不燃神~フネンガミ~

山本律磨

祭礼(3)(脚本)

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山本律磨

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〇古びた神社
雅「MEGUちゃん。踊ってる」
樹「きれい」
環「・・・」
龍田「・・・」
西川「ははっ。ザマーミロだ」
龍田「ああ?」
東山「な、なんでもないっす!」

〇空
剣持「・・・」
御厨「・・・」

〇古びた神社
猫上一也「あの踊り・・・」
犬塚伝七「ああ。決まりだ」
ハンザキ「・・・」
ハンザキ「・・・」
勝「・・・」
勝「か・・・」
「カッケーーーーーーーーーーーーーー!」
環「こ、こらっ!儀式なんだから!」
御厨「いいんじゃない?お祭りなんだから」
剣持「普通に神楽とか出来たのね」
MEGU「まあ、ざっとこんなもんじゃ」
MEGU「さあみなもの。崇め奉れ」
MEGU「そしてひれ伏せ」
龍田「何を言うとる!ただの付け焼刃じゃろ!」
雅「でもちゃんと踊れたんですケド~」
樹「踊れたら神様って認めるって言ったはずなんですケド~」
龍田「あんなもん動画とかで見たもんをちょっと真似すりゃ出来るぜよ」
龍田「踊るならもっと難しいヤツやってみろ」
龍田「パラパラじゃ!パラパラ踊らんかい!」
樹「なに?パラパラって?」
MEGU「久しぶりに聞いたぞ」
龍田「認めんぞ!あんな本物か偽物かも分からん踊り・・・」
犬塚伝七「本物ですよ」
龍田「刑事さん!」
犬塚伝七「本物の・・・ニセモノ教団の踊りだ」
龍田「え?」
MEGU「・・・」
龍田「なるほど・・・ひひひっ!」
ハンザキ「ニセモノ教団?」
ハンザキ「どういう事だ?」
犬塚伝七「天照姫御子さんですね?」
犬塚伝七「とりあえず任意同行、お願いできますか?」
ハンザキ「お前は・・・一体?」
  つづく

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