フリーダム放課後会話コメディ しゃべるちゃん

結城れもん

エピソード4(脚本)

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〇放送室
アイリ「えー、はじまりました「しゃべるちゃんラジオ」」
アイリ「パーソナリティはわたくしアイリです、どうぞ下校時刻までお付き合いくださいというわけでね」
アイリ「本日はゲストにお越しいただいております」
レナ「あっ、どもです」
アイリ「2年2組のレナさんです」

〇教室
アイリ「『いやーついにラジオデビューということで。感動しておりますけども』」
キラ「・・・二人は何をやってるんだ?」
キラ「放送室ジャックなんて、今日び中学生でもしないだろうに」
レナ「『やっぱり緊張しますねぇ』」
キラ「絶対に怒られる」
キラ「止めたほうがいいだろうか」
アイリ「『今回はですね「こんな学校の〇〇は嫌だ」なんてテーマでですね、話していきたいわけですよ』」
レナ「『なるほどなるほど?』」
キラ「ああ、これラジオごっこに見せかけて学校への不満暴露しちゃうやつだ」
キラ「でも真面目なレナが悪ノリしてるのは新鮮だし・・・」
キラ「よし、私は何も聞かなかったことにして先に帰ろう」

〇放送室
アイリ「学生なんてね、学校への不満ばっかですからね」
レナ「(笑)」
アイリ「今回何通かお便り貰ってます ウチらへの質問とかと一緒に、『こんな学校は嫌だ』を送ってもらってます」
レナ「7通も来てる、非公認なのに」
アイリ「早速読み上げていきます」
アイリ「ペンネーム『どちゃくそホムラマル』さんからいただきました」
アイリ「ありがとうございます」
レナ「ございまーす」
アイリ「『わたしの考える「こんな学校の校則は嫌だ」』」
アイリ「『週休二日制』」
アイリ「え、えっと?」
レナ「労働体制には「週休二日制」と「完全週休二日制」があるんだよ」
アイリ「なんか違うん?」
レナ「「週休二日制」は週に2回休みがある計算で年間休日を算出するの」
アイリ「・・・・・・」
レナ「「完全週休二日制」の場合は、祝日休みになる」
アイリ「え、じゃあ週休二日制だと祝日も学校来なきゃいけないじゃん!!」
レナ「そういうこと」
アイリ「それはヤダわ、ウチもヤダ」
アイリ「どちゃくそホムラマルさんのおかけでウチかしこくなれたわ、さんきゅ」
アイリ「あっ、質問も来てます」
アイリ「『アイリさん、レナさん、こんばんわ』」
「こんばんわ・・・?」
アイリ「『わたしは今、学校内で放たれている毒電波に悩まされています』」
レナ「おおっと」
アイリ「『頭にアルミホイルを巻くだけでは防げている実感がありませんし、マイクロチップの影響か思考が安定せず、テストの点数も──』」
レナ「アイリちゃん次行こう」
アイリ「なんで、おもろいじゃん」
レナ「次」
アイリ「アッハイ」
アイリ「次のお便りにうつります」

〇教室
キラ「・・・」
キラ「気になって戻ってきてしまったが」
キラ「とても面白いことになりそうな気がする」
キラ「トラブルの香りがする」
キラ「いいぞアイリ、レナ、もっとギリギリを攻めていけ」

〇放送室
アイリ「続いてのお便りはこちら ペンネーム「おんたま卵太郎」さんから」
レナ「温泉卵、いいですよね」
アイリ「『アイリさんこんばんわ、毎回楽しくラジオ聞かせてもらってます』」
レナ「あっ、放送室ジャック何回かやってるんだ」
アイリ「『わたしは今、好きな人がいます』・・・・・・?」
アイリ「おいおいおい・・・・・・! アツい、アツいぜ「おんたま乱太郎」さん!!」
レナ「温泉卵だけに」
アイリ「『相手は先輩ですが、既に彼女がいてとても声はかけられません』」
レナ「あー・・・」
アイリ「『しかも二人の仲は大変良く、周囲に見せつけるかのように毎日イチャついたりします。とても耐えられません』」
アイリ「『こんな学校は嫌だ。』」
レナ「大喜利として上手すぎるけど笑えないよ!?」
アイリ「大丈夫、おんたま卵太郎さん」

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