幸福戦隊ハピネスファイブ

どんぐり

5月終盤の抗争(脚本)

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〇宇宙船の部屋
ダーク「黒星なんぞ飾りやがって!」
ミス・デビル「すみません・・・」
イーヴィルバット「みっともない。私が行くとしよう」
ダーク「健闘を祈るぞ」
ミス・デビル(いつか見返してやる!)

〇教室
担任「以上で、中間テストは終了となります。お疲れさまでした」
紅城憲夫「やっと終わったぜ!」
青柳香澄「テスト後のフィードバックも忘れちゃいけないわね。赤点取ったら再試験だって言ってたし」
紅城憲夫「ま、俺は何とか大丈夫かな」
同級生「一応僕も大丈夫かと」
青柳香澄「私はまあまあな感じね」

〇トラックのシート
藍沢拓馬「次はここだな」
  メモに記載された住所をカーナビにインプットする拓馬。
藍沢拓馬「出発だ!」

〇マンション前の大通り
藍沢拓馬「着いたぞ!」

〇マンションのオートロック
藍沢拓馬「えっと、番号はっと・・・・」
  メモを見ながら、部屋番号を打ち込む拓馬。
藍沢拓馬「よし!入れたぞ!」

〇エレベーターの中
  エレベーターで移動する。
  その間にも、荷物を落とさないよう慎重になる拓馬だった。
藍沢拓馬(もうすぐだ!)
  やがてエレベーターは目的のフロアに到着した。

〇マンションの共用廊下
藍沢拓馬「東西南北運送でーす!」
マンションの住民「はーい!」
藍沢拓馬「お届け物でーす!」
マンションの住民「ありがとうございます!ハンコ押しますね!」
藍沢拓馬「ありがとうございました!」
  拓馬は今日も配送をこなしていく。

〇学食
山吹絵里奈「このカレー、おいしい!」
  昼食に舌鼓を打つ絵里奈。
大学生「先輩!今日お昼一緒にいいですか?」
山吹絵里奈「いいわよ!」

〇散らかった職員室
常盤隆一郎「やっと試験が終わりましたね」
女性教諭「そうですね」
男性教諭「でも、これで終わりじゃないですよ。試験の採点だってあるんですから」
「そうですね」
  学校での試験は、教諭も生徒も大変な思いをするのは同じである。

〇事務所
桜庭舞「そろそろお昼の時間になるわね」
医師「そうですね。僕は今日コンビニで買ってきました」
桜庭舞「あたしは家からお弁当を持参したわ」

〇一人部屋
紅城憲夫「定期試験も終わったし、ゆっくりくつろげるな」
  家に戻った憲夫は昼食後、ゆっくり休むことにした。
紅城憲夫(進路、考えないとな・・・・ 来年は受験だしな。何とか留年せずにここまで来たけど・・・・)
  憲夫は来年受験生。
  実家がラーメン屋なので将来的には店を継ぐことになるが、彼は内心悩んでるのだ。

〇警察署の食堂
  拓馬の職場の食堂。
藍沢拓馬「しっかし、勤務の後の昼食はいいもんだ」
職場の後輩「先輩、先日は夜勤お疲れさまでした。僕は明後日夜勤なんですよ」
藍沢拓馬「そうか。お前も頑張れよ。夜勤の前はしっかり仮眠を取らなきゃいけないぞ」
職場の後輩「わかりました!」
藍沢栞「二人で何話してたの?」
藍沢拓馬「ちょっとした話だよ、姉さん」
職場の後輩「あ!お久しぶりですね!」
藍沢栞「こんにちは」

〇おしゃれな大学
山吹絵里奈「今日はサークルもあるし、思いっきり頑張らなくちゃ! レポートも出したし」
ソフトボールサークルのメンバー「先輩、私もサークル頑張ります!」
  絵里奈は後輩からも尊敬されている。

〇散らかった職員室
  中学校の職員室。
常盤隆一郎「何とか今日の分は終わった気がする・・」
教諭「お疲れさまでした」
女性教諭「でも試験後1週間はまだ事務処理が残ってますよ」
教諭「ごもっともですね」
常盤隆一郎「気は抜けませんね・・」

〇病院の診察室
桜庭舞「ふう、これで今日の案件は終了したわね。明日のスケジュールもチェックしなきゃ」
  舞はスケジュールをチェックした。
桜庭舞「給食費の支払いやPTAのことも忘れてたわ! シフト調整してもらわなきゃ!」

〇空
  夕暮れのこと。
イーヴィルバット「ターゲットは定まった!」

〇土手
  河川敷にて。
憲夫の妹「中間試験も終わって今日はいっぱい遊べて楽しかったー!」
  憲夫の妹のエマ。彼女は中間試験を終え、友達の家から帰る途中だった。
イーヴィルバット「それじゃあ、さっそく始めるとしよう」
「ヤー!」
  街は大パニックに!

