1章-17.幽霊屋敷(脚本)
〇おしゃれな教室
橘 優人「タカ兄を殴ったこと! 恩を仇で返したこと! 僕、絶対許せないよ!」
橘 貴也「そ、そうだな・・・!!」
本来殴られたのも恩を仇で返されたのもタカ兄だが、ユウトの予想以上の怒り具合に冷静になるタカ兄だった。
橘 優人「・・・」
橘 優人「僕・・・復讐しようと思ってるんだ!!!!!!」
橘 貴也「ふ、復讐!?!?!?」
橘 貴也「ど、どんな復讐するのかい??」
橘 優人「あ!! べ、別に殴るとか・・・ゾンビの仲間に・・・とかそんなんじゃないよ?」
橘 優人「大丈夫!! この学校を幽霊屋敷的な感じにして脅かすだけだから!!!」
橘 貴也「幽霊屋敷!?」
〇ボロい倉庫の中
モブ(ヤンキー1)(俺は、【ダークナイト】という、 中学生、高校生、OB達が集まった 不良のたまり場となっているグループに所属している!!)
モブ(ヤンキー1)(こんな世界になる前から、よく仲間を引連れて悪さをしていた)
モブ(ヤンキー1)(そんなある日・・・ 某映画のようにゾンビたちが徘徊するようになり、俺たちの溜まり場に避難民が来た!!)
避難民1「お願いします!! 私たちをここに置いてください!!!!」
モブ(ヤンキー1)(来たのは太った40代ぐらいのおっさんと小学3年くらいのチビだった)
モブ(ヤンキー1)(俺は乗り気ではなかったけど、ボスが避難民と取引をして、小学校に飲食物が大量にあるという情報と引き換えに避難民を受け入れた)
〇学校の校舎
モブ(ヤンキー1)(そのあと・・・ 避難民の太った方を小学校まで車で連れていき、飲食類をとりに取りに行かせたが、結局ゾンビになっていた)
〇ボロい倉庫の中
モブ(ヤンキー1)(ボスは役に立たねぇ。と言って機嫌悪そうだったが急に俺に取りにいけと言い放った)
モブ(ヤンキー1)(最初は断固拒否したが、飲食類を確保できねぇと今後は俺もこの場所にいられなくなる可能性をとかれちまえば渋々行くことにした)
〇学校の校舎
〇まっすぐの廊下
モブ(ヤンキー1)(なんとか小学校にたどり着いたが、)
モブ(ヤンキー1)(小学校の中はゾンビが多く、 ”多目的室”を探そうにも、 何度も何度もゾンビに襲われそうになった)
モブ(ヤンキー1)(そして、また襲われそうになったとき!!!!)
モブ男(???)「うわぁぁぁぁ!!!」
モブ(ヤンキー1)(後輩の1人を囮にして逃げていた)
モブ(ヤンキー1)(だが、ゾンビたちは囮にした後輩よりも俺たちを追いかけてくる)
モブ(ヤンキー1)(追いかける速度は早くないが・・・ 人数が多かった!!)
モブ(ヤンキー1)(こいつも囮にしようか・・・ そう悩んでた時・・・)
???「おい!ここだ!!」
モブ(ヤンキー1)(声のした方を見ると・・・)
モブ(ヤンキー1)(イケメンがいた)
モブ(ヤンキー1)(そんな俺たちは、小学校に先に避難していたイケメン君に危機を助けられた)
〇おしゃれな教室
モブ(ヤンキー1)「はぁ・・・はぁ・・・」
モブ(ヤンキー2)「はぁ・・・はぁ・・・」
モブ(ヤンキー1)「はぁ。はぁ。 あ・・・・・・ありがとう。助かった!」
モブ(ヤンキー2)「はぁはぁ。 助かったっす!」
橘 貴也「もう1人のやつは残念だったな・・・・・・」
モブ(ヤンキー1)「いや。いいんだ。本当にありがとう」
モブ(ヤンキー1)(俺たちが囮にしたところ・・・ 見てなかったんだろうな!!)
モブ(ヤンキー1)(・・・だが本当にイケメンだな・・・。 俺一目惚れしたかも・・・いやいや!! 何馬鹿なこと考えてるんだ!!)
モブ(ヤンキー1)(もしかしてこの教室・・・!!!!!! まさか・・・!!!!!!)
モブ(ヤンキー1)「そういえば! ここって食料や飲み物ってもって無いの!?!?」
モブ(ヤンキー1)(その瞬間、イケメン君の顔色が変わった!! きっと俺達のこと警戒したんだろうな・・・)
モブ(ヤンキー1)(その警戒は正しいな)
モブ(ヤンキー2)「先輩! このダンボール箱にたくさんお菓子や飲物ありまっせ!」
モブ(ヤンキー1)「おぉ!なんという幸運!」
モブ(ヤンキー1)(そう言うともう1人の後輩がイケメン君を殴った)
モブ(ヤンキー1)(そして、教室の端には1人寝ている人が居たが、全く微動だにしなかった)
モブ(ヤンキー1)(噛まれた連中は、ゾンビになる前に体調不良で微動だにせず、死んだように寝込むのだ!!)
モブ(ヤンキー1)(こいつは関わらない方が良さそうだ)
モブ(ヤンキー1)(二人で持てるだけの飲食類を持ってこの場から立ち去った)
〇ボロい倉庫の中
モブ(ヤンキー1)(だが、アジトに戻ってボスの第一声は)
ボス「全ての飲食類持ってこい!!!!」
モブ(ヤンキー1)(断固拒否していたが、結局さっきのメンバーで小学校への再潜入することがきまった)
〇学校の校舎
〇まっすぐの廊下
モブ(ヤンキー2)「・・・学校の中暗すぎねぇっすか!?」
モブ(ヤンキー1)「そうだよな・・・。 さっきから歩いてるけど・・・」
モブ(ヤンキー1)「2階に上がる階段もみつからないし・・・」
モブ(ヤンキー1)「あんなにたくさんいたゾンビが・・・ 一体もいない・・・」
モブ(ヤンキー1)「な、なんだ!?!?!?」
モブ(ヤンキー2)「な、なんかヤバいんじゃないっすか・・・!?!?!?」
モブ(ヤンキー1)「イヤイヤ・・・さすがに・・・」
モブ(ヤンキー2)「だ、誰かいるのか???」
モブ(ヤンキー1)「足音が近づいているな・・・!!!!!!」
モブ(ヤンキー2)「誰だ・・・!?!?!?」
モブ(ヤンキー1)「が・・・骸骨・・・だと!?」
モブ(ヤンキー2)「せ、先輩!! これヤバいですって!!」
モブ(ヤンキー1)「・・・」
物音のした窓の方向をみると・・・
モブ(ヤンキー1)「・・・帰るか・・・」
モブ(ヤンキー2)「い、急いで帰りましょ!!!!」
2人は走りだろうとした時、2人の肩を何かが叩いた。
恐る恐る後ろを向くと・・・
ヤンキーたち「ウギャーーーー!!!」
〇学校の校舎
モブ(ヤンキー1)「はっ!!!!!!!!!!!!」
モブ(ヤンキー2)「はっ!!!!!!!!!!!!」
モブ(ヤンキー1)「ここは・・・校舎の前 ・・・あれ? 俺たち・・・」
モブ(ヤンキー1)「い、いくぞ!!!!!!」
モブ(ヤンキー2)「あっ!!! 先輩! 待ってくださいよ!!!」