幸福戦隊ハピネスファイブ

どんぐり

メールデビルとフィメールデビルの襲来(脚本)

幸福戦隊ハピネスファイブ

どんぐり

今すぐ読む

幸福戦隊ハピネスファイブ
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇教室
同級生「久しぶりの晴天ね」
紅城憲夫「そうだな」
同級生「この晴れは貴重だもんな そういえば今日の体育はプールだよ」
紅城憲夫「ちゃんと準備はしてるぜ」

〇倉庫の搬入口
藍沢拓馬「夜勤、終わったぜ」
藍沢栞「お疲れ様。この後はゆっくり休んでね」
藍沢拓馬「ああ。姉さんも頑張れよ」

〇学食
山吹絵里奈「そういえばこの前友達からブライダルサロンができたってニュースを耳にしたんだ。私、行きたくなったの」
大学の同級生「ああ!テレビでも話題になってたわ」
山吹絵里奈「私たちって、いずれは結婚するかもしれないわね、咲!」
大学の同級生「そうねぇ!」

〇植物園の中
  一方、隆一郎は生徒の職場体験で奮闘していた。
常盤隆一郎「それでは、このセンターの職員さんの話をよく聞いてくださいね」
ガーデンセンターのスタッフ「おはようございます。私はこのガーデンセンタースタッフの小谷です。今日はよろしくお願いします」
ガーデンセンターのスタッフ「私はスタッフの小堀です。 よろしくお願いします」
「よろしくお願いします」
ガーデンセンターのスタッフ「それでは早速、バックヤードへ行きましょう」
「わかりました!」

〇華やかな広場
ガーデンセンターのスタッフ「ここで作業をしますが、まずはプランターの苗を取りに行きましょう」
中学生「解りました! 僕、実家が花屋なんです。植物は結構詳しんですよ! 父は高校の理科の先生ですし!」
ガーデンセンターのスタッフ「それは頼もしいですね!」
常盤隆一郎(これで一安心だ。スマホは更衣室に預けるようにしおりにも書いてあったからね)

〇事務所
先輩医師「じゃあ、俺は上がる」
桜庭舞「先輩、お疲れ様でした」
先輩医師「俺はこれから非番だが、桜庭も無理するなよ」
桜庭舞「解りました!」
医師(僕も頑張らなきゃ!)

〇ウェディングドレスショップ
メールデビル「この店を作って正解だった」
フィメールデビル「廃れたビルを使うとは、考えたものですね」

〇荒廃したビル
  数日前。
メールデビル「ここなら作戦を実行できそうです」
フィメールデビル「そうですね」

〇廃ビル
フィメールデビル「隠れ蓑に好適」
メールデビル「ここなら警察とかも手出しできんし、彼らも来られまいでしょう」

〇廃ビルのフロア
メールデビル「ここなら最適」
フィメールデビル「6月ですし、ジューンブライド。ならば、これで行きましょうか」

〇ウェディングドレスショップ
メールデビル「成功ですな」
フィメールデビル「店員に扮して獲物を集めましょう」
フィメールデビル「作戦開始です」
メールデビル「すべてはダークネス団のために!」

〇ウェディングドレスショップ
  こうして彼らの作戦はスタートした。
フィメールデビル「誰が来ますかね」
メールデビル「チラシの効果も出るでしょう」
「いらっしゃいませ」
「こんにちは」
フィメールデビル「ご結婚予定のお客様ですか?」
カップルの男性「はい。先日結納を済ませました」
カップルの女性「いい結婚式をあげたいなと思ってきたんです」
フィメールデビル(ここでゆっくりとパワーを貯めていきましょう)

〇オフィスビル前の道
  梅雨の中休みの日。ハピネスファイブの面々も、あの場所へと赴くことに。
山吹絵里奈「本当にここなんだって!」
桜庭舞「あたしも子供のころは花嫁さんを夢見てたの」
常盤隆一郎(せっかくのオフだし、付き合うか)
藍沢拓馬「やけに気になるな」
紅城憲夫「どうした?」
藍沢拓馬「あの店、突然オープンしたっていうんだけどさ、なんか裏があるんだよ」
紅城憲夫「それも兼ねて見に行くってわけか」
藍沢拓馬「そう。もしかしたらダークネス団が暗躍してるんじゃないかと」
紅城憲夫「とにかく、慎重に行こう」

〇試着室
メールデビル「いい格好ですね」
カップルの男性「ありがとうございます」
フィメールデビル「お似合いですよ」
カップルの女性「ありがとうございます」
フィメールデビル(今だわ)
メールデビル(はい)
  二人は作戦を決行した!!
(あれ!?なんか変な気分・・・)
「ショータイムの始まり!!」

