ミス・デビル襲来(脚本)
〇宇宙船の部屋
ダーク「黒星飾りやがって。呆れて怒こる気になれん!」
ディスピア「すみません・・・・」
ミス・デビル「ここは私の出番ね」
ダーク「頼むぞ」
〇研究所の中
研究所のサロン。
博士夫人「そういえば、もう5月も終わりね。衣替えの季節ね」
福島博士「ああ。5月も終わりが来れば、初夏の気配がする。特に、学生にとってはかなり大切な時期さ」
シャンシャン「試験ですね。勉学は大切です」
〇教室
憲夫の通う学校の教室。
担任「えー、それでは範囲表を配布いたします」
紅城憲夫「結構広いな、範囲」
大崎マホ「頑張らないとね。 それと、今日から部活休みね。ちなみに私は演劇部よ」
神谷真一「僕は写真部だ。部活休みの分、思いっきり勉強しないとね」
紅城憲夫「俺は天文部だからな。試験勉強、頑張らなきゃいけねぇな」
〇トラックのシート
藍沢拓馬「データのインプット、これで完了!さあ、出かけるか!」
拓馬は今日も出発した。
〇神社の本殿
藍沢拓馬「お待たせしました!」
住職「ありがとうございます。新しいパソコンに更新しようと思ったんです、旧タイプのサポート終了を受けて」
藍沢拓馬「じゃあ、はんこお願いします」
住職「わかりました」
藍沢拓馬「ありがとうございました!」
住職「また来てくださいね」
拓馬は出発した。
住職(旧式のパソコンはリサイクルショップに引き取ってもらおう)
〇講義室
大学の同級生「先週のレポート、無事に済ませたわ」
山吹絵里奈「私も何とか済ませたわ」
やがて、授業がスタートした。
大学教授「はい、皆さんおはようございます」
〇教室
常盤隆一郎「えー、それでは範囲票を配っていきます」
学生「やたら範囲広いな」
学生「油断しちゃいけないわね」
常盤隆一郎「全員行き渡りましたね?ちゃんと保護者にも見せてください」
〇事務所
業務用パソコンを操作する舞。
桜庭舞「あとはこのデータをインプットして、診察室にもっていかなくっちゃ」
桜庭舞「これでよし!」
男性医師「今日は、昼一緒にどうだ?」
桜庭舞「考えときますね、先輩」
〇学校の昇降口
夕方。
紅城憲夫「部活もテスト休みだし、思いっきり勉強しなきゃな!」
天文部部長「そうよ!がんばってね!」
紅城憲夫「先輩、俺頑張ります!」
天文部部長「じゃ、テスト後に向けて頑張りましょう」
〇倉庫の搬入口
藍沢拓馬「部長、戻ってきましたー!」
藍沢栞「私も戻りました!」
運送会社の上司「お疲れさま!もう上がるんだろう?」
「はい!お疲れさまでした!」
運送会社の上司「お疲れさま!また明日も頼むよ!」
〇おしゃれな大学
山吹絵里奈「今日はサークルも楽しかったし、家に帰ろうっと! バイトはシフトもないし!家に帰ってゆっくり休まなきゃ!」
〇散らかった職員室
教諭「そろそろ時間ですね。常盤先生、試験作成は順調ですか?」
常盤隆一郎「はい。USBもあるんで、家でも作業してます。おおむね順調ですよ」
教諭「バックアップは取っておいた方がいいですね」
〇更衣室
桜庭舞「今日の仕事もおしまい!家に帰ろうっと!」
医師「先輩、お疲れさまでした!」
桜庭舞「そちらこそお疲れ様」
〇空
ミス・デビル「どこにしようかしら? そうだ!あそこがいいわね!」
ターゲットを定めたらしい。
〇神社の本殿
住職「今日も参拝客が来てたなぁ」
仏僧「そうですね」
神主「ここの神社に来る人は本当にマナーを守ってくれて嬉しいものです」
巫女「ええ」
ミス・デビル「この平穏な夕方を、悪夢の時間にしてやる!やれ!」
「ヤー!」
〇研究所の中枢
博士夫人「出たわね!ダークネス団!」
福島博士「連絡はこっちがする!お前は夕食の支度を1」
博士夫人「わかったわ!」
シャンシャン「データを分析します!」
福島博士「場所がわかったか?」
シャンシャン「ええ。神社です!」
福島博士「すぐに連絡する!」
〇学校の昇降口
紅城憲夫「どうしたんだ!?」
〇更衣室
藍沢拓馬「じゃあ、一緒に帰ろうよ!」
藍沢栞「そうね」
藍沢拓馬「どうしたのかな?」
〇おしゃれな大学
山吹絵里奈「勘弁してよ〜」
〇学校の校舎
男子学生「先生、また明日!」
常盤隆一郎「気をつけてね!」
常盤隆一郎「そろそろ家に向かおう」
常盤隆一郎「勘弁してよ・・・・」
〇病院の入口