〇研究所の中枢
博士夫人「あなた!モニターを見て!」
福島博士「やはり出たか!」
シャンシャン「私が場所を解析します」
  数秒後。
シャンシャン「場所は河川敷です」
福島博士「ここは私から伝える!」

〇一人部屋
紅城憲夫(進路、考えないとな・・・・)
紅城憲夫「おい!びっくりさせるなよ!」

〇倉庫の搬入口
藍沢拓馬「じゃあ俺もう帰るわ」
職場の後輩「お疲れ様でしたー!」
藍沢拓馬(そろそろ姉さんも戻るはず!)
藍沢拓馬「どうしたんだ!?」

〇更衣室
ソフトボールサークルのメンバー「今日もいい練習でしたね、先輩!」
山吹絵里奈「そうね!」
ソフトボールサークルのメンバー「私も大奮闘しましたよ?」
山吹絵里奈「確かにそうね!私も大活躍したわ! 来週も頑張らないとね! じゃあね!」
「お疲れ様でしたー!」

〇大学の広場
山吹絵里奈「急いでアパートに戻らなきゃ!」
山吹絵里奈「勘弁して!」

〇学校の校舎
常盤隆一郎「やっと家路につけるよ・・・・ 採点作業も大変だ・・・・」
常盤隆一郎「今度は何?」

〇病院の入口
桜庭舞「急いで家に帰らなくっちゃ!」
桜庭舞「どうしたの?」

〇研究所の中枢
福島博士「ダークネス団が現れた!」
博士夫人「場所は河川敷!直ちにそっちに向かって!」

〇一人部屋
紅城憲夫「わかった!すぐに向かう!」
紅城憲夫「ワープホール、オープン!」
紅城憲夫「行くぞ!」

〇倉庫の搬入口
藍沢拓馬「わかった!すぐ向かう!」
藍沢拓馬「ワープホール、オープン!」
藍沢拓馬「ワープ開始!」
  しばらくすると、栞が戻ってきた。
藍沢栞「拓馬はそろそろ戻ってくるころだけど、どこにいるのかしら?」

〇大学の広場
山吹絵里奈「わかったわ!すぐそっちに向かうわ!」
山吹絵里奈「ワープホール、オープン!」
山吹絵里奈「ワープ開始!」

〇学校の校舎
常盤隆一郎「わかった!すぐにそっちに向かうから!」
常盤隆一郎「ワープホール、オープン!」
常盤隆一郎「ワープ開始!」

〇病院の入口
桜庭舞「わかったわ!すぐそっちに行くわね!」
桜庭舞「ワープホール、オープン!」
桜庭舞「ワープ開始!」

〇土手
イーヴィルバット「愉快愉快だ!」
  「そうは問屋が卸さない!」
イーヴィルバット「誰だ!?」
紅城憲夫「不意打ちばっかりしやがって!」
藍沢拓馬「俺らの身にもなれ!」
山吹絵里奈「こっちだって怒るわよ!」
常盤隆一郎「直ぐ帰った方が身のためだ!」
桜庭舞「好き勝手にはさせないわ!」
イーヴィルバット「うるさい!」
紅城憲夫「準備はいいな?」
藍沢拓馬「変身するぞ!」
「いつでも準備オッケー!」

〇魔法陣
「ハピネスチェンジキー、スタンバイ!」
「ハピネスチェンジキー、スタンバイ!」
「ハピネスチェンジブック、オープン!」
「ハピネスチェンジブック、オープン!」
「ハピネスチェンジ、スタート!」
「ハピネスチェンジ、スタート!」
紅城憲夫「高ぶる情熱のパワー!ハピネスレッド!」
藍沢拓馬「冷静沈着なるパワー!ハピネスブルー!」
山吹絵里奈「ピカッとひらめくパワー!ハピネスイエロー!」
常盤隆一郎「穏やかで安らぐパワー!ハピネスグリーン!」
桜庭舞「心ときめく素敵なパワー!ハピネスピンク!」
「決してくじけない、5つのパワー!」
「ハピネスファイブ、登場!」

〇土手
イーヴィルバット「重ね重ね邪魔しやがって! やっちまえ!」
「ヤー!!」
紅城憲夫「行くぜ!」
紅城憲夫「喰らえ!」
ダークネス団の部下「ワー!!」
藍沢拓馬「こっちだって!」
藍沢拓馬「行くぜ!」
「わーっ!」
イーヴィルバット「ナメたマネを・・・!!」
山吹絵里奈「それはこっちのセリフよ!」
山吹絵里奈「覚悟しなさい!」
イーヴィルバット「ばかな!」
「ヤーッ!」
常盤隆一郎「覚悟しろよ!」
常盤隆一郎「喰らえ!」
「ワーッ!」
桜庭舞「あたしも!」
桜庭舞「覚悟っ!」
「ワーッ!」
イーヴィルバット「なんて奴らだ!」
憲夫の妹(すごい、これがハピネスファイブなの!?)
憲夫の妹(私、ファンになっちゃいそう!)
紅城憲夫「じゃあ、いつものようにとどめを刺すとするか!」
藍沢拓馬「準備はいいな?」
「準備オッケー!」

〇幻想空間
「ハピネスチェンジブック、オープン!」
「ハピネスチェンジブック、オープン!」
紅城憲夫「レッドスター!」
藍沢拓馬「ブルースター!」
山吹絵里奈「イエロースター!」
常盤隆一郎「グリーンスター!」
桜庭舞「ピンクスター!」
  5人の描いた流星が、五角形を作り上げた!
「ハピネスペンタゴンウェーブ!」
「ハピネスペンタゴンウェーブ!」
「ワー!」
イーヴィルバット「次はそうはいかんぞ!」

〇土手
「ハピネスファイブ、」
「今回も大勝利!」
憲夫の妹「ヒーローって、本当にいたんだ!」

〇玄関内
憲夫の妹「ただいま!さっきハピネスファイブに出会ったんだよ! ヒーローって、本当にいるのかな?」
紅城憲夫「おかえり。きっといるよ」

〇宇宙船の部屋
イーヴィルバット「うまく行きませんでした・・・」
ダーク「まったくもう・・・」
クルエルマン「私が行きましょう」
ダーク「お前に託す」
  ダークネス団は手を変え品を変え襲来してくるぞ!
  負けるな、ハピネスファイブ!

次のエピソード:梅雨入りの事件

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