イケメン文化0世界でプロデューサー令嬢、推し参る!

咲良綾

第12話 推しへの愛が巡っている!【最終話】(脚本)

イケメン文化0世界でプロデューサー令嬢、推し参る!

咲良綾

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〇要塞の廊下
シェリアータ「お兄様が、お兄ちゃん・・・?」
シュクレ(レノフォード)「うん。 黙っててごめん」
シェリアータ「いつから、気づいてたの?」
シュクレ(レノフォード)「記憶は、昔からあったんだ」
シュクレ(レノフォード)「シェリがせりちゃんじゃないかと思ったのは、ロシュにダンスを踊ってみせてた時」

〇華やかな裏庭

〇洋館のバルコニー

〇要塞の廊下
シュクレ(レノフォード)「でも、せりちゃんはイケメンが好きだったし」
シュクレ(レノフォード)「シェリは今の僕を愛してくれたし」
シュクレ(レノフォード)「今のままが幸せだと思って」
シェリアータ「・・・」
シュクレ(レノフォード)「ルディア様は、初めて見た時からるきちゃんじゃないかと思った」

〇ヨーロッパの街並み

〇要塞の廊下
シュクレ(レノフォード)「でも、るきちゃんには振られたと思っていたし、名乗れば怯えさせるだけだと思って」
シュクレ(レノフォード)「僕が一番、僕をバカにしてたんだ」
シュクレ(レノフォード)「不細工で惨めな過去を捨てたかった」
シュクレ(レノフォード)「来世があれば、るきちゃんに並んで恥ずかしくないようなイケメンになりたかった」
シュクレ(レノフォード)「でも願いが叶ってみれば、世界が僕に厳しくて、高望みのバチが当たったと思った」
シュクレ(レノフォード)「ごめんね。 僕が浅はかで、るきちゃんを信じなくて、」

〇貴族の応接間

〇要塞の廊下
シュクレ(レノフォード)「こんな、苦手な顔に生まれてごめん」
ルディア「何、言ってるの」
ルディア「本当に、バカ。浅はかだわ」
シュクレ(レノフォード)「!」
ルディア「何度も言ったじゃない。 どうしてまだわからないの」
ルディア「どんな顔かなんて関係ない、 私は「太一くん」が好きなんだって」
ルディア「貴方が貴方だから、好きなんだって」
ルディア「ずっとずっと言ってたじゃない・・・!」
シュクレ(レノフォード)「ごめん。ごめんね」
シェリアータ「じゃあ・・・会えたの? これで、お兄ちゃんは、瑠妃さんに」
シュクレ(レノフォード)「うん、会えたよ」
シュクレ(レノフォード)「ありがとう」
シェリアータ「良かっ・・・」
シュクレ(レノフォード)「シェリ!」
ファリヌ(ロシュオル)「シェリアータ!」

〇宇宙空間
  私たちは
  間違えて 傷ついて 報われなくて
瑠妃(るき)「イケメンが優遇されない世界に行きたい」
太一(たいち)「イケメンになりたい」
世李(せり)「本当の妹になりたい」
  願って 叶って

〇幻想空間
  生まれ変わって
  すれ違って ぶつかって
  手を取り合う

〇大広間
  今回の優勝者は
  マソパリスター!
ウフ(リュカリオ)「やっぱりそうなるか」
シュクレ(レノフォード)「強いね~」
ルディア「皆様、ありがとうございます」
ルディア「マソパリスターは今回でアートデュエル10連勝となりました」
ルディア「大変ありがたいことですが、王もそろそろ他の芸術を楽しみたいと思し召しです」
ルディア「つきましては、2位のチームとのコラボレーションをお届けしたいと考えています」
ルディア「異論はございませんでしょうか」
ルディア「今回、2位のチームは・・・」

〇謁見の間
プリスキラ王「応援札か・・・ 何を書けば良いのかわからぬな」
シェリアータ「応援札よりもっとお気軽な、 色つき棒もございます!」
プリスキラ王「おお、ガラスか! 美しいな」
ルディア「レノ」
ルディア「サービスもいいけど、ほどほどにしてね」
シュクレ(レノフォード)「シュクレとしてサービスするけど、」
シュクレ(レノフォード)「レノフォードとしては、ルディだけだよ」
ウフ(リュカリオ)「あー、いいなー、オレも女にモテ・・・」
ウフ(リュカリオ)「一応、モテてるけど」
ユフィ姫「ずっとお城にいて、姫のお婿さんになる?」
リロ姫「ずるいわ! 姫のお婿さんよ!」
ウフ(リュカリオ)「ああ、将来性豊かだなぁ!」
ウフ(リュカリオ) 「しかし」
ファリヌ(ロシュオル)「ごめん、触るつもりじゃ」
シェリアータ「ううん、肩くらい別に・・・」
ウフ(リュカリオ) 「お前らさぁ・・・」
ウフ(リュカリオ) 「いつまでそんな感じなの?」
ルディア「さあ、パフォーマンスをお楽しみください!」

