ゲーム小説の書き方講座

坂井とーが

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〇男の子の一人部屋
蕾太「このノベルアプリ、最高におもしろい!」
蕾太「オレもこんな小説が書きたいぜ!」
蕾太「・・・決めた! オレは小説家になる!」
蕾太「さっそく執筆開始だ!」
蕾太「うーん・・・」
  1時間後──
蕾太「ダメだ・・・。全っ然、うまく書けないぞ・・・」
蕾太「・・・今日はもうやめておこう」

〇男の子の一人部屋
  その夜──
  ぐぅぐぅ・・・・・・

〇大学の広場
蕾太「ハッ――!」
蕾太「ここは・・・どこだ・・・?」
  夢の中だよな?
  少し歩きまわってみるか
  あ! 看板がある!
  ノベル大学
  オレの通っている大学じゃないな。
  だいたい、さっきまで夜だったのに──
  いや、夢の中だから深く考えるのはやめよう。
「おい、君!」
蕾太「うわっ!」
???「ここで何をしている!?」
蕾太「す、すみません・・・。 オレ、今寝てるんですけど、なんか変な夢見てるみたいで」
  なんつー言い訳だ・・・。
???「・・・名前は何という?」
蕾太「夢野蕾太(ゆめの らいた)です」
???「夢野・・・蕾太・・・」
???「なるほど、そういうことか」
  どういうことだ?
小雪「私は王見小雪(おうみ こゆき)。 この大学でノベル学を研究している」
小雪「君はどうやら、ノベル大学に入学してしまったようだな」
蕾太「入学・・・・・・って、ええ!?」
蕾太「オレ、願書を出した覚えもないけど!? なんで勝手に!?」
小雪「残念ながら、我がノベル大学は、小説家になりたい人間を勝手に入学させてしまうのだよ」
蕾太「そんなの、困るって! 家に帰らせてよ!」
  ・・・いや、この場合は「夢から覚めさせて」かな?
小雪「帰れないぞ」
蕾太「・・・・・・え?」
小雪「正式に卒業しない限り、ノベル大学からは出られない」
蕾太「そんな・・・!」
蕾太「じゃあ、どうやったら卒業できるの!?」
小雪「ノベル大学の卒業条件はただひとつ」
小雪「卒業制作を完成させることだ」
蕾太「卒業制作!?」
小雪「そうだ。 当大学が最高傑作と認める、素晴らしいノベルを作ってもらう」
蕾太「げっ! 無理だろ! さっき、1時間悩んでもうまく書けなかったのに・・・」
小雪「ならば、まずは私の授業を受けて単位を取得することだな」
小雪「付いてきたまえ。 さっそく授業を始めようではないか」
蕾太「マジかよ・・・」
  こうして、オレの奇妙な大学生活が幕を開けた──

次のエピソード:1限目 下書きには表計算ソフトが便利

コメント

  • 入学させて頂きます!(^^)
    このような作品を作って頂きありがたいです。

  • 入学します😄

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