勇者にはほしい才能がある

東龍ほフク

21/何か意味深だけど大丈夫!全然軽い話だから!(脚本)

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東龍ほフク

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〇ツタの絡まった倉庫
  ※ハイタッチでマモたんぶっ飛ばした、
  年齢=友達いない歴のギン氏パニック

〇屋敷の書斎
オージュ・ウォゲ「お友達を治療してほしかったら、 土下座でもしてもらおうかな?」
ギン「‥‥‥‥‥‥‥」
ギン「え? ‥‥‥‥क॑っ、ハイ」
  ※ギンはナチュラルに土下座しようとした!
オージュ・ウォゲ「ちょ、ちょちょちょちょ???」
オージュ・ウォゲ「お立ちなさい!!!!」
ギン「‥‥‥‥え?」
オージュ・ウォゲ「ナチュラルに土下座されたって、 こっちはつまらないよ!」
オージュ・ウォゲ「もっと抵抗してよ!」
ギン「‥‥‥‥լਕぁ。特に‥‥‥苦 ح゙լਕ、な Ɩ ı 、၈ ح゙」
オージュ・ウォゲ「あれ? 君ってそんなんだったっけ?」
オージュ・ウォゲ「‥‥‥まぁとにかく、この子は普通に 治療してあげるから」
オージュ・ウォゲ「あぁ。君は適当にそこらの本でも 読んでいなさい」
オージュ・ウォゲ「君んとこの土地には出回ってない レアな本とかがあるぞぉ〜☆」
ギン「‥‥‥‥‥‥」
  ※オージュの部屋には、たくさんの本が
  本棚に詰められている
ギン「‥‥‥‥‥」
ギン((パッ ೬ 見 ၈ ⼣イトル、 ど ૠ ₺ 仝然よめなヰ‥‥‥))
ギン((あ೬ 、な ƕ だ け‥‥‥ こ ੭ੇ Ɩ ı ੭ੇ 時に云うコトバ‥‥))
ギン((‥‥‥『触手がのびない』だっιϯ‥‥‥?))
  ※『食指が動かない』
ギン((この才レが、こ ƕ ד֝ժ՝ ナ ̵̲ ༨ ㄜ ƕ ၈ 本みて触手が延びないな ƕ ᘔ ))
ギン「追わった‥‥‥オワ夕、才レ‥‥‥」
べそ丰゙ソ((ふぇえ‥‥‥))

〇貴族の部屋
  ※こう見えて、回復魔法である
マモ「‥‥‥‥」
マモ「‥‥‥‥!」
オージュ・ウォゲ「やぁ! 大丈夫かい?」
マモ「ひぅっ‥‥‥‥‥!!!!」
マモ「顔、怖っっ‥‥‥!!!! どなたっ‥‥‥!」
オージュ・ウォゲ「ホラー作家のオージュ・ウォゲです」
オージュ・ウォゲ「ギン君が「友達を殺してしまった」って 担ぎ込んできたから治療したんだけど」
マモ「あっ‥‥‥!」
マモ「そうだ、あいつとハイタッチして ぶっ飛ばされて‥‥‥」
マモ「あいつ、絶対気にして落ち込んでる‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「それよか君、よくずっこけたりする ドジっ子くんなの?」
オージュ・ウォゲ「それ以外にも体にアザが残っていたから、 回復しておいたけど」
マモ「‥‥‥‥‥」
マモ「あぁ‥‥‥まぁ、よく‥‥‥ぶつけるので‥‥‥」
マモ「治療、ありがとうございます‥‥‥」
急ぎマモ「すいません、もう行きます‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「そんな無理して動いちゃ駄目だよぉ〜」

〇黒
マモ((まさか、ハイタッチでぶっ飛ばされるとは))
マモ((さすがにもう、我慢できない強さだ))
マモ((ほんの少し、苦言を伝えよう))
マモ((‥‥‥ほんの少し))

〇屋敷の書斎
マモ「おい、ギン‥‥‥」
マモ「‥‥‥‥‥!」
  ‥‥‥‥‥‥‥
  周りにたくさんの蔵書があるというのに、
  それなのに、それには目もくれずに
  ただ座って床を見つめながら待機している
  奴の姿は。
マモ「‥‥‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「えっ? あのギン君が、何も読まずに ただ待機してる‥‥‥?!」
オージュ・ウォゲ「長旅で具合でも悪いのか‥‥‥?」
マモ((あぁ、やはりそう思うのか))
マモ「実は‥‥‥‥」
2人に気付くギん「あっ!!!!」
ギン「ᘮぅ‥‥‥!」
ギン「ジョブか、ヲまえぇ‥‥‥」
ギン「すまン‥‥‥」
マモ「ジョブジョブ大丈夫、だから泣くな」
マモ「あとお前、これからは自分以外の人間 『全て絹豆腐』だと思って接しろ‥‥‥」
ギン「きュぬ‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「ちょっと‥‥‥ギン君、本当に大丈夫かい?」
マモ「実は‥‥‥‥(2回目)」
オージュ・ウォゲ「その前に、とりあえず一旦落ち着かないかい?」
オージュ・ウォゲ「ギン君とも、ずいぶんバタついた 再会になってしまったからね」

