【60話】小さな夢の国(脚本)
〇レトロ喫茶
オーガニック「ちあー バイトに来たぜ」
インスペクター「今日は連れも一緒かね?」
オーガニック「一人だけど・・・」
インスペクター「隠れている15歳ほどのうら若き女 出てくるのじゃ」
リル「バレるとは思わなかったな」
オーガニック「着いてきたのかよ・・・」
インスペクター「鼻が利くのは狼族だけでない」
インスペクター「女子の匂いを嗅ぎたいと切に願う者の嗅覚 見くびるでないぞ」
オーガニック「見くびるし、見下してるからな・・・」
インスペクター「お前は早く着替えてこい」
「しょうがねーな」
リル「ここは貴方の店か?」
インスペクター「そうじゃ」
リル「ここは如何わしい店なのか?」
インスペクター「普通の店じゃよ」
インスペクター「如何わしい者は入店させん──」
オーガニック「そういうとこは真面目だよな」
インスペクター「女子に囲まれるのは ワシ一人で十分じゃ!!」
オーガニック「前言撤回だ」
インスペクター「小さな夢の国じゃよ」
リル「夢の国か──」
インスペクター「そうワシだけのウハウハドリームじゃ」
オーガニック「どうにかして目が覚めねぇかな!!」