1 17歳の誕生日(脚本)
〇渋谷駅前
ニュースキャスター「今日の特集です。本日発売された夏目ゲームスの最新作、心アドベンチャーは発売初日から、各店舗で大量の行列が朝から」
ニュースキャスター「出来上がっております。心アドベンチャーの内容は、中世時代の世界を舞台に、各ステージに用意されたボスを倒し、」
ニュースキャスター「最終ステージで魔王を倒すと言った、お馴染みのバトルアドベンチャーと成っております!プレイヤーの武器は剣や槍と言った」
ニュースキャスター「近接武器。銃や弓等の遠距離武器。汎ゆる魔法が使える魔法使いと、様々な要素が取り入れられ、ファンの方々は今日は今日はと、」
ニュースキャスター「発売を心待ちにしておりました!そして今日!遂に念願のゲーム発売日!早速買いに来たお客様に、お話を聞きに行きましょう!」
〇おしゃれなリビングダイニング
『ゲームの中の世界が物凄く綺麗で、一目見ただけで心を奪われました!』
『剣や銃や魔法、どれでも好きなのが使えるのはマジで嬉しいです!』
久我誠一「凄いな・・・今からやるのが楽しみだ・・・」
俺の名前は久我誠一。今日から17歳に成る高校生だ。ついこの間発表されたゲーム、心アドベンチャーに魅了され、
17歳の誕生日に親からプレゼントとして買って貰う事に成っていた。何時も勉強を頑張っている俺へのご褒美としてだ。
久我母「誠一、只今」
久我誠一「お帰り母さん、早かったね」
久我母「用事が思ったより早く終わってね。本当凄いわよね、最近のゲームは・・・」
久我誠一「やっぱり母さんの耳にも届いてたか。でも良かったの?俺あのゲームは自分で買うつもりだったのに・・・」
久我母「何言ってるのよ!折角の誕生日なんだから私達に何かさせなさいよ!お父さんからもお許し出たじゃない!」
久我誠一「そうだけど、本当に良かったの?」
久我母「良いのよ!偶には親に甘えなさい。でも、やり過ぎは無しよ」
久我誠一「はは!分かってるよ!」
その日の夜、父さんが帰って来て、家族三人で俺の誕生日は祝われ、俺は念願の心アドベンチャーを手に入れたのだった。
〇一人部屋
久我父「誠一、余りやり過ぎない様にな」
久我誠一「父さん、分かってる・・・」
久我父「そうか、改めて、誕生日おめでとう。三年生に成ったら大変だな」
久我誠一「うん・・・今の内に楽しんどく・・・」
久我父「そうか・・・父さんはそろそろ行くよ・・・」
久我誠一「分かった、お休み・・・」
久我誠一「さて、いよいよだな・・・」
心アドベンチャーはVRMMOで有り、ゲームの世界の体験をよりリアルに体験する事が出来る。
今日のニュースで行列が出来たのも、この使用の存在が大きかったのが挙げられる。
久我誠一「ログインしたらどんな武器を使おうかな・・・迷うけど、取り合えずやって見よう!」
期待とワクワクを胸に、俺はゲームの世界に飛び込んだ!
今回はゲームですか!
どんな展開が待っているのか楽しみですね!