〇城の客室
オージュ・ウォゲ「とりあえず、落ち着くために ハーブティーをどうぞ」
オージュ・ウォゲ「カモミール・リンデン・オレンジピール・ ローズペタルと‥‥‥その他だよ」
マモ「すみません。 その『その他』はなんですか‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「この私が、友人の息子と‥‥‥その息子の 友人くんに変なものを飲ますと お思いになるかい‥‥‥?」
マモ「『この私が』と言われましても、 私は初対面なもので『どの私』なのかと」
オージュ・ウォゲ「‥‥‥ほぅ、君も面白いねぇ」
ギン「オーじゅㄜン メン夕ノレ破戒、すきだけど カラダ破戒 լਕ ㇟ ᘔ こな、ダぃジョビ」
マモ「何それ怖い」
オージュ・ウォゲ「‥‥‥そういえば、キンの奴は息災か?」
ギン「‥‥‥親父‥‥‥」
ギン「まぁ コシ Ɩ ı ナ ̵̲め て ʓ ιϯど元気」
ギン「‥‥‥‥‥」
ギン「親父 ၈ㄝ Ɩ ı ح゙、今のオレ ばかにな ᘔ ਡ ‥‥‥」
ギン「ㄜ Ɩ ıあくだ ばかな親 ၈ ㄝ Ɩ ı デ」
オージュ・ウォゲ「‥‥‥‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「あいつは”ギン君の父親”である前に、 私の竹馬の友なんだ」
オージュ・ウォゲ「友を、そう馬鹿にしないで いただけるかな?」
ギン「す、スミマセン」
オージュ・ウォゲ「‥‥‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「‥‥‥ん?『キンのせいでバカになってる』?」
マモ「実は‥‥‥(3回目)」

〇城の客室
オージュ・ウォゲ「戦うほど強くなっているが、その代わりに 言語能力が削れていっている‥‥‥?」
マモ「はい」
マモ「どんどんと書物への関心が薄れていき、 言葉のイントネーションもおかしくなり‥‥‥」
マモ「つい先程、標準文字まで認識できなく なったようで‥‥‥」
ギン「‥‥‥‥‥」
マモ「アググ・リシュケ大賞のために書いていた 作品も、もう完成させられる事は ないでしょう」
オージュ・ウォゲ「‥‥‥‥‥‥」
ギン「そンな琴よ ιյ 、今は“元雪山”の 言舌 、 ᒐ よう、ゼ」
ギン「センセ、な խ で軍のよーせーの ᘔ が ਗ、 ムシ㇟て ʓ ん‥‥‥?」
オージュ・ウォゲ「‥‥‥”そんな事”より、ギン君も小説を 書いていたんだね」
オージュ・ウォゲ「今度、応募作とかその連載のやつ見せてよ」
オージュ・ウォゲ「‥‥‥‥‥‥」

〇明るいベランダ
オージュ・ウォゲ「‥‥‥‥‥」
オージュ・ウォゲ((守秘義務とか、あったっけ‥‥‥))
オージュ・ウォゲ((‥‥‥‥‥別にいいか))
オージュ・ウォゲ((面白そうだし))
オージュ・ウォゲ((これを知れば、ギン君は小説に 専念してくれるだろう))

〇城の客室
オージュ・ウォゲ「ねぇ。君たち、ちょっと話が‥‥‥」
マモ「‥‥‥‥すみません」
マモ「魔物大量虐殺して、こちらで変なクイズ 答えさせられて、ハイタッチ事件も あった挙句‥‥‥」
マモ「いくら古い知り合いと言えど 『大御所ホラー作家』であるあなたと 一緒でずっと緊張しっぱなしな事もあり‥‥」
マモ「あなたが外の空気を吸いに出た瞬間に 寝落ちしました」
オージュ・ウォゲ「え‥‥‥何か無理させてごめん‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「あぁ、じゃあ君だけでも聞く?」
マモ「‥‥‥はい?」
オージュ・ウォゲ「エルム・ナキュの引退の理由」
マモ「‥‥‥‥?」

