心アドベンチャー

夏目心 KOKORONATSUME

4 初めてのストーリークエスト(脚本)

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〇西洋の街並み
  翌日、俺達は目標レベルに達したのでいよいよストーリークエストに挑戦する事と成った。
久我誠一「いよいよストーリークエストに挑戦か。彩花、準備はどうだ?」
小泉彩花「魔法薬も回復アイテムもバッチリだよ!誠一は?」
久我誠一「忘れ物は無いよ。じゃあ始めるか!」
  街中に入った俺達はストーリークエストの項目を選び、ストーリークエストを開始するのだった。
小泉彩花「ストーリークエスト、どんな感じなんだろうね」
久我誠一「これから分かるさ・・・ん?」
モブ騎士「大変だ!!」
小泉彩花「うわ・・・!!誠一、これって・・・」
久我誠一「間違い無い、イベントだ」
モブ騎士「街の外にスライムが大量発生して、自警団が応戦してるんだ!余りにも数が多過ぎて何時までも保たない!戦闘経験が有る人が」
モブ騎士「居るなら誰でも良い、助けてくれないか!?」
小泉彩花「誠一、こんなの迷う事無いよね!」
久我誠一「だな・・・あの、俺達戦闘経験一応有ります!場所を案内して下さい!」
モブ騎士「おぉ!有難い!こっちだ、直ぐに来てくれ!」

〇原っぱ
モブ騎士「くそ・・・もう此処まで来てたのか・・・」
小泉彩花「こりゃ凄いね・・・どうする誠一?」
久我誠一「やれる事はやろう・・・クリア条件はこいつ等を全滅させる事。街に一匹でも入られたらアウトだ」
小泉彩花「OK・・・こんな奴等に絶対負けないわ!」
モブ騎士「私は向こう側のスライムを止めます。お二人はこの辺りをお願いします!」
小泉彩花「はい!任せて下さい!」
モブ騎士「それでは、頼みましたよ!!」
小泉彩花「それじゃ、あたし達も行こうか誠一!」
久我誠一「あぁ、レベルも上がってやれる様に成ったから、大丈夫!」
デカグモ「・・・・・・」
小泉彩花「うげっ!デカグモ!?さっきの人デカグモが居るなんて言って無かったけど・・・」
小泉彩花「この際全滅させてやるわ!!」
久我誠一「今の所大した事は無いけど、何か隠し玉がありそうだか・・・」
小泉彩花「さぁ次!!」
小泉彩花「・・・!?あいつは・・・!?」
ロックザウルス「グルルルルル・・・」
久我誠一「彩花!そいつは!?」
小泉彩花「うん、多分中ボスか何か!」
久我誠一「突進してる!左右どっちかに逃げて!」
小泉彩花「分かった!!」
ロックザウルス「グルルルルル・・・」
小泉彩花「さて、こいつどうやってやっつけようか・・・」
久我誠一「そうだな・・・何かこう、あいつを転ばせたり出来たら良いんだけど・・・」
小泉彩花「転ばせる・・・それよ!!」
久我誠一「ん?」
小泉彩花「あたし、レベル上がって氷魔法使える様に成ったからやれるかも!」
久我誠一「そうなのか?なら、足元を凍らせたりは?」
小泉彩花「まだやった事無いけど、やれるかも!」
久我誠一「分かった。それが一番効率的だな・・・俺が奴を引き付ける!その間に足元を凍らせて!」
小泉彩花「任せて!!」
ロックザウルス「・・・・・・!!」
久我誠一「攻撃したのは俺だ、さぁ着いて来い!!」
ロックザウルス「ぐぉぉぉぉぉぉ!!」
小泉彩花「氷魔法の使い方は・・・こんな感じか・・・良し!」
小泉彩花「おぉ!こんな感じかぁ!後はこれを・・・」
ロックザウルス「グルルルルル!!」
久我誠一「見た目の割には銃は効く方なんだな・・・さぁ、こっちだ!」
ロックザウルス「ぐぉぉぉぉぉ!!」
小泉彩花「誠一!足元を凍らせたよ!こっちにあいつを!!」
久我誠一「分かった!今行く!」
久我誠一「さぁ、こっちだ!!」
ロックザウルス「ぐぉぉぉぉぉ!!」
久我誠一「よっと!」
ロックザウルス「・・・・・・!!?」
久我誠一「良し!転んだ!」
小泉彩花「誠一!大丈夫!?」
久我誠一「何とかね!良し、今の内に止めだ!」
ロックザウルス「・・・・・・!!!」
小泉彩花「やった!すばしっこいけど何とかやれたね!」
久我誠一「あぁ、一人だけだったらどうなってたか・・・」
モブ騎士「お二人共有難う御座います!こちらもスライム共の駆逐が終わりました!」
小泉彩花「そうですか!街の被害は!?」
モブ騎士「お二人の加勢のお陰で、一匹たりとも入ってません!」
久我誠一「良かった、クエストは無事クリアか・・・」
モブ騎士「お二人には是非お礼をさせて頂きたい!街に有る騎士団のキャンプ地が有ります。そこで今回のお礼をさせて下さい!」
小泉彩花「お礼か・・・どうする誠一?」
久我誠一「迷う必要は無いさ。あの、案内願います」
モブ騎士「畏まりました!どうぞこちらへ!」
草壁荘司「成る程・・・あれが勇者の実力か・・・」

〇西洋の街並み
  外でスライム達を片付けた俺達は、騎士団の人にお礼をして貰う事に成り、キャンプ地へと赴いた。報酬金を貰ったり、
  ショップで買える品揃えが増えて、今後の楽しみが増すばかりだ。
小泉彩花「ゲームの世界とは言え、人助けすると清々しい気分に成るのは何処も一緒だね」
久我誠一「あぁ、何だか不思議な感じだよ・・・何時でもこう言う事が出来れば良いんだけど・・・」
小泉彩花「あ!セナちゃん!」
セナ「ストーリークエストのクリアおめでとう御座います!イベントムービーが追加されましたので、閲覧なさいますか?」
久我誠一「あ!是非見たいです!」
セナ「畏まりました!それでは、ムービーを再生致します!」

〇魔王城の部屋
草壁荘司「只今戻りました、ハデス様」
ハデス「戻ったか荘司よ・・・勇者の腕はどれ程の物だった?」
草壁荘司「はい・・・奴等には伸び代しか感じませんでした。このまま野放しにすれば、我らの目的の妨げに成るのは間違い無いでしょう」
草壁荘司「ハデス様から授かったロックザウルスも、その時持ち合わせてた武器と知恵で退けております」
ハデス「成る程な・・・」
ハーキン「荘司、勇者の力はそこまで驚異的なのか?」
草壁荘司「間違い無い。倒すなら今しか無いと・・・」
ハーキン「そうか!ならばハデス様!此処は私めが!」
ハデス「まぁ待てハーキン。あの街は荘司に任せていただろう。お前には既に役目を与えた筈だが?」
ハーキン「し、しかし!」
草壁荘司「焦るなハーキン。そこまで不安なら、私が二人分の働きをしようでは無いか」
ハーキン「荘司・・・分かった。ならば私も役目を果たそう。頼んだぞ・・・」
草壁荘司「あぁ、任せてくれ・・・ハデス様、宜しいですか?」
ハデス「あぁ・・・期待してるぞ、荘司よ・・・」
草壁荘司「はは!!」
ハーキン「ハデス様・・・本当に宜しいのですか?場合に寄っては、我等四天王、全員で勇者を仕留めれば・・・」
ハデス「言いたい事は分かる。だが、我等の目的を忘れてしまえば意味は無い。愚か者共に見せ付けてやるのだ。奴等の愚行をな」
ハーキン「畏まりました!では、私も戻ります!」
小泉彩花「ハデスと暗黒四天王・・・何時見ても迫力有るなぁ・・・」
久我誠一「この感じだと、次の相手はあの荘司って奴か・・・」
セナ「イベントムービーは此処までと成ります!セーブして、ゲームを続けますか?それとも終了致しますか?」
小泉彩花「私は今日は満足だけど、どうする誠一?」
久我誠一「そうだな・・・良し、今日はもう充分だ、切り上げよう・・・セナ、セーブした後、ゲームを終了するよ・・・」
セナ「畏まりました!それでは、またのプレイをお待ちしております!」

次のエピソード:5 草壁荘司

コメント

  • 魔法の判批攻撃が生きる勝負でしたね
    おまけに小細工もできるので魔法使いは便利なものですね!
    銃はやっぱり数で攻められると隙をさらす場合がありそうですね・・・威力は高く、安全に攻撃できるが攻撃範囲が狭いと
    遠距離のプロフェッショナルのパーティーになりつつある・・・
    次回はボス戦ですかね
    どうなるか楽しみです

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