桜庭舞「急がなくっちゃ!」
桜庭舞「どうしたのかしら?」
〇研究所の中枢
福島博士「ダークネス団が出たぞ!すぐに現場に向かってくれ!」
シャンシャン「場所は有名な神社です!」
〇学校の昇降口
紅城憲夫「わかった!すぐ向かう!」
〇更衣室
藍沢拓馬「うん!今からそっちに向かうね!」
藍沢栞「どうしたの?」
藍沢拓馬「悪いけど、急用ができた!先に帰ってて!」
藍沢栞「わかったわ」
〇おしゃれな大学
山吹絵里奈「わかったわ!すぐに向かうわね!」
〇学校の校舎
常盤隆一郎「わかった!すぐに向かうね!」
〇病院の入口
桜庭舞「わかったわ!すぐに向かうわ!」
〇神社の本殿
ミス・デビル「この調子だ!」
「ケーッケッケ!」
「そうは問屋が卸さない!」
ミス・デビル「誰だ!?」
紅城憲夫「性懲りも無く襲いやがって!」
藍沢拓馬「神社を襲うなんて言語道断だぞ!」
山吹絵里奈「神様を襲うなんて罰当たりよ!」
常盤隆一郎「今すぐ帰らないとバチが当たるぞ!」
桜庭舞「バチが当たって後悔しても知らないわよ!」
「準備はいいな?」
「準備万端!」
〇魔法陣
「ハピネスチェンジキー、スタンバイ!」
「ハピネスチェンジキー、スタンバイ!」
「ハピネスチェンジブック、オープン!」
「ハピネスチェンジブック、オープン!」
「ハピネスチェンジ、スタート!」
「ハピネスチェンジ、スタート!」
紅城憲夫「昂る情熱のパワー!ハピネスレッド!」
藍沢拓馬「沈着冷静なるパワー!ハピネスブルー!」
山吹絵里奈「ピカっとひらめくパワー!ハピネスイエロー!」
常盤隆一郎「穏やかで安らぐパワー!ハピネスグリーン!」
桜庭舞「心ときめく素敵なパワー!ハピネスピンク!」
「決して挫けない、5つのパワー!」
「ハピネスファイブ、登場!」
〇神社の本殿
ミス・デビル「よくも我々の邪魔をして!やっちまいな!」
「ヤー!」
紅城憲夫「負けてたまるか!」
紅城憲夫「喰らいな!」
ダークネス団の部下「ワー!」
藍沢拓馬「こっちだって!」
藍沢拓馬「行くぜ!」
ダークネス団の部下「ケーッケッケ!」
山吹絵里奈「行くわよ!」
山吹絵里奈「それっ!」
ダークネス団の部下「ワー!」
ダークネス団の部下「ケーッケッケ!」
常盤隆一郎「行くぞ!」
常盤隆一郎「それっ!」
ダークネス団の部下「ワーッ!」
桜庭舞「覚悟なさい!」
桜庭舞「それっ!」
ダークネス団の部下「ワーッ!」
ミス・デビル「なんて奴らだ!」
紅城憲夫「とどめを刺すぞ!」
藍沢拓馬「準備はいいな?」
「いつでも準備万端!」
〇幻想空間
「ハピネスチェンジブック、オープン!」
「ハピネスチェンジブック、オープン!」
紅城憲夫「レッドスター!」
藍沢拓馬「ブルースター!」
山吹絵里奈「イエロースター!」
常盤隆一郎「グリーンスター!」
桜庭舞「ピンクスター!」
メンバーは、一斉に叫んだ!
「ハピネスペンタゴンウェーブ!」
「ハピネスペンタゴンウェーブ!」
「ワーッ!」
ミス・デビル「次はそうはいかんぞ!」
ミス・デビルたちは、空の彼方へ飛んで行った。
〇神社の本殿
「ハピネスファイブ、」
「今回も大勝利!」
大歓声を受けたハピネスファイブは、その場を去った。
住職「ありがたやありがたや」
仏僧「悪しき怨霊を追い払ってくれた彼らに感謝ですね」
巫女「私、ハピネスファイブのファンになっちゃいそうです!」
神主「僕もですよ」
〇ラーメン屋のカウンター
紅城憲夫「ただいまー!」
憲夫の父「おかえり!」
憲夫の母親「お帰りなさい!」
〇玄関内
藍沢拓馬「ただいま!」
藍沢栞「お帰りなさい。急用は何だったの?」
藍沢拓馬「レンタルビデオの返却だよ」
なんとか誤魔化せた、拓馬だった。
〇古いアパートの部屋
山吹絵里奈「ただいま。やっと家に着いたわ。夕食作んなくっちゃ! 昨日届いた野菜もあるし!」
絵里奈は基本的に自炊しているのだ。
〇アパートのダイニング
常盤隆一郎「ただいま」
常盤マヤ「お帰りなさい。今日、父さんは夜勤よ」
常盤隆一郎「わかってる。帰ったこと、連絡しとくね」
〇郊外の道路
桜庭舞「あら、あなた!」
桜庭智久「舞、お疲れさま!帰り、一緒になったね」
桜庭舞「そうね。一緒に帰りましょう」
桜庭智久「そうだね!」
ハピネスファイブよ、今後も警戒を怠ってはならない!
次回へ続く!