〇黒

〇英国風の部屋
キン(父上)「‥‥‥‥‥」
キン(父上)「‥‥‥ごめんな、ギン」
キン(父上)「母さんと一緒の方が良かっただろうに‥‥‥」
キン(父上)「‥‥‥‥俺のせいで」
幼少ギン「それより、えほん よんでください」
幼少ギン「まずは、こどもと こみにゅけーしょん」
キン(父上)「うーん‥‥‥」
キン(父上)「‥‥‥本当にごめんな 父さん、文字を読むのちょっと苦手で」
幼少ギン「‥‥‥‥」
幼少ギン「わぁ。ほんとうに『たたかいすぎて  あたまわるい』んだ」
幼少ギン「かぁさんが いってました」
キン(父上)「‥‥‥‥うん」
幼少ギン「でも「そのおかげで いきてるひとや わらってくらせるひとが いるんだよ」 とも いってました」
幼少ギン「だから、『あたま』は しかたのない ぎせい だったのかもしれません」
幼少ギン「だから、いいですよ もじ よめないくらい」
幼少ギン「そのかわり、おれが もじ よんであげる」
幼少ギン「すてられたもん どうし、 きょうから なかよくしましょう」
幼少ギン「キンさん」
キン(父上)「‥‥‥‥‥」
キン(父上)「その”よそよそしい感じ”は何‥‥‥?」
幼少ギン「いえ。しょたいめんで「ちちおや」と いわれましても、こっちだって こころの じゅんびが いるんですよ」
幼少ギン「3日ほど まっていただければ、 しぜんと「とぉさん」と よぶとおもいます」
幼少ギン「あなたのことは さほど きらいでは ないので」
キン(父上)「‥‥‥‥‥‥」
キン(父上)「口調があの人に似てるな‥‥‥‥」
幼少ギン「でも、これから あなた色に そめられて くちょうは かわるかも しれませんよ」
幼少ギン「ふふ‥‥‥」
キン(父上)((なんか、えっちぃ雰囲気も似てるな‥‥‥))
  ※『小悪魔的』とか言いたかった

〇黒

〇白
???「お疲れ様ぁ〜」
エルム・ナキュ「ご飯食べなよ!(夢の中だけど!)」
丰゙ソ「あっ、アりが卜 ੭ੇ ご ㄜ゙ま ⳣ ‥‥‥‥‥」
咀嚼ぎん「‥‥‥‥‥」
ぎん「੭ੇ まぁ‥‥‥✨」
丰゙ん「‥‥‥家 でて以来の、兯っ ೬ 違和感 ד֝ժ՝ ༨ 食え ᵹ メシ  だ」
エルム・ナキュ「あれ? お友達の作るご飯は おいしくないの?」
ギン「食ぺ ૠ ʓ けど‥‥‥”それだけ” てゆぅか」
エルム・ナキュ「厳しい‥‥‥」
エルム・ナキュ「‥‥‥‥‥」
エルム・ナキュ「本当に、お疲れ様」
エルム・ナキュ「そんな風になってまで」
ギン「‥‥‥‥‥‥!」
  軽率に頭を撫でられる。
  どうにも、心地が良い。
  ──── 秒で涙が出た。
  まるで、オレの頭に涙のスイッチでも
  あったみたいだった。
  せっかく、先生が作ってくれた料理に
  涙が落ちそうになったので慌てて
  愚涙を手でぬぐう。
ぎん「‥‥‥‥‥‥」
ぎん「字、に ƕ ᒐ き できד֝ժ՝ ༨ な ナ ̵̲ナ ̵̲」
ギン「こ ૠ か ᣡ の 入生 ೬゙ᒐ ꒭ ぅ カナ」
エルム・ナキュ「‥‥‥‥‥‥‥」
エルム・ナキュ「‥‥‥って、焦る事が出来ているうちは まだ大丈夫じゃないかなぁ」
ギん「‥‥‥‥‥?」
エルム・ナキュ「ねぇ」
エルム・ナキュ「私が”駄目になるまでのつまらない話” でも聞く?」
エルム・ナキュ「食後のデザート代わりに」

次のエピソード:22/エルム・ナキュ①禁煙しましょう!

コメント

  • キンさんの子では…無い??😳
    オージュさんともエルムさんとも絡みがありそうだ…
    (エロい意味ではなく。エロい意味でも大歓迎)
    しかしオージュさんがまあかっこよくてドハマりしてますw穏やかな口調のサディスト、たまりません🤤💕

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