「だぁぁぁ!勘弁してくれ〜!!」

〇体育館の裏
  一方俺は、剣道体験コーナーにて。
星野慎太郎「竹刀は常に両手で確り握る。緩めだと竹刀を落として負け扱いになるから、絶対落とさないでね・・・」
少年「はーい!」
少女「あの、他にどんな練習あるんですか?」
星野慎太郎「そうだね・・・素振りやランニングは勿論で、打ち込みってのもやってるね・・・」
星野慎太郎「分かると思うけど、もし本当に剣道をやるなら、確り剣道着を着るんだよ?」
少女「ありがとうございます!ねぇ、次はあっち行こう!」
少年「うん!お兄さんありがとう!」
星野慎太郎「誰かの親族かな・・・迷子にならない様にな・・・」
月島アカリ「星野君!お疲れ様!」
星野慎太郎「あぁ、月島さん!」
月島アカリ「家族で来てる人、お子さんも連れて来てる人いるんだね・・・」
星野慎太郎「そうだね・・・小さい子とは普段余り関わったりしないから、何だかレアな体験・・・」
月島アカリ「そうだね!」
月島アカリ「こんな事なら、あたしも剣道部やれば良かったかも・・・」
星野慎太郎「そこまで悲観する事でも無いだろ?まだ時間あるなら、素振りやって見る?」
月島アカリ「え?良いの?」
星野慎太郎「あぁ、誰でも歓迎だからな・・・」
月島アカリ「分かった・・・ありがとう!」
  月島さんに素振りを教えた後、俺達は時間になって教室に戻ってクレープ屋を手伝う事に。それから、今年の文化祭は
  無事終了した。

次のエピソード:16 告白

ページTOPへ