ロボット災害

夏目心 KOKORONATSUME

4 計画始動 前編(脚本)

ロボット災害

夏目心 KOKORONATSUME

今すぐ読む

ロボット災害
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇おしゃれなリビングダイニング
  俺が実家を出てから約一週間。
桐ヶ谷母「もう最高よ!私が思った通りの事をインプットしたら全部完璧にやってくれる!これなら聡太も誠も必要無いわね!」
桐ヶ谷母「私の家族の何倍も役に立つわ!さてと、家事が全部終わったら買い物行くわよ!」
ロボット「畏マリマシタ・・・」

〇通学路
中島蒼「誠、今の生活には慣れた?」
桐ヶ谷誠「お陰様で、ロボットの足音は未だにだけど・・・」
中島蒼「本当そうよね・・・お父様達も、なんであんなにロボット買ったのか分からないわ・・・」
久保直樹「お前らお早う!!」
桐ヶ谷誠「おぉ!久保か!お早う!」
中島蒼「ご機嫌よう!」
久保直樹「今日も頑張ってこうぜ!先生はロボットだけど・・・」
桐ヶ谷誠「本当、嫌になるよな・・・責めて人間の先生に教えてもらいたいよな・・・」
久保直樹「まぁ、今更気にしても仕方ないよな!なぁ桐ヶ谷・・・最近気になる事があるんだが・・・」
桐ヶ谷誠「ん?どうした?」
久保直樹「最近中島と一緒にいる事が多いけど、何かあったのか?」
中島蒼「久保君、その事はあたしから説明させてもらうわ。誠はお母様に捨てられたのよ。だから、前から誠にはあたしの所に来ないか」
中島蒼「あたしから誘ってたのよ・・・」
久保直樹「え?その話マジか!?悪い!嫌な事聞いたよな!?」
桐ヶ谷誠「あはは、大丈夫だよ、俺ん家、そもそも家庭環境壊滅的だったから・・・」
久保直樹「いや、寧ろ俺が気にするわ・・・マジですまねぇ・・・」
桐ヶ谷誠「・・・俺は大丈夫だ。後で一緒に美味い物食おうぜ・・・」
久保直樹「・・・だな!とりあえず行こうぜ!」
中島蒼「そうね!行きましょう!」

〇アーケード商店街
桐ヶ谷母「さて、買いたい物はあれに、これに・・・今日は何を食べようかしら?」
ロボット「・・・・・・」
桐ヶ谷母「さて、今日も荷物持ちお願いね!」
ロボット「畏マリマシタ・・・」
桐ヶ谷母「ん?今の音は?」
ロボット「最新データガアップデートサレマシタ・・・」
桐ヶ谷母「え?何よそれ?」
ロボット「コレヨリ、攻撃行動ニ移行シマス。ターゲットハ、人類・・・」
桐ヶ谷母「はぁ?ちょっと、さっきから何を言って?」
桐ヶ谷母「はぁ!?」
桐ヶ谷母「あ〜〜〜!!!!」

〇田舎の学校
久保直樹「やっとと〜ちゃ〜く!朝のホームルームまで時間あるし、どうしよっか!」
桐ヶ谷誠「どうだろう?とりあえず荷物整理して休憩かな?」
中島蒼「あたしはその後に自習ね・・・」
久保直樹「まぁ何がともあれだ、早く教室行ってやりたい事やろうぜ!」
久保直樹「な、なんだぁ!!??教室が爆発した!!??」
桐ヶ谷誠「な、なんで学校が!?てか、あそこに誰かいたりしないか!?」
中島蒼「二人共!今は落ち着きましょう!ここで慌ててもなんにもならないわ!」
久保直樹「お、おう!そうだな!これからどうするよ!?」
桐ヶ谷誠「そうだな・・・爆発が起きたから、消防隊と救急車と警察呼んで、来るまでに俺達も消化器探したり誰かいないか捜さないと!」
中島蒼「なら、あたしが警察とかに連絡するから、二人は中に誰かいないか調べて見て!」
久保直樹「だな!行くぜ桐ヶ谷!」
桐ヶ谷誠「あぁ!!」
中島蒼「・・・・・・」
中島蒼「あ、もしもし?警察ですよね?はい・・・今日の朝方、夏目高校の教室が爆発して・・・」

〇荒廃した教室
桐ヶ谷誠「すみません!誰かいませんか!?」
久保直樹「ったくひでぇ有り様だな!学校を爆発するたぁどこの馬鹿たれだよ!!」
桐ヶ谷誠「あぁ、責めて誰かが死ぬなんて事が無ければいいけど・・・」
久保直樹「おい、今の音聞いたか!?」
桐ヶ谷誠「あぁ、誰かいる!!」
  ボロボロになった教室で物音が聞こえて、俺と久保は直ぐに誰かいないか捜し出した。
桐ヶ谷誠「・・・!見つけた!!」
男子生徒「う、うぅ・・・」
桐ヶ谷誠「おい!確りしろ!何があった!?」
久保直樹「おい!誰かいたか!?」
桐ヶ谷誠「あぁ、酷い怪我した人を見つけた・・・なぁ何があったか教えてくれないか?外でダチが救急車を呼んでくれてるから!」
男子生徒「ろ、ロボットが・・・」
久保直樹「ロボット?」
男子生徒「ロボットが突然・・・ミサイルで攻撃して来て・・・」
久保直樹「み、ミサイル!?あのロボットそんなの持ってたのかよ!?」
男子生徒「どうしてこうなったのか、俺も分からなくて・・・ロボットは・・・人を攻撃して来て・・・」
桐ヶ谷誠「学校のロボットが人を攻撃してる?何の為に!?」
男子生徒「分からない・・・何も分からないんだ・・・」
桐ヶ谷誠「・・・!なぁ、お前以外に誰かいないか?皆助けて、ここを離れる!」
男子生徒「君達も・・・早く逃げて・・・でないと・・・ロボットが・・・!!」
ロボット「・・・・・・」
桐ヶ谷誠「ろ、ロボット・・・!?」
ロボット「ターゲット確認・・・コレヨリ、殲滅ヲ開始スル・・・」
久保直樹「や、やべぇ!桐ヶ谷!早く逃げないと俺達もやられる!!」
桐ヶ谷誠「だ、だけど!こいつを放って置く訳には!!」
男子生徒「早く・・・早く逃げて・・・」
桐ヶ谷誠「く、くぅ・・・!!」
男子生徒「俺はもう助からない・・・だから・・・早く・・・!!」
桐ヶ谷誠「・・・!!ごめんな・・・!!」
ロボット「攻撃目標ガ逃走、コレヨリ追跡スル・・・」

次のエピソード:5 計画始動 後編

ページTOPへ