〇西洋の城

〇空
  2年後

〇謁見の間
プリスキラ王「では、3ヶ月後、正式な就任となる。 準備を進めておくように」
ロシュオル「はっ」

〇華やかな広場
「じゃんけんぽん!」
ユフィ姫「やった! 今夜はユフィに子守唄よ」
リロ姫「ううう」
リュカリオ「リロ姫は昨晩歌ってあげたでしょ」
リロ姫「リロだけのお抱え歌手だったらいいのに」
ユフィ姫「だーめ。王宮のお抱え歌手なんだから、独り占めはできないよーだ」
ロシュオル「姫様方、ご機嫌麗しく」
リュカリオ「ロシュ、夜勤だったの?」
ロシュオル「ああ」
リュカリオ「近衛兵は勤務が不規則で大変だね」
ロシュオル「戦争もなく平和だし、 大したことはないよ」

〇城の廊下
???「ロシュオル」
ロシュオル「ロドル騎士隊長」
ロドル・ケークス「爵位の件、聞いたぞ」
ロドル・ケークス「認めよう。私はお前を見くびっていた」
ロシュオル「光栄です」
イジ・ワル 「たいした出世だな」
ロシュオル「先輩たちもお元気そうで」
イジ・ワル 「ふん」

〇ヨーロッパの街並み
こども「俺、ケブカイ様役がいい!」
こども「俺、ファリヌ様」
こども「私はウフ様やりたーい!」
「キンニク! フッフー!」
フッキン・シックスパック「おっ、少年たち」
ケブカイ・オナカポヨン「元気に遊んでるな!」
こども「わー!」
こども「マソパリスター!」
こども「本物だー!」
モエスキー伯爵令嬢「フッキン様の新作絵姿が出たんですって!」
ドルオタ伯爵令嬢「シュクレ様の新作はまだかしら」
オスワイルド男爵夫人「私、想像小説を書かせたのだけど」
ロシュオル「・・・」

〇西洋風の部屋
イルエラ「お帰りなさい」
ロシュオル「ただいま。着替えたらすぐ出るよ」
ミレーヌ「フランロゼ家かい?」
イルエラ「それならお菓子を持って行ってあげて」
ロシュオル「ありがとう」

〇ホテルのエントランス
ロシュオル「レノ」
レノフォード「ロシュ!」
ロシュオル「これ、皆さんで」
レノフォード「わぁ、ありがとう!」
レノフォード「シェリなら中庭にいるよ」
ロシュオル「そうか」
ミルフィ「キャッキャッ」
ロシュオル「ハイハイ、上手になったな」
ミルフィ「ぱ!」
レノフォード「聞いた!? 今、パパって言った!」
ロシュオル「そうかな」
レノフォード「天才だ!」
ルディア「また出た、親バカ」
ルディア「ミルフィにべったりなのはいいけど」

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コメント

  • ようやく読了しました。
    終盤で判明した転生前の出来事。
    交通事故が原因でシェリとルディアになってしまったのか……と思ったらレノも転生者だったという怒涛の展開。

    最後はレノとルディア、ロシュとシェリ。
    それぞれが幸せになれて良かったです。

    とにかく拍手であります!👏

  • 最後までおもしろく感動の最終回でした✨
    この作品を読めて本当に良かったです。
    シェリアータが最後まで魅力的な主人公でして…大切な人の為に頑張れる人であり、行動力も抜群のカッコ良さ、だけど後悔・失敗に挫ける弱さ、挫けても支えてもらい立ち上がる強さ…そして笑い要素も持ち合わせる完璧な主人公です👏👏👏
    皆が大団円の理想的なハッピーエンドをありがとうございました🎉
    完結お疲れ様でした✨

  • ロシュの拗ね方可愛ー!
    はあー♥素敵なエンディングでした。
    転生して良かったね、みんな…😭
    ルッキズムというテーマが根本にありながら、複雑にジャンル要素が絡み合う面白い作品でした。
    喜怒哀楽が絶妙で、でもちゃんと大円団になっていて素晴らしかったです。
    スチルも芸術的で、世界観に酔いしれました。遅ればせながら、完結お疲れ様でした✨

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