後編(脚本)
〇取調室
司馬「なんで逃げた?」
米良「・・・」
米良「怖かったんだよ・・・」
司馬「ユキヲの口から恋人へのDVの真相がばれる事がか?」
米良「・・・」
司馬「盾にしたのか?愛田セイコを」
米良「・・・は?」
蛭田「手前の女を盾にして逃げたんだろ!」
米良「ち、違うよ」
米良「てか、俺の女じゃねえし。別に・・・」
司馬「はあ?」
米良「・・・」
〇手
セイコ「・・・」
『そういうプレイなんだよ』
『あそこまでやらせてくれる所、なかなかねえからな』
『隙間産業狙ってたのか知らねえけどよ。あの女、田舎で秘密の店開いて俺らみたいなマニア相手にしてたんだ』
『NGなしっってヤツ』
『ビンタしようが引きずり回そうが嫌がるどころかむしろ・・・』
『首絞めまでオッケーって、とんだイカレ女だったぜ』
セイコ「・・・」
〇取調室
蛭田「イカレてんのはお前も一緒だろ!」
米良「な、何だよ。人の趣味まで説教してんじゃねえよ・・・」
司馬「何があった?」
司馬「お前は何から逃げていたんだ?」
米良「ば、化け物・・・」
『司馬さん!現場から新たなDNAが検出されました!』
『仏の体内から出た米良のものとは、別のDNAが床にこびりついており・・・』
〇白
ユキヲ「僕、刑事さんのこと信じてるんで」
ユキヲ「刑事さんなら分かってくれると思うんで、全部話します」
ユキヲ「どうして僕があの女の人を殺したか」
マヤ「あの女の人・・・」
ユキヲ「女でしょ」
ユキヲ「汚い変態女だ」
ユキヲ「殴られて笑ってる」
ユキヲ「首絞められて気持ちよがってる」
ユキヲ「変態じゃん」
〇アパートの中庭
『でもね』
『僕はあの人の願いを叶えてあげたんだ』
米良「おい、エロガキが入り込んでるぜ」
セイコ「・・・」
米良「いいじゃん、見せてやろうよ」
米良「見せてやれよ。お前のツラ・・・」
セイコ「・・・!」
セイコ「はあ、はあ、はあ・・・」
ユキヲ「・・・はあ、はあ、はあ」
米良「おいおいマジかよ」
米良「見境なくサカりやがってクソガキが・・・」
セイコ「・・・」
セイコ「・・・」
ころして
ユキヲ「・・・え?」
セイコ「ころして・・・ころして・・・」
米良「いいぜ、殺してやるよ。ひひひひ・・・」
セイコ「ころして・・・ころして・・・ころして」
米良「ひひひひ・・・変態女がよ」
セイコ「ころして・・・ころして・・・」
ユキヲ「・・・」
ユキヲ「お前じゃない・・・」
ユキヲ「僕だ・・・」
ユキヲ「僕がコロすううううううううううう!」
〇取調室
マヤ「・・・」
ユキヲ「・・・」
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