フリーダム放課後会話コメディ しゃべるちゃん

結城れもん

エピソード5(脚本)

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〇教室
キラ「・・・はぁ」
キラ「五月雨を  集めて林   もっと集めて森」
レナ「・・・」
キラ「なんだレナ、居たのか」
レナ「今のは────その、何?」
キラ「クソ俳句だ」
レナ「クソ俳句」
キラ「そう、クソ俳句。 死ぬほど面白くないことを面白い文章に見せる、日本古来より伝わる伝統的遊び(要出典)」
レナ「ルールがいまいち分かんない、どんな感じ?」
キラ「まず一句作る。 目に青葉  山ほととぎす   初鰹」
レナ「全然作ってないよね、既存だよね」
キラ「優れた創作とはどうしても既存作品に似てしまうものなのだ(根拠は?)」
キラ「これをちょっとおもしろく見える感じにする。 ケツに青葉  ケツホトトギス   ケツ鰹」
レナ「なるほど キラちゃんの中では『ケツ』は最上位に面白い言葉なんだね」
キラ「ンブフッ」
レナ「ツボなんだ・・・」
キラ「あんまりケツケツ言うな 品性を疑われるぞ」
レナ「こっちのセリフだよ!?」
キラ「私の品性は既に終わっている。 美少女のパンツを食べる人間なため」
キラ「ところで今日は雨が降っているな」
レナ「朝からずっとだね。 わたし電車に傘忘れちゃってさぁ、帰れるかなぁ」
キラ「濡れたパンツをお持ちではありませんか? 当店では高価買取いたしております」
レナ「嫌だよ売らないよ」
キラ「出せる、3万2千円までなら」
レナ「謎の倒置法」

〇海
  その頃、日本海沖──
アイリ「・・・・・・」
アイリ「遅刻しそうにったウチ、 『川下れば爆速じゃね?』作戦を実行し、雨に流されて現在」
アイリ「漂流、しています」
アイリ「誰かーーーーー!!  助けてーーーーーーー!!」
アイリ「もうあかんウチの人生ここで終わる」
アイリ「こんなときは一句詠んで心を落ち着かせよう」
アイリ「・・・・・・・・・」
アイリ「整いました」
アイリ「発情期──」

〇教室
レナ「蟹食えば  蟹が減るなり   法隆寺」
キラ「さすが筋がいい、クソ俳句をもうマスターするとは」
レナ「これこれでちょっと楽しいね・・・」
キラ「閑さや  庭に蝉いる   蝉ミンミン」
レナ「閑さなんかかけらもないじゃん」
キラ「ところでさ  アイリはどこに   いったのか」
レナ「わかんない  朝から姿も   見てないよ」
キラ「もしかして  失恋ばかり   続くから」
レナ「心が折れて  仮病で休み・・・・?」
キラ「クソ短歌までマスターするとは」
レナ「ノリでやっちゃった」
レナ「でもどうしよう あの鋼のようなメンタルを持つアイリちゃんが本当に再起不能になってたら」
キラ「まあ大丈夫だろう アレはアレで頑丈だから」
レナ「そう、かな」

〇海
アイリ「もう何も怖くねぇ!」
アイリ「小舟に積んであったヘンなキノコを食べたら元気になった」
アイリ「ウチは最強になったんだ! うぉぉおおおおお!!」
アイリ「泳いで帰るわ! じゃあな海鳥ども!! ガハハ!」
アイリ「うおおおおおおお」
「うおおおおおおおおっ」

〇教室
  ──3年後
アイリ「・・・・・・」
アイリ(その後のことは何も覚えていない)
アイリ(ひとつ確かなのは、私は生きていて、みんなは──”消えてしまった”ということだけ)
アイリ「漂流してた私だけが助かったなんて」
アイリ(とんでもない運命のめぐり合わせだ きっと、この事件は私が解決しなければならない)
アイリ「高校生集団失踪事件」
アイリ「ウチが絶対に見つけるからね、レナ、キラ・・・・・・・・・!」
  ・・・つづく!!

次のエピソード:エピソード6

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