〇ウェディングドレスショップ
山吹絵里奈「何コレ!?」
桜庭舞「みんなすごくぐったりしてるわ!!」
常盤隆一郎「やはりダークネス団か!!」
「う、動けない・・・」
藍沢拓馬「大丈夫か?俺が外へ連れ出す」
紅城憲夫「俺も手伝う!!」
  拓馬と憲夫は2人を外へ連れて行った。
紅城憲夫「お前たちが元凶か!!」
藍沢拓馬「うまく人を騙して!!」
山吹絵里奈「変だと思ったわ!!」
常盤隆一郎「6月の楽しみを恐怖に変えるなんて!!」
桜庭舞「酷すぎるわ!!」
「正解!!」
「この通りってこと!!」
紅城憲夫「お前たちが元凶か!変身するぞ!!」
「賛成!!」
「オッケー!」

〇魔法陣
「ハピネスチェンジキー、スタンバイ!」
「ハピネスチェンジキー、スタンバイ!」
「ハピネスチェンジブック、オープン!」
「ハピネスチェンジブック、オープン!」
「ハピネスチェンジ、スタート!」
「ハピネスチェンジ、スタート!」
紅城憲夫「昂る情熱のパワー!!ハピネスレッド!!」
藍沢拓馬「沈着冷静なるパワー!!ハピネスブルー!!」
山吹絵里奈「ピカっと閃くパワー!!ハピネスイエロー!!」
常盤隆一郎「穏やかで安らぐパワー!!ハピネスグリーン!!」
桜庭舞「心ときめく素敵なパワー!!ハピネスピンク!!」
「決して挫けない5つのパワー!」
「ハピネスファイブ、登場!!」

〇ウェディングドレスショップ
メールデビル「今日こそお前らの最期だ!!行け!!」
フィメールデビル「出番だ!!」
「ヤーッ!」
「行くぞ!」
「オッケー!」
紅城憲夫「行くぞ!」
紅城憲夫「喰らえ!!」
メールデビル「しまった!!」
藍沢拓馬「覚悟しな!!」
ダークネス団の部下「ワーッ!!」
山吹絵里奈「覚悟!!」
山吹絵里奈「行くわよ!」
フィメールデビル「くっ!!」
常盤隆一郎「覚悟しなよ!」
常盤隆一郎「それっ!」
「ワーッ!!」
桜庭舞「受けてみなさい!」
桜庭舞「覚悟!」
「ワーッ!」
メールデビル「なんて奴らだ!!」
紅城憲夫「とどめを刺すぞ!!」
藍沢拓馬「ああ!!」
「いつでもオッケー!!」

〇幻想空間
「ハピネスチェンジブック、オープン!!」
「ハピネスチェンジブック、オープン!」
紅城憲夫「レッドスター!!」
藍沢拓馬「ブルースター!!」
山吹絵里奈「イエロースター!!」
常盤隆一郎「グリーンスター!!」
桜庭舞「ピンクスター!!」
  5人が描いた流星が、五角形を生み出した。
「ハピネスペンタゴンウェーブ!!」
「ハピネスペンタゴンウェーブ!!」
「ワーッ!!」
  部下たちは吹っ飛ばされた。

〇ウェディングドレスショップ
「貴様ら!次はそうはいかんぞ!」
「ハピネスファイブ、」
「今回も大勝利!!」
カップルの男性「あれ?」
カップルの女性「何をしてたのかしら?」
紅城憲夫(一件落着だな)

〇研究所の中
  その後。
博士夫人「ダークネス団の陰謀だったの!?」
紅城憲夫「ああ。何でもカップルからパワーを奪ってたそうだ」
福島博士「そのパワーを使って襲ったというわけか」
シャンシャン「しばし彼らを注視する必要がありますね」
藍沢拓馬「出動が多いと俺らも体が持たなくなるよ・・・」
山吹絵里奈「そうね・・・」
常盤隆一郎「期末試験に向けて準備しなきゃいけないし・・・」
紅城憲夫「俺だってもうすぐ期末だぜ・・・」
常盤隆一郎「前にもいったけど職員も試験は大変なんだよ・・・」
紅城憲夫「わかってるよ・・・ 問題作成に採点だろ・・・」
桜庭舞「しかも梅雨時だし・・・」
博士夫人「元気出してちょうだい。みんなにクッキー作ってあげたから」
シャンシャン「私も手伝いました」
紅城憲夫「そうか。ありがとう、シャンシャン」
シャンシャン「嬉しいです・・・」
福島博士「私が選んだレモンティーも気に入ったかい?」
藍沢拓馬「爽やかでスッキリするぜ」
山吹絵里奈「そういえば近所の公園で紫陽花咲いたから見に行きたいわね」
常盤隆一郎「そういえば、うちの職場体験も無事に終わったよ」
桜庭舞「良かったわ。あたしの職場にも体験してる中学生、いっぱい来てたのよ」
常盤隆一郎「偶然だね」

〇宇宙船の部屋
ダーク「失敗するとはけしからん!!」
「すみません・・・」
ブラックアーミー「私が行くとしましょう」
ダーク「ミスったらタダじゃ済まんぞ」
  新たなる脅威がハピネスファイブに襲い掛かる!!油断するなよ!!
  次回へ続く!!

次のエピソード:ブラックアーミー襲来

成分キーワード

ページTOPへ