幸福戦隊ハピネスファイブ

どんぐり

ディスピア襲来(脚本)

幸福戦隊ハピネスファイブ

どんぐり

今すぐ読む

幸福戦隊ハピネスファイブ
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇研究開発室
シャンシャン「博士、おはようございます」
福島博士「シャンシャン、おはよう。こっちは朝食済ませたところだよ」
博士夫人「無事に一日過ごせるといいわね」

〇ラーメン屋のカウンター
紅城憲夫「じゃあ行ってくる!」
「行ってらっしゃい!」
憲夫の父「じゃあ、仕込みでも始めるか!」
憲夫の母親「そうね!」
憲夫の兄「僕も手伝うよ!将来店継ぎたいしね」
憲夫の父「期待してるぜ!」

〇倉庫の搬入口
藍沢拓馬「今日の夜勤、これで終わりました!」
会社の先輩「お疲れ様。私はこれから業務に入るわ」
会社の後輩「先輩の背中を追いかけていきます! 藍沢先輩も頑張ってください!」
藍沢拓馬「そう言ってくれると嬉しいさ。俺は夜勤明けで今日の仕事はおしまい。今日は姉さんが引き継ぐんでね」
会社の後輩「そうなんですね!」
藍沢栞「じゃあ、頑張って行くから、家でゆっくり休んでね」
藍沢拓馬「わかった!姉さんも気をつけてね!」

〇おしゃれな大学
山吹絵里奈「今日はバイトもサークルもないから、まっすぐ家に帰れるわね」
大学の同級生「山吹さん、今度ソフトボールの試合でしたよね?」
山吹絵里奈「そうよ!」
大学の同級生「今度応援に行きますね!」
山吹絵里奈「そう言ってくれると嬉しいわ!」

〇散らかった職員室
常盤隆一郎「そろそろ朝の会の準備をしないと」
教諭「そのあと授業になりますけど、我々も多忙になりますね。何せ中間試験もありますし」
常盤隆一郎「ええ。今のうちから僕は問題作成と模範解答作りしてます」
教諭「すごいですね。常盤先生を尊敬してます!」
常盤隆一郎「そう言ってくれると嬉しいです」

〇事務所
桜庭舞「今日も頑張らなくちゃ!」
舞の先輩「すっかり板についてるわね」
桜庭舞「おはようございます、先輩!すっかり定着してきた感はありますね」
舞の先輩「そもそもあなたは、なんで小児科医になろうと思ったわけ?」
桜庭舞「私の子供時代が関係してます」

〇病室
  回想。
看護師「舞ちゃん、すっかり良くなったわね」
桜庭舞(少女時代)「先生のおかげだよ。ありがとう!」
舞の母親(若かりし頃)「本当にありがとうございました!」
  舞は、幼少期に体調不良を訴え、入院したことがあった。
桜庭舞(少女時代)(あたしも、あんな人になりたいな!)

〇事務所
桜庭舞「というわけです」
舞の先輩「なるほどね。私たちも頑張らないといけないわね!」
桜庭舞「はい!」

〇空
  昼下がりの空。晩春の空の上に現れたのは、なんとディスピアだった。
ディスピア「さて、どこを襲おうかな?」
  彼は街を見下ろした。
ディスピア「あそこにしてみるか」

〇街中の公園
  とある公園。
保育士「それでは戻りましょう」
「はーい!」
  その時だった!
ディスピア「この楽しい時間を、恐怖と絶望に染めてやるまでだ! やっちまえ!」
「ヤー!」
  街はパニックに陥った!
保育士「早く避難しましょう!」

〇研究所の中枢
シャンシャン「博士!大変です!」
福島博士「なんだ!?」
シャンシャン「モニターを見てください!」
福島博士「やはり出たのか! すぐ面々に知らせる!」
福島博士「みんな、出動案件だ!」

〇教室
紅城憲夫「脅かすなよ!これから昼食なのに!」
  憲夫はハピネススマートウォッチをタップした。

〇本棚のある部屋
藍沢拓馬「おいおい、脅かすなよ!」

〇講義室
山吹絵里奈「さて、お昼ご飯、食べようっと!」
山吹絵里奈「もう、勘弁してよ〜」

〇散らかった職員室
常盤隆一郎「昼食にするかな」
常盤隆一郎「参ったなぁ、今からお昼ご飯なのに・・・」

〇病院の廊下
桜庭舞「そろそろお昼ご飯ね」
桜庭舞「どうしたの!?」

〇研究所の中枢
  モニターに、博士の顔が浮かび上がる。
福島博士「緊急事態だ!ダークネス団が出現した!場所は公園だ!」

〇教室
紅城憲夫「わかった!すぐ向かう!」

〇本棚のある部屋
藍沢拓馬「わかった!すぐ向かう!」

〇玄関内
藍沢華子「拓馬、どこ行くの!?」
藍沢拓馬「悪い!忘れ物取りに行くんだ! 帰ったら飯にする!」

〇講義室
山吹絵里奈「すぐ向かうわ!」

〇散らかった職員室
常盤隆一郎「わかった!すぐ向かうね!」

〇病院の廊下
桜庭舞「わかったわ!すぐ行くわね!」

〇街中の公園
ディスピア「愉快だ愉快だ」
保育士「何とかならないだろうか・・・」
  その時だった!
「そうは問屋が卸さない!」
ディスピア「あれは!?」
紅城憲夫「お前らの好き勝手にさせてたまるか!」
藍沢拓馬「俺らの身にもなってみろ!」
山吹絵里奈「いい加減にして!」
常盤隆一郎「身の程を知った方がいいんじゃないか?」
桜庭舞「そうよ!痛い目に遭っても知らないわよ!」
紅城憲夫「変身するぞ!準備はいいな?」
藍沢拓馬「もちろんだ!」
「いつでも準備オッケー!」

〇魔法陣
「ハピネスチェンジキー、スタンバイ!」
「ハピネスチェンジキー、スタンバイ!」
「ハピネスチェンジブック、オープン!」
「ハピネスチェンジブック、オープン!」
「ハピネスチェンジ、スタート!」
「ハピネスチェンジ、スタート!」
紅城憲夫「高ぶる情熱のパワー!ハピネスレッド!」
藍沢拓馬「沈着冷静なるパワー!ハピネスブルー!」
山吹絵里奈「ピカッとひらめくパワー!ハピネスイエロー!」
常盤隆一郎「穏やかで安らぐパワー!ハピネスグリーン!」
桜庭舞「心ときめく素敵なパワー!ハピネスピンク!」
「決してくじけない、5つのパワー!」
「ハピネスファイブ、登場!」

〇街中の公園
ディスピア「面白い!やっちまいな!」
「イェッサー!」
紅城憲夫「引き下がってたまるか!」
藍沢拓馬「こっちだって!」
「負けられない!」
  メンバーは果敢に立ち向かう!
ダークネス団の部下「ハハハ!」
紅城憲夫「行くぜ!」
紅城憲夫「それっ!」
ダークネス団の部下「ワー!」
藍沢拓馬「覚悟しろ!」
藍沢拓馬「喰らいな!」
ダークネス団の部下「ワー!!」
ディスピア「この僕には無理でしょう」
山吹絵里奈「それはどうかしら?」
山吹絵里奈「それっ!」
ディスピア「しまった!」
常盤隆一郎「こっちだって!」
「ケーッケッケ!」
常盤隆一郎「覚悟しなよ!」
常盤隆一郎「それっ!」
「ワーッ!」
桜庭舞「覚悟しなさい!」
桜庭舞「それっ!」
「ワー!」
ディスピア「バ、バカな・・・」
紅城憲夫「それじゃあ、とどめを刺すぞ!」
藍沢拓馬「準備はいいな?」
「いつでも準備オッケー!」

〇幻想空間
「ハピネスチェンジブック、オープン!」
「ハピネスチェンジブック、オープン!」
紅城憲夫「レッドスター!」
藍沢拓馬「ブルースター!」
山吹絵里奈「イエロースター!」
常盤隆一郎「グリーンスター!」
桜庭舞「ピンクスター!」
  彼らが描いた流星が5角形に変化した!
「ハピネスペンタゴンウェーブ!」
「ハピネスペンタゴンウェーブ!」
「ワーッ!」
ディスピア「次はそうはいかないから!」
  ダークネス団は、空の彼方へ飛び去った。
「ハピネスファイブ、」
「今回も大勝利!」

〇街中の公園
  大歓声を浴びたハピネスファイブは、その場を去った。
保育士「本当にいたんですね、スーパー戦隊」
保育士「そうですね」
幼稚園児「本当にいたんだね、ヒーローって」
幼稚園児「そうだね」
保育士「きっと君たちを見守ってるはずさ」

〇教室
  さて、面々は元の場所に戻った。
紅城憲夫「やっと飯が食えるよ」
同級生「それにしても、どこ行ってたのさ?」
紅城憲夫「まあ、ちょっと用事があってな」

〇玄関内
藍沢拓馬「ただいま!忘れ物まだあってよかったよ」
藍沢華子「それはよかったわね。でも次は忘れ物しないでね」
藍沢拓馬「わかった!」
藍沢華子「ご飯できてるわよ」
  拓馬は昼食を摂ることにした。

〇学食
山吹絵里奈「間に合ってよかったわ!」
  絵里奈はパスタセットを注文し、食べることにした。

〇散らかった職員室
常盤隆一郎「どうにか間に合ったな」
教諭「常盤先生、どこに行かれてたんですか?」
常盤隆一郎「ちょっと要件を思い出して」
教諭「親に連絡ですか?」
常盤隆一郎「はい。電話があったもんで」

〇病院の廊下
桜庭舞「そろそろお昼ご飯ね」

〇事務所
桜庭舞(母さん、昼食ありがとう)
  お弁当に舌鼓を打つ、舞だった。

次のエピソード:ミス・デビル襲来

成分キーワード

ページTOPへ