ゴールデンウィーク明けの事件(脚本)
〇宇宙船の部屋
ダーク「情けなくて言葉にできないな、二人そろって黒星を飾るとは」
「すみません・・・・」
フィアー「でしたら私が行きましょうか」
ダーク「失敗するなよ」
〇教室
ゴールデンウィーク明けの教室。
同級生「紅城くんって、連休中は何してた?」
紅城憲夫「なーに、店の手伝いとかしてたさ」
神谷真一「実家はラーメン屋だもんね」
同級生「将来はお店、継ぐんでしょ?」
紅城憲夫「一応、考えてはいるけど・・・・」
神谷真一「来年は僕ら、受験生だよ」
同級生「そうね。そろそろ進路のこと、考えなきゃね」
〇倉庫の搬入口
藍沢拓馬「おはようございます!」
会社の上司「おはよう。日勤、頑張れよ」
藍沢拓馬「はい!今日は姉が非番ですから」
会社の上司「そうだな。お前さんは日勤も夜勤もいつも活躍してくれてるしな」
藍沢拓馬「そうですね。この調子で頑張ります!」
〇講義室
大学の教室にて。
大学の同級生「山吹さんは、ゴールデンウィークは何してたの?」
山吹絵里奈「久しぶりに実家に帰ったわ。弟も元気そうだった!」
大学の同級生「それはよかったね。僕は家族旅行したよ。宇都宮に行ったのさ」
山吹絵里奈「どうだった?」
大学の同級生「最高だったよ!」
山吹絵里奈「授業が始まるわ!」
大学の同級生「そうだね!」
大学教授「はい、おはようございます!」
「おはようございます!」
〇散らかった職員室
常盤隆一郎「いよいよ中間試験が今月の終わりにありますね」
女性教諭「私たちも天手古舞になりますね」
教諭「いよいよ授業を本格化させますか!」
ゴールデンウィーク後となると、何かと本格的になる。
〇事務所
桜庭舞「ゴールデンウィークはリフレッシュできたし、思いっきり仕事に励めるわね!」
男性医師「そうですね。こっちは久々にリフレッシュできました」
桜庭舞「あたしだって、家族と一緒に出掛けたりしたわ!」
女性医師「そうだったんですね」
桜庭舞「さて、思いっきり頑張らなくちゃ!」
〇病院の診察室
桜庭舞「はい、おなかもしもしするわよ」
子供「わかった!」
桜庭舞「はい、もうおしまいよ」
子供「ありがとう!」
母親「ありがとうございました」
桜庭舞「隼人くんは、最近学校で何かあった?」
子供「今度学校で運動会があるんだ!みんなで踊ったりするよ!」
母親「最近、それが楽しみなんですって」
桜庭舞「そうだったんですね」
母親「開校記念日だったんで、今日来れてよかったです」
〇空
フィアー「さて、どこから襲おうか」
フィアーは、辺りを見渡した。
フィアー「お、いいターゲットが!」
早速ターゲットを見つけたらしい。
〇大きい交差点
お昼の時間ともあって、賑わう交差点。
フィアー「じゃあ、始めるとしよう」
「アイアイサー!」
街はパニックに陥った!
TVレポーター「こちら、現場です!ダークネス団が襲来しました!」
〇研究所の中枢
シャンシャン「博士、大変です!」
福島博士「チェックするぞ!」
博士夫人「ダークネス団ね!」
福島博士「すぐに面々に知らせる!」
シャンシャン「お願いします!」
〇屋上の入口
紅城憲夫「飯も食ったし、そろそろ戻るか」
紅城憲夫「どうしたんだ!?」
〇倉庫の搬入口
藍沢拓馬「戻ってきたし、食事にするか!」
会社の上司「おお!帰ってきたか!」
藍沢拓馬「今から昼食にします!」
会社の上司「そうか。午後も頑張れ!」
藍沢拓馬「ありがとうございます!」
藍沢拓馬「何だ!?」
〇学食
山吹絵里奈「ご飯食べたし、散歩してこよっと」
山吹絵里奈「どうしたの!?」
〇散らかった職員室
常盤隆一郎「じゃ、午後の授業と写真部顧問としての準備もしないと」
常盤隆一郎「何だ?!」
〇病院の診察室
桜庭舞「データをまとめてからランチにしなくちゃ」
桜庭舞「どうしたの!?」
〇研究所の中枢
シャンシャン「ダークネス団が襲来しました。すぐに急行願います」
シャンシャンは、出現場所を表示した。
〇大きい交差点
フィアー「恐怖の世界にしてやる!」
「アイアイサー!」
〇研究所の中枢
シャンシャン「大至急お願いします!」
〇屋上の入口
紅城憲夫「わかった!すぐに向かう!」
紅城憲夫「ワープホール、オープン!」
紅城憲夫「ワープするぞ!」
〇倉庫の搬入口
藍沢拓馬「わかった!すぐ向かう!」
拓馬はトラックの背後に隠れ、こう叫んだ。
藍沢拓馬「ワープホール、オープン!」
藍沢拓馬「ワープ開始!」
〇学食
山吹絵里奈「わかったわ!」
絵里奈は急いでトイレへ向かった。
〇女子トイレ
山吹絵里奈「誰もいないわね」
山吹絵里奈「ワープホール、オープン!」
山吹絵里奈「ワープ開始!」
〇散らかった職員室
常盤隆一郎「わかった!すぐ行く!」
〇学校のトイレ
学校の男子トイレ。
常盤隆一郎「誰もいないな」
常盤隆一郎「ワープホール、オープン!」
常盤隆一郎「ワープ開始!」
〇病院の診察室
桜庭舞「わかったわ!すぐに行くわね!」
桜庭舞「ワープホール、オープン!」
桜庭舞「ワープ開始!」
〇大きい交差点
フィアー「この調子で一気に苦しめてやれ!!」
その時だった!
フィアー「何だ!?」
紅城憲夫「またお前らか!ちっとも懲りねぇな!」
藍沢拓馬「お前らも少しは身をわきまえろよ!」
山吹絵里奈「こっちだって好きでやってるわけじゃないのよ!」
常盤隆一郎「早く戻ったほうがいいんじゃないか?」
桜庭舞「あたしだって怒るときは怒るわよ!」
紅城憲夫「じゃ、今から変身するぞ!」
藍沢拓馬「準備はいいな?」
「オッケー!」
〇魔法陣
「ハピネスチェンジキー、スタンバイ!」
「ハピネスチェンジキー、スタンバイ!」
「ハピネスチェンジブック、オープン!」
「ハピネスチェンジブック、オープン!」
「ハピネスチェンジ、スタート!」
「ハピネスチェンジ、スタート!」
紅城憲夫「高ぶる情熱のパワー!ハピネスレッド!」
藍沢拓馬「冷静沈着なるパワー!ハピネスブルー!」
山吹絵里奈「ピカッとひらめくパワー!ハピネスイエロー!」
常盤隆一郎「穏やかで安らぐパワー!ハピネスグリーン!」
桜庭舞「心ときめく素敵なパワー!ハピネスピンク!」
「決してくじけない、5つのパワー!」
「ハピネスファイブ、登場!」
〇大きい交差点
TVレポーター「なんと!ハピネスファイブが現れました!」
フィアー「性懲りもなく俺らの邪魔しやがって!やっちまいな!」
「ヤー!」
紅城憲夫「喰らいな!」
紅城憲夫「それっ!」
「ワー!」
藍沢拓馬「こっちだって!」
藍沢拓馬「それっ!」
「ワー!」
ダークネス団の部下「ヤー!」
山吹絵里奈「こっちだって!」
山吹絵里奈「それっ!」
ダークネス団の部下「ワー!」
常盤隆一郎「一気に片を付けてやる!」
常盤隆一郎「行くぞ!」
ダークネス団の部下「ワー!」
桜庭舞「これならどう?」
桜庭舞「受けてみなさい!」
ダークネス団の部下「ワー!」
ハピネスピンクが出した花びらの攻撃は、フィアーにも直撃した!
フィアー「うわっ!」
フィアー「よくもやってくれたな・・・・・!!!」
紅城憲夫「それは俺らのセリフだ!」
藍沢拓馬「ああ!」
紅城憲夫「とどめを刺すぞ!」
藍沢拓馬「ああ!いつでもオッケーだ!」
「準備万端!」
〇幻想空間
「ハピネスチェンジブック、オープン!」
「ハピネスチェンジブック、オープン!」
紅城憲夫「レッドスター!」
藍沢拓馬「ブルースター!」
山吹絵里奈「イエロースター!」
常盤隆一郎「グリーンスター!」
桜庭舞「ピンクスター!」
彼らが描いた流星が、五角形を作り上げた!
「ハピネスペンタゴンウェーブ!」
「ハピネスペンタゴンウェーブ!」
「ワー!!」
フィアー「このままで済むと思うなよ!」
吹っ飛ばされたダークネス団だった。
〇大きい交差点
「ハピネスファイブ、」
「今回も大勝利!」
大拍手と大歓声を浴びたハピネスファイブは、その場を去った。
TVレポーター「いや〜、驚きましたね! 本当にスーパー戦隊がいたとは!」
〇広い更衣室(仕切り無し)
元の姿に戻った面々は、すぐに持ち場に戻った。
紅城憲夫「なんとか体育の時間に間に合いそうだぜ」
神谷真一「それにしても、昼間どこに行ってたんだよ?」
紅城憲夫「ちょっとな。とにかく着替えようぜ!」
神谷真一「そうだね!」
〇倉庫の搬入口
藍沢拓馬「戻るついでに食事も済ませたし、午後の仕事、始めるか!」
会社の上司「藍沢くん、午後も頑張ってくれよ!」
藍沢拓馬「はい!!」
〇講義室
山吹絵里奈「間に合ってよかったわ!」
大学の同級生「ブッキー、今日のレポートやってきた?」
山吹絵里奈「もちろんよ!」
やがて、午後の講義がスタートした。
〇教室
常盤隆一郎(間に合ってよかった!)
龍一郎もなんとか間に合ったようだ。
常盤隆一郎「それでは授業を始めますよ」
〇病院の診察室
桜庭舞「間に合ってよかったわ!」
舞もどうにか間に合ったようだ。
〇宇宙船の部屋
ダーク「どうしていつもいつも失望させる!」
フィアー「すみません・・・・」
ディスピア「僕が行こうか?」
ダーク「一応お前さんにも出番を与えてやる」
ダークネス団は手を替え品を替え襲来してくるぞ!
負けるな、ハピネスファイブ!