3 フレンド登録(脚本)
〇教室
久我誠一「(昨日はまだチュートリアルしかやって無いとは言え、本当楽しかったな。確り課題終わらせて、またやろう。)」
小泉彩花「お早う誠一!昨日は良く寝れた?」
久我誠一「お早う彩花・・・昨日新しいゲームやっててさ・・・楽し過ぎて直ぐには寝れなかった」
小泉彩花「新しいゲーム?心アドベンチャーの事?」
久我誠一「あぁ!」
小泉彩花「マジ!?あたしも昨日買ってやったんだ!て言うか、誠一昨日誕生日じゃん!」
久我誠一「あぁ、また年喰ったよ」
小泉彩花「おめでとう!誠一は何処まで進んだ?あたしはチュートリアルで魔法の杖選んでやって、イベント見て切り上げたけど」
久我誠一「俺も同じ位の所。選んだのは銃だけどね」
小泉彩花「拳銃か、どっちも浪漫有るよね!ねぇ、折角だからフレンド登録しない?あのゲーム、パーティ登録とか出来る見たいだよ」
久我誠一「あぁ、そう言えば説明書に書いて有ったな。それじゃあ、今日終わったらどっちの家行く?」
小泉彩花「勿論誠一!」
久我誠一「分かった・・・」
渡辺一樹「お早うお二人さん、朝から何の話してるの?」
小泉彩花「あ、お早う渡辺君」
久我誠一「何って・・・心アドベンチャーの話だよ」
渡辺一樹「心アドベンチャー!有れ本当ゲットした甲斐有るよ!僕は事前に体験版やってたからある程度分かるし、昨日の内に」
渡辺一樹「レベル10まで到達したよ!」
久我誠一「マジか・・・ベータテスターって奴か?」
渡辺一樹「そ!だから他の初心者と違って僕は一歩二歩と先に進んでる!僕が一番乗りでハデスを倒してやるんだ!」
渡辺一樹「因みに君達は?」
小泉彩花「あたし達は完全初見よ。仮に困っても攻略本見れば良いし」
渡辺一樹「成る程・・・まぁ何処の誰が居ようと僕が一番乗りなのは変わらないし、一番最初に暗黒四天王を倒すのは僕だって決まってるし、」
渡辺一樹「僕には敵わないだろうけど精々頑張りなよ」
久我誠一「全く、ちょっと噛っただけでプロ気取りかよ・・・」
小泉彩花「別に気にする事無いんじゃない?あたしとしてはネタバレされた方がムカつくし」
久我誠一「それもそうだな。課題終わらせて、一緒にハデスを倒すか!」
小泉彩花「おう!!」
〇一人部屋
小泉彩花「今日おじさんとおばさんは?」
久我誠一「あぁ、二人共今日は遅いって」
小泉彩花「そっか・・・」
小泉彩花「あぁ、早くゲームしたいのに宿題しないとだなんて・・・」
久我誠一「まぁそう言うなよ・・・ゲームなんて何時でも出来るし、宿題はやって損はしないよ」
小泉彩花「誠一のその前向きさ、あたしに分けて欲しいよ・・・」
幼馴染の彩花と共に帰宅した俺は彩花と共に宿題を始める。やってる最中、彩花の愚痴が聞こえたが、俺は彩花を
フォローしながら進めるのだった。
小泉彩花「あぁ、やっと終わった・・・何であたし等って勉強してるのかな・・・」
久我誠一「そりゃ、将来に困らない様にする為でしょ?」
小泉彩花「何かさ、年を取るのが憎たらしく見えたよ・・・この前まだ幼稚園に行ってたのに・・・」
久我誠一「本当、時間が立つのって早いよな・・・今度のテスト乗り切ったら、俺から何か奢るよ」
小泉彩花「マジ!?なら行き付けのカフェのパフェが食べたい!」
久我誠一「それまで、一緒に乗り切ろうな」
小泉彩花「は〜い・・・」
久我誠一「そう落ち込むなよ。さ、宿題も終わらせたし、ゲームしようか!」
小泉彩花「うん!やる!」
久我誠一「フレンド登録初めてなんだが、彩花はやり方分かる?」
小泉彩花「取り合えずログインしたらヘルプ見れば良いと思うよ」
久我誠一「それもそうか、じゃあやるか!」
〇原っぱ
ゲームにログインした俺達は、メニュー画面を開いてセナの説明を聞きながらフレンド登録を済ませた。
小泉彩花「これで良し・・・と!」
久我誠一「何だかこう言うのワクワクするな・・・彩花は魔法選んだって言ってたけど、どんなのが使えるの?」
小泉彩花「そうだね・・・基本攻撃のビームと初歩的な火属性の魔法だね」
久我誠一「成る程・・・ちょっと興味が有るから、実際にやって見て欲しいな・・・」
小泉彩花「OK!」
小泉彩花「取り合えず危なく無い所で・・・」
久我誠一「おぉ!こんな感じなんだ!」
小泉彩花「今はまだ種類とか少ないけどね。魔法には魔力切れが有るから、魔法薬とかで補充しないといけない見たい」
久我誠一「そこの所は銃と同じか。レベル上げ、確りやろうな!」
小泉彩花「うん!所で・・・私達これから何処行けば良いの?」
久我誠一「あ、肝心な事忘れてた!少し待って・・・」
久我誠一「ふむふむ成る程・・・向こうの方に街が有るって。今はそこが目的地見たいだ・・・」
小泉彩花「OK!補給出来る所が欲しかったし、そこ行って見よう!」
久我誠一「だな・・・」
〇西洋の街並み
久我誠一「話には聞いていたけど、本当に中世っぽい雰囲気の街なんだな・・・」
小泉彩花「本当それ・・・でもこの感じ、全然嫌いじゃ無いよ」
セナ「プレイヤー様方へ。初めて街に入りました。此処で私から、街で出来る事を説明させて頂きます!街では住民、つまりMPCと会話や」
セナ「ショップにて買い物が出来ます。ショップでやれる事は装備の買い物や強化。所持品の売却。宿屋で各ステータスの回復も」
セナ「可能ですが、ゲーム内での通貨が必要と成ります。本ゲームのストーリークエストは街エリアにて何時でも受付可能です」
セナ「必要なレベル、敵の戦力、その他あらゆる情報が記載されてますので、準備を確りと整え、ボスキャラに挑みましょう!」
セナ「私からの説明をもう一度聞きますか?」
久我誠一「いや、大体分かったよね?」
小泉彩花「そうだね・・・もう大丈夫です」
セナ「受け付けました!それでは、街の探索を、心行くまでお楽しみ下さい!」
小泉彩花「これからどうしようか・・・」
久我誠一「先ずは宿屋に行って見よう。ステータスは万全にしたいし。その後で、ストーリークエストの内容を確認しようか」
小泉彩花「賛成!道中の雑魚キャラにちょっかい掛けられまくったからね・・・」
初めてゲーム世界の街を訪問した俺達は、先ずは宿屋を探して体制を立て直す事にした。宿屋を見つけて利用した後、
ストーリークエストの内容を確認し、お勧めレベルが10と言われ、先ずは戦力の増強に力を注ぐ事と成った。
〇原っぱ
宿屋でステータスを全回復し、ショップで買い物を済ませた俺達は再び街の外へと出掛けた。
青スライム「・・・・・・!!」
久我誠一「良し!」
青スライム「・・・・・・!!」
小泉彩花「やった!!」
小泉彩花「あ、レベル上がった!」
久我誠一「おぉ!やったじゃん!」
小泉彩花「えへへ!でもまだストーリークエストやるには足りないね・・・」
久我誠一「だな。次はどんな奴が良いかな・・・」
デカグモ「・・・・・・」
久我誠一「お!あいつなんか良さそう!」
小泉彩花「うげっ!虫タイプなんて聞いて無いよ!!」
久我誠一「何言ってるんだ・・・火属性の魔法使えるんだろ?」
小泉彩花「そ、そうだった・・・暫くこんなの相手にしないとだなんて・・・」
小泉彩花「ま、どうにでも成れだ!!」
デカグモ「・・・・・・」
小泉彩花「どんなもんだい!もっと強い魔法覚えて、虫なんか全滅させてやる!!」
久我誠一「うん・・・程々にな・・・」
その後、俺達はスライムや蜘蛛と言ったモンスターをひたすら狩り続け、やっとの事でレベルが10を超えた。
丁度キリも良かったので俺達はゲームを切り上げる事にした。
早速パーティーを組む相方を手にしましたね
魔法使いと遠距離のプロ
が揃ったようですが、
銃弾管理と魔力管理にと
攻撃持続が安定しない
メンバーの状態のようですが、刀が武器の仲間も現れるのか?
順調にレベルアップしていますがどんな展開になるか楽しみですね