心アドベンチャー

夏目心 KOKORONATSUME

2 未知の世界へ(脚本)

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〇電脳空間
久我誠一「此処は・・・」
セナ「ようこそ!心アドベンチャーへ!私はナビゲーターAIのセナです!プレイヤー様、早速貴方様の情報を入力して下さい」
久我誠一「おぉ!冒険物ならお馴染みの流れだな!」
  ナビゲーターに言われるがまま、俺はゲーム世界での自分の情報を入力した。
セナ「プレイヤー名、誠一。性別、男性。入力に間違いは有りませんね?一度決めた後でも変更は可能です」
久我誠一「あぁ、大丈夫・・・」
セナ「畏まりました!プレイヤー、誠一様のID登録が完了しました!本作は各エリアに配置されたボスを倒す事でストーリーが」
セナ「進む使用と成っております!ボスはどれも一筋縄ではいかない強敵ばかり!プレイヤー様の知恵と力で、ストーリーの最後を」
セナ「その目にお刻み下さい!!尚、ゲーム内で困った事、分からない事が有ったら、メニューを開いてヘルプ画面にて、私がサポート」
セナ「させて頂きます!それではプレイヤー様、いざ、冒険の世界へ!」

〇原っぱ
久我誠一「・・・・・・」
久我誠一「・・・と、此処は・・・」
  ID登録を終わらせた俺が飛ばされた場所は、何処かの平原の様な場所だった。
久我誠一「凄いな、本当にこれがゲームの世界だなんて・・・!!」
青スライム「・・・・・・」
久我誠一「え!?行き成り雑魚モンスター!?」
セナ「改めまして、ステージ1へようこそ!早速チュートリアルを開始致します!」
久我誠一「成る程、そう言うイベントか!」
セナ「プレイヤーは、近接戦、遠距離戦、魔法の何れかで戦う事が出来ます。攻撃パターンはその武器に寄って異なりますので、」
セナ「プレイヤー様に合ったバトルスタイルを探求してみて下さい!尚、本チュートリアルではサービスとして、それぞれの」
セナ「バトルスタイルに合った武器を一つずつ用意しましたので、何れか一つ、お好みの武器をお選び下さい!尚、選ばれなかった武器は」
セナ「ゲームを進めれば手に入れられますので、お好みでどうぞ!」
久我誠一「成る程・・・これは確かに迷うな・・・・・・良し決めた!」
セナ「武器選択が終了した事を確認しました。それでは銃の説明を致します。銃は遠くの敵を撃って攻撃する武器です」
セナ「撃ち続ければリロードが必要に成ります。リロードに必要な弾はフィールドのドロップアイテムを拾うかショップで買う事で」
セナ「手に入れる事が出来ます。上手く立ち回って攻撃を当てて下さい!」
久我誠一「良し、始めてだけど、やって見るか!」
青スライム「・・・・・・」
久我誠一「や、やった・・・!!」
セナ「おめでとう御座います!チュートリアルのクリアを確認しました!」
セナ「今回はチュートリアルなので敵キャラは攻撃しませんでしたが、此処から本格的に攻撃をして来ます。敵を倒せば経験値が得られ、」
セナ「レベルを上げる事が出来、ドロップ品の収集も出来ます。強大なボスを討伐して、さらなる高みを目指しましょう!」
久我誠一「此処からが本番か!絶対にラスボスを倒して見せるぞ!!」
セナ「チュートリアルをクリアした事により、イベントムービーの閲覧が出来る様に成りました。ご覧に成りますか?」
久我誠一「イベント?面白そうだな・・・お願いするよ!」
セナ「畏まりました!それでは、イベントムービーを再生致します!」

〇魔王城の部屋
草壁荘司「ご報告申し上げますハデス様、この世界に、新たな勇者が誕生したと・・・」
ハデス「そうか・・・神が予言した日は今日だったか・・・新たな勇者が我らの道に立ちはだかる。だが、我々は足を止める事を許されない」
ハーキン「何!?あの噂は本当だったのか!?」
赤木隼人「別に珍しい事では無いですよ。計画を遂行する上でトラブルは付き物です」
レナ・グレイシア「だから何だと言うの?邪魔をするなら消せば良い。簡単な話よ」
草壁荘司「如何なさいましょうか?災いの火種は早めに処理する事が一番かと・・・」
ハデス「まぁそう行き急ぐな・・・先ずは小兵共に偵察へ行かせろ・・・その勇者がどれ程の物か、見極めてから決めるのも悪く無い」
ハデス「荘司よ、偵察にはスライムだけでは力不足だ。あれを連れて行くが良い」
草壁荘司「畏まりました。それでは、準備が出来次第出発致します」
ハーキン「宜しいのですかハデス様?もしその勇者が我々以上の強者だったら・・・」
ハデス「焦るなハーキン。敵を知る事が勝利への一歩だ。記録さえ有れば、幾らでも策は練られる」
ハーキン「はは!!」
ハデス「お前達も、何時でも行動出来る様、準備をして置け・・・」
赤木隼人「仰せのままに・・・」
レナ・グレイシア「新しい勇者君、どんな子か楽しみね」
久我誠一「こ、これは・・・!?」
セナ「イベントムービーは此処までと成ります。データをセーブして、先へ進みますか?ゲームを終了しますか?」
久我誠一「あ、そうだな・・・セーブして終わらせるよ・・・」
セナ「畏まりました!またのプレイをお待ちしています!」

〇一人部屋
久我誠一「おぉ!戻って来れた・・・さっきの、悪役のイベントだったよな・・・」
  チュートリアルをクリアした後、直後に悪役と思える集団の会話イベントを見せられた。向こう側のシーンを見せてくれるとは、
  運営も粋な事をしてくれる。
久我誠一「確か、ゲームの説明書に有った魔王ハデスと、暗黒四天王だったよな・・・」
久我誠一「レベルを上げて先へ進んだら、何時か戦えるんだよな・・・!!何だか寝れる気がしない!!」
  未知の世界と強敵の存在に頭が興奮してしまい、その後は中々寝付く事が出来なかったが、幸い翌日は何時もの時間に起きれた。

次のエピソード:3 フレンド登録

コメント

  • ラスバスも強者の対応ですね!
    無策に突っ込まず、調べてからあらゆる対応を考える
    主人公は武器を銃にしましたか
    遠距離で高威力だが、
    リロードが必要であり、弾丸がないとただの鉄くずになってしまうため
    弾薬管理をしっかりとしないといけないため、他の武器に比べお金がかかる感じですね
    刀は近接攻撃だが、使い勝手が良く、使用に他のアイテムに左右されない
    杖は魔法と打撃ですかね
    MP管理は必要で命中安定かな?

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