ダークネス団の新たなる刺客(脚本)
〇研究所の中枢
福島博士「シャンシャン、分解整備が終わったぞ」
シャンシャン「もう済んだんですか?」
福島博士「摩耗してたパーツも取り替えたし、リチウム電池も強化した」
博士夫人「ちょうどお昼ね。そろそろ食事にしたいわ」
福島博士「わかった。シャンシャンの分解整備と改良も終わったし、ちょうどいいね」
〇宇宙船の部屋
ブラックスケルトン「そんな訳で行ってまいります」
ダーク「とちったら承知しないぞ」
セクシーデーモン「ウチにも出番を」
ダーク「ま、近々な」
〇おしゃれな教室
夕方。
天文部顧問「それでは今日はここまでとします」
天文部部長「忘れ物をしないように。それでは、また次回!」
紅城憲夫「ありがとうございました!」
天文部員「先輩、お先に失礼します」
紅城憲夫「じゃあな!」
天文部部長「私も帰るわ」
紅城憲夫「先輩!また明日!」
〇倉庫の搬入口
藍沢栞「じゃあ、私これから夜勤だから、お疲れさま!」
藍沢拓馬「ああ!姉さんも夜勤、頑張ってくれよ! 俺は家に帰るから!」
藍沢栞「気を付けてね」
運送会社の上司「お疲れさん!明後日は拓馬君は朝一番で来るんだろう?」
藍沢拓馬「そうです!朝一でここに来るんですよ」
運送会社の上司「頑張りな」
藍沢拓馬「失礼します!」
〇おしゃれな大学
絵里奈の通う大学。
山吹絵里奈「今日はこの後バイトもあるから、急がなくっちゃ!」
彼女はアパートの近所でアルバイトもしているのだ。
〇散らかった職員室
男子学生「というワケなんです、常盤先生」
常盤隆一郎「なるほど。あとは先生に任せなさい!」
男子学生「助かりました。心がすっきりしました」
常盤隆一郎「君はもう15歳なんだから、先輩からの悪い誘いには乗らないようにね」
男子学生「はい!」
常盤隆一郎は、生徒からの相談に乗ることもあるほど信頼されているのだ。
常盤隆一郎「さてと、その生徒の先輩の連絡先を警察に伝えなくっちゃ」
常盤隆一郎「お父さん?」
〇警察署の廊下
常盤雅貴「なんだ、隆一郎?」
〇散らかった職員室
常盤隆一郎「実は、僕の受け持ってるクラスの生徒が、先輩から特殊詐欺の誘いを受けたと相談があったんだよ」
〇警察署の廊下
常盤雅貴「わかった。そいつの連絡先を教えてくれ」
データを記録する。
常盤雅貴「よし分かった。ここは任せなさい! 隆一郎も仕事が終わったらすぐ家路につくんだぞ」
〇散らかった職員室
常盤隆一郎「わかった!一区切りつけたら家に向かうね!お父さんも気を付けてね!」
女性教諭「常盤先生、先ほどの電話は?」
常盤隆一郎「父への電話です。生徒から犯罪に誘われたという相談を受けて電話したんです。父が警察官なので、何とかなるはずです」
女性教諭「生徒が犯罪に加担しないよう、我々も目を光らせないといけませんね」
常盤隆一郎「そうですね。犯罪の低年齢化は僕らも看過できませんから」
〇事務所
桜庭舞「今日の業務もこれで終わりね」
男性医師「桜庭先生、お疲れさまでした」
桜庭舞「お疲れさま。あなたも早く家に帰るのよ」
男性医師「そうします、先輩」
〇更衣室
更衣室にて。
桜庭舞「さて、急いで家に向かわなくっちゃ」
看護師「先輩、お疲れさまでした。私はこれから夜勤なので頑張ります」
桜庭舞「頑張ってね」
看護師「はい!」
桜庭舞「そうそう、もうすぐ保護者会だから、スケジュール調整を頼まなくっちゃ」
舞は母親としての役割も果たしつつ、医師としての役割も果たしている。
〇幼稚園
夕方の幼稚園。
保育士「はーいまた明日ねー」
幼稚園児「先生、さようなら!」
母親「また明日もよろしくお願いします」
保育士「それじゃあまた明日ね!」
園児「先生、さようなら」
保護者「じゃあまた明日!」
保護者「さぁ、一緒に帰るわよ」
〇空
ブラックスケルトン「さて、どこを襲いましょうか」
狙う場所を見極めるブラックスケルトン。
ブラックスケルトン「あそこにしましょうか」
場所を定めたようだ!
〇幼稚園
保育士「じゃあまた明日ね」
園児「さようなら!」
保護者「また明日!」
その時だった!
ブラックスケルトン「この夕方を恐怖の時間にしましょう」
園児「怖いよ~」
保護者「逃げるぞ!」
保育士「早く安全な場所へ!」
ブラックスケルトン「出番ですよ!」
「アイアイサー!」
〇研究所の中枢
シャンシャン「博士、大変です!!」
博士夫人「やはりね!あなた、メンバーに伝えて!私は食事作るから!」
福島博士「了解!」
福島博士「本当だ!」
シャンシャン「場所は保育園のエリアです」
福島博士「メンバーに伝えるか!」
〇学校の昇降口
紅城憲夫「じゃあ、うちに帰ろう」
紅城憲夫「どうしたんだ!?」
〇更衣室
藍沢拓馬「じゃあ、そろそろ家に向かおう」
藍沢拓馬「どうしたんだ!?」
〇店の入口
大学の近くのケーキ屋。ここは、絵里奈のアルバイト先だ。
山吹絵里奈「バイトに何とか間に合ったわ。裏口から入って、着替えなくっちゃ!」
山吹絵里奈「まったくもう!これからバイトだっていうのに!」
〇学校の校舎
男子学生「常盤先生、さようなら!」
常盤隆一郎「また明日!」
常盤隆一郎「もう、勘弁してよ~。これから帰って明日の小テストとかの準備しなきゃいけないのに・・・」
〇病院の入口
桜庭舞「さあ、急がなくっちゃ!」
桜庭舞「どうしたの!?」
〇研究所の中枢
福島博士「ダークネス団が出たぞ!場所はこの近くの幼稚園だ!」
〇学校の昇降口
紅城憲夫「わかった!すぐに向かう!」
憲夫はダッシュで駆け出した。
〇体育館の裏
紅城憲夫「誰もいないな!早速ワープだ!」
紅城憲夫「行くぞ!!」
〇更衣室
藍沢拓馬「わかった!すぐに向かう!」
藍沢拓馬「ワープ開始だ!」
藍沢拓馬「出発!」
〇店の入口
山吹絵里奈「わかった!すぐに向かうわ!」
山吹絵里奈(ここだと危険だわ。裏通りに隠れないと!)
〇ビルの裏通り
山吹絵里奈「誰も見てなくてよかった。ワープできるわね」
絵里奈はハピネスキーを取り出し、魔法陣を作った。
山吹絵里奈「ワープ開始!」
〇学校の校舎
常盤隆一郎「わかった!すぐにそっちに向かうよ!」
常盤隆一郎「ここだとばれるから、裏通りを探そう」
〇裏通りの階段
隆一郎は、中学校の近くにある階段を駆け上がっていく。
常盤隆一郎「ここならいいだろう」
常盤隆一郎「ワープ開始!」
〇病院の入口
桜庭舞「わかったわ。すぐにそっちに向かうわ!」
〇大きい施設の階段
舞は一度病院内に戻り、階段へとやってきた。幸い、誰もいなかった。
桜庭舞「ここならワープできるわね」
桜庭舞「ワープ開始!」
〇幼稚園
「怖いよー!」
ブラックスケルトン「愉快ですこと!」
「ケーッケッケッケ!」
警察官「我々でも歯が立ちませんな・・・」
警察官「そうですね・・・」
「そうは問屋が卸さない!」
「あれは!?」
ブラックスケルトン「その声は!?」
紅城憲夫「またお前たちか!いつもいつも俺らの邪魔ばかりして!」
藍沢拓馬「こっちの身にもなってみろよ!」
山吹絵里奈「私だって邪魔されれば怒るわよ!」
常盤隆一郎「それが分かったならしっぽ巻いて帰った方がいいんじゃないか?」
桜庭舞「そうよ!」
紅城憲夫「みんな、準備はいいな?」
藍沢拓馬「変身するぞ!」
「オッケー!」
〇魔法陣
5人はすかさず、ハピネスチェンジブックとハピネスチェンジキーを取り出し、変身することにした!
紅城憲夫「ハピネスチェンジキー、スタンバイ!」
紅城憲夫「ハピネスチェンジブック、オープン!」
紅城憲夫「ハピネスチェンジ、スタート!」
ハピネスチェンジブックの中に指で円で囲んだ星を描くと、オーラがメンバーを包み込む。
紅城憲夫「高ぶる情熱のパワー!ハピネスレッド!」
藍沢拓馬「ハピネスチェンジキー、スタンバイ!」
藍沢拓馬「ハピネスチェンジブック、オープン!」
藍沢拓馬「ハピネスチェンジ、スタート!」
藍沢拓馬「沈着冷静なるパワー!ハピネスブルー!」
山吹絵里奈「ハピネスチェンジキー、スタンバイ!」
山吹絵里奈「ハピネスチェンジブック、オープン!」
山吹絵里奈「ハピネスチェンジ、スタート!」
山吹絵里奈「ピカッとひらめくパワー!ハピネスイエロー!」
常盤隆一郎「ハピネスチェンジキー、スタンバイ!」
常盤隆一郎「ハピネスチェンジブック、オープン!」
常盤隆一郎「ハピネスチェンジ、スタート!」
常盤隆一郎「穏やかで安らぐパワー!ハピネスグリーン!」
桜庭舞「ハピネスチェンジキー、スタンバイ!」
桜庭舞「ハピネスチェンジブック、オープン!」
桜庭舞「ハピネスチェンジ、スタート!」
桜庭舞「心ときめく素敵なパワー!ハピネスピンク!」
「決してくじけない、5つのパワー!」
「ハピネスファイブ、参上!」
〇幼稚園
警察官「本当にいたんですね、スーパーヒーローって!」
警察官「そうですね!」
刑事「我々も負けてられんぞ!」
ブラックスケルトン「いつも我々の邪魔ばかりして!やってしまいなさい!」
「アイアイサー!」
紅城憲夫「準備はいいか??」
藍沢拓馬「始めるぞ!」
「オッケー!」
「負けないで、ハピネスファイブ!」
紅城憲夫「覚悟しな、ダークネス団!! ハピネススマートウォッチ、タップするぞ!」
「ああ!」
「わかったわ!」
ハピネススマートウォッチをタップするハピネスファイブ。
紅城憲夫「行くぞ!」
ダークネス団の部下「わー!!!」
藍沢拓馬「応援してくれるからこそ俺らは強くなれるからな! 覚悟しろよ!」
藍沢拓馬「行くぜ!」
ブラックスケルトン「バカな!」
山吹絵里奈「こっちも行くわよ!」
山吹絵里奈「えいっ!」
ブラックスケルトン「ひょえ~!!」
常盤隆一郎「覚悟しなよ!」
常盤隆一郎「行くぞ!」
ダークネス団の部下「わー!」
桜庭舞「こっちだって!」
桜庭舞「覚悟はいい?」
ダークネス団の部下「わーっ!」
保育士「すごいすごい!」
紅城憲夫「それじゃあ、いつものあれ、行くか!」
藍沢拓馬「そうだな!」
「そう来なくっちゃ!」
〇幻想空間
「ハピネスブック、オープン!」
「ハピネスブック、オープン!」
一斉にハピネスチェンジブックを開くメンバー。
紅城憲夫「レッドスター!」
藍沢拓馬「ブルースター!」
山吹絵里奈「イエロースター!」
常盤隆一郎「グリーンスター!」
桜庭舞「ピンクスター!」
5人がハピネスチェンジブックに描いた流星が発動し、五角形が形成された。
そして5人は一斉にこう叫んだ。
「ハピネスペンタゴンウェーブ!」
「ハピネスペンタゴンウェーブ!」
「ワーッ!」
ブラックスケルトン「次はそうはいきませんよー!」
〇幼稚園
「ハピネスファイブ、」
「今回も大勝利!」
大歓声を浴びたハピネスファイブは、その場を去った。
幼稚園児「ハピネスファイブ、すごかったね!」
園児「そうだね」
保育士「きっとまた来てくれるはずさ」
〇ラーメン屋のカウンター
さて、元の姿に戻り、解散した面々。
紅城憲夫「ただいまー!」
憲夫の父「おかえり!」
憲夫の母親「お帰りなさい!」
〇更衣室
藍沢拓馬「それじゃあ、家に向かうか!」
〇更衣室
山吹絵里奈「何とか間に合ったわ」
絵里奈も、バイト先のロッカールームに入り、急いで着替えることにした。
山吹絵里奈「準備完了!」
〇ケーキ屋
ここは、絵里奈の働くケーキ屋。
山吹絵里奈「いらっしゃいませー!」
女性「すみませーん!ご予約のケーキをください!引換券、見せますね!」
引換券を見せる女性。
ケーキ屋の店員「わかりました!」
山吹絵里奈「お待たせしました! ご予約の商品になります!」
女性「ありがとうございました!」
絵里奈は手際よく仕事を進めていく。
〇アパートのダイニング
常盤隆一郎「ただいま!」
常盤マヤ「お帰りなさい」
常盤隆一郎「ご飯食べたら、小テストの準備をするよ」
常盤マヤ「隆一郎、定期試験の準備もしないとね」
常盤隆一郎「わかった。できるだけ早いうちに中間試験とかに向けて準備するさ」
常盤雅貴「ただいま」
「おかえりなさい!」
〇綺麗な一戸建て
桜庭智久「舞、今日も一緒に帰れてよかったね」
桜庭舞「そうね」
桜庭智久「そういえば、今度保護者会だって」
桜庭舞「あたし、その日非番にしてもらったから、行けるわよ」
桜庭智久「よかったね」
〇宇宙船の部屋
ダーク「お前、とちりやがって!」
ブラックスケルトン「すみません・・・」
イーヴィル「じゃあ、次はこっちが行きましょう」
ダークネス団の猛威はいつ来るかわからない。
ハピネスファイブよ、